初心者でもできるWordPressの引っ越し(オンプレミスからクラウド)
はじめに
オンプレミスでLinuxサーバーから公開しているWordPressをクラウドサービスに引っ越ししました。
WordPressの引っ越しについての記事はたくさんありますが、今回は初心者の方でもわかりやすい手順・解説をご紹介したいと思います。
解説
WordPressのサイトを見た目をそのままに引っ越しするには、
(1)MySQLのデータベース
(2)ワードプレス本体フォルダ
の2つが必要です。これらのデータを移動させる手順について説明します。
手順
①引っ越し元のMySQLのデータベースをエクスポート(ダウンロード)する。
Linuxのbashを開き、どのディレクトリでもいいので
mysqldump -u 「データベースのユーザー名」 -p 「データベース名」 > export.sql
を実行すると、export.sqlというファイルがコマンドを実行したディレクトリに出現するのでダウンロードします。
②引っ越し元のワードプレスの本体データをダウンロードする。
ワードプレスがインストールされたディレクトリに行き、フォルダ丸ごと全てダウンロードします。(※画像はWindowsですが、このようなwp-config.phpが含まれるフォルダをダウンロードしてください。)
③クラウドサービスのデータベースにアクセスし、インポートボタンをクリックします。
(※今回は「お名前.com」の「phpMyAdmin」にアクセスした例を載せています)
インポートするファイルは先ほどエクスポートしたexport.sqlを選択し、デフォルトの設定のままで実行します。(※この時、インポートするデータベース先を選択しないとエラーが出るので注意してください。)
④ftpでワードプレスの本体データをクラウドサービスにアップロードします。
(※今回はお名前.comでftpアカウントを作成し、FileZillaでアップロードを行いました。引っ越し先にすでにワードプレスがインストールされている場合はファイルを上書きアップロードして問題ありません。)
⑤wp-config.phpを編集する。
ワードプレスの参照先となる引っ越し先のデータベースを指定するためにwp-config.phpの内容を変更します。このとき変更する場所は以下の通りです。
(1)DB_NAME(データベース名)、 DB_USER(データベースのユーザー名)、 DB_PASSWORD (データベースのパスワード)、DB_HOST (データベースのホスト名)
(2)※場合によってtable_prefix(データベースの各テーブル名の先頭の文字)
以上で引っ越し完了です。ドメインにアクセスして確認してみましょう!
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