【PHP】 変数の情報を表示する var_dump 関数
PHP には「変数の情報」を表示する var_dump
関数があります。
「変数の情報」とは主に下記のことです。
- 変数に代入されている値
- 変数に代入されている値の型
PHP マニュアルの説明を見てみましょう。
var_dump
変数に関する情報をダンプする
dump
(ダンプ)とは英語では「放出する」「投げ捨てる」などの意味を持ちますが、この場合は「出力する」「表示する」の意味で捉えると理解しやすいです。
変数のことを英語で variable
(ヴァリアブル)と言います。
変数の情報を表示する関数なので、var_dump
という関数名になっています。
関数名が英語なので var_dump
という名前を見ただけでは、何をする関数なのかわからないと思いますが、それぞれの意味を調べることで何をする関数なのか推測することができます。
自分で変数や関数を命名するときの参考にもなりますので、変数名や関数名にどのような意味があるのか意識するようにしましょう。
var_dump
は関数なので、引数に表示したい変数名を記述します。
var_dump(変数名)
実際に var_dump 関数を使ってみましょう。
<?php
$var = 'おはよう';
var_dump($var);
string(12) "おはよう"
実行結果:3v4l
var
変数には おはよう
という文字列型 string
が代入されています。
var_dump
した表示結果にも string
と表示されています。
変数に代入されている値は文字列型ということがわかります。
()
内の 12
というのは文字列の長さです。
文字列の長さと言っても文字数ではなく、バイト数で表しています。
日本語はマルチバイト文字と呼ばれ、1 文字 1 バイトではありません。
おはよう
の場合は 1 文字を 3 バイトで表しているため、全部で 12 バイトになります。
そのため、12
と表示されています。
文字列型の場合は、var_dump
すると ()
内にバイト数が表示されます。
文字列型以外の場合はバイト数は表示されません。
バイトという単位についての詳細はここでは割愛しますので、気になる方は調べてみてください。
先ほど、var_dump
関数を使って 1 つの変数の情報を表示しました。
複数の変数を表示したい場合は、カンマ区切りでまとめて記述することができます。
var_dump(変数名,変数名,変数名,変数名)
次は、文字列型以外の値も var_dump
してみましょう。
<?php
$var1 = 123;
$var2 = '123';
$var3 = true;
$var4 = ['りんご','バナナ','メロン'];
var_dump($var1,$var2,$var3,$var4);
int(123)
string(3) "123"
bool(true)
array(3) {
[0]=>
string(9) "りんご"
[1]=>
string(9) "バナナ"
[2]=>
string(9) "メロン"
}
実行結果:3v4l
$var1
には 123
という整数型が代入されています。
$var2
の場合は、123
をシングルクォーテーションで囲ってますので、整数型ではなく文字列型です。
$var2
には 123
という文字列型が代入されています。
$var3
には true
という論理値が代入されています。
$var4
には 配列が代入されています。
表示結果を見てわかる通り、var_dump
関数を使うことで変数に代入された値と型を確認することができます。
PHP のコードを書いたり、読んだりしているときに変数にどのような値・型が代入されているのか確かめたいときに、var_dump
関数を使って確認することができます。
感想
Zenn を試してみたかったので、簡単な記事を投稿しました。
Markdown に対応しており、コードを含むような記事は note よりも断然書きやすいです。
個人的にコードブロックの左上にファイル名や説明を記述できる(半角スペースがあっても大丈夫)のが最高です。
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