Dappnodeを用いたObolのDV(Cluster)の立ち上げ方法
ObolのDV立ち上げをDappnodeを用いて行う方法
この記事を検索またはSNSから流入して開いたということは、皆さんはObolのDVに関心があることかと思います。
この記事ではGUIからValidator nodeのインストール/マネージなどの一連の操作が可能な、専用OS及び専用OSインストール済の端末であるDappnode(https://dappnode.com/) でのObolのClusterの立ち上げ操作について説明します。
ObolはDVT(Distributed Validator Technology)のミドルウェアプロトコルで、Ethereum上のステーキングの32ETHという最低ステーキング額を、より低く設定できるようにする技術を提供しています。
このObolのDV(この一つ一つをClusterと呼びます)の立ち上げ方法をHoleskyテストネットを活用してご紹介します。同じ作業で理論上はEthereum Mainnet版でのCluster立ち上げが可能になりますが、必ず最初にテストネットで一連の流れをテストしてから、メインネットに移るように進めてもらうと確実です。
筆者の自宅にあるDappnodeです。
前提:
- Obol testnetを活用して、DVを立ち上げる
- 4人(または5人)一組でClusterを立ち上げる、その1人分(Operator)のセットアップを行いたい
- 代表者が https://us.launchpad.obol.org/ で4人(または5人)のウォレットアドレスを全て知っている
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Dappnodeを購入します( https://dappnode.com/collections/frontpage )。余っている端末が家にあるという場合にはOSとしてDappnodeをインストール可能です。https://docs.dappnode.io/docs/user/install/overview/ - インストールする場合:Dappnode OSはホームバリデーター(自宅からValidator nodeを運用する人)を簡単に増やすことを目的にしています。VPS上での起動も可能かと思いますが分散化に寄与するというプロジェクトの趣旨を鑑みると物理端末にOSとしてインストールすることをおすすめします。またDual Bootなどの環境において実行する場合予期せぬエラーに見舞われる可能性があり、一応完全にメインOSとして焼いてしまうことをおすすめします。またDappnodeには添付写真のようにGnosis版などいくつかのコラボモデルがありますが基本的に筐体内は(SSDなどHWとしての性能の際とそれぞれのコミュニティのトークン付与などの特典を除いて)変化はありません。
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Dappnodeに接続します。WiFI経由でアクセスするのが簡単です。Dappnodeを箱から出してコンセントに指し、稼働させた後稼働が上手くいっている場合、同じWiFiネットワーク上にDappnodeという名前のWiFiが出てきますので、自分のPCなどをそこに繋ぎます。
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DappnodeのAdminにアクセスします。 http://my.dappnode/dashboard
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続いて左側のタブからDAppStoreを選択します。
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インストールできるパッケージが表示されますので、その中からメインネットの場合はObolを、テストネットで実行する場合にはHolesky Obolを選択します。
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インストールを実施しますが、その際オペレーター(Clusterを取りまとめる役目)であればNew Clusrter / Simple Updateを、そうでない場合にはURLを選択して
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インストールが始まるまで異様に時間がかかることがあります。
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インストールが終わったら、左メニューのPackageよりインストールしたパッケージを開きます。
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infoタブのまま下に降りるとENR Clusterが表示されます。これを控えておきます。
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https://holesky.launchpad.obol.org/ (Holeskyの場合)を開き、手順に沿ってENRをコピーし、enr:箇所を含む全部を貼り付けて次に進みます。
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ObolのLaunchpad内にDistributed Key Generationというページが表示される。この際TabにDappnodeという表記があるのでそれを選択。
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その際、https://api.obol.tech/v1/definition/0x- ではじまるURLが表示されるのでコピーします。Dappnodeの管理ページ(上記と同じ http://my.dappnode/packages/my/holesky-obol.dnp.dappnode.eth/ )内のConfigタブを開き、コピーしたENRと同じ箇所(ENR Cluster 1なら1)に同URLを貼り付けます。
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同ページ下部のUpdateを選択。
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その後Infoのタブに戻り、
Restartを選択します。
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正常に動いているかを確かめる為、Logのタブに切り替え、Service
欄に先程貼り付けたCluster番号(ENR Clustor 1なら1)を選択し、ログを確認します。 -
その他のClusterが正常に動いている場合、ログ欄内に正常な接続(接続Peer数)を示す表示が現れます。
19. バックアップを実行します。以下の箇所からtarファイルをダウンロードして回答ます。
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Website側に戻り、先程のダウンロードファイル内から、該当するCluster名のフォルダを開き、Depositする際のJsonファイル(deposit-deta.json)を見つけてアップロードします。
最後にDappnodeで出している英語のDocumentを貼っておきます。
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