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Windows11:スタートメニューのレイアウトをカスタマイズ

2022/08/09に公開

Windows11をキッティングしている際にスタートメニューのレイアウトをカスタマイズしたくなったので、調べてみた。

Windows10との変更点

Windows10では、Export-StartLayout でエクスポートしたXMLファイルを使用して、Import-StartLayout (C:\Users\Default\AppData\Local\Microsoft\Windows\Shellへのコピーでも可)やグループポリシーを使用してスタートメニューやタスクバーのレイアウトができていた。

Windows11ではXMLファイルからJSONファイルに変更され、Export-StartLayout・Import-StartLayoutではレイアウトのカスタマイズの展開ができなり、Intune等のMDMが必要になった。(執筆時点の情報)

MDMを利用できない環境の場合は以下の手順で「provisioning package」を作成して、スタートメニューのカスタマイズを展開する。

レイアウトの展開手順

レイアウトファイルのエクスポート

1. スタートメニューを任意の形に設定

2. Powershell でExport-StartLayoutを実行し、jsonファイルを作成

Export-StartLayout -path $env:userprofile\desktop\startlayout.json

provisioning package の作成

  1. Windows Configuration Designer をインストール
    Windows Configuration Designer

  2. Windows Configuration Designer のメニューから、「Advanced Provisioning」 を選択し、任意の名前で Project を作成

  3. 「Choose which setting to view and configure」で 「All Windows desktop editions」を選択し、「import a provisioning package(optional)」は空欄のまま「Finish」

  4. 「Runtime settings」 - 「Policies」 - 「Start」 - 「ConfigureStartPins」を選択

  5. 「Any text」欄に startlayout.json の内容をコピー

  6. ヘッダーメニューの「Export」から「provisioning package」を選択

  7. 「Next」で進めていき、最後に「Build」

    ※「Owner:」は適当に選ぶ

    ※暗号化や署名は任意

  8. 作成された「ppkg」ファイルを適用し、任意の形に設定なっているか確認。
    ※「ppkg」ファイルは、ダブルクリックで適応可能

適用したppkgのアンインストール

設定アプリを開き、以下メニューを選択
「アカウント」-「職場または学校にアクセスする」
-「プロビジョニングパッケージを追加または削除する」

適用したプロビジョニングパッケージを選択し、削除

参考

https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/configuration/customize-start-menu-layout-windows-11

https://jpwinsup.github.io/blog/2022/02/16/UserInterfaceAndApps/Windows11-StartMenuLayout/

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