- リテラル:ソースファイルに記述するコード。厳密には、その値と表記(表現方法)のこと。
- javaのリテラルは、全部で6種類ある。
- 整数リテラル
- 浮動小数点リテラル
- 文字リテラル
- 文字列リテラル
- 論理値リテラル
- nullリテラル
6種のリテラル
整数リテラル
整数の事。
10, 2, 8, 16進数で表現することが可能。
進数 | 例 | ルール |
---|---|---|
10 | 129 | 0~9までの数字を使って数を表現する |
2 | 0b11 | 先頭にobをつける。0, 1を使って数を表現する |
8 | 077 | 先頭に0をつける。0~7を使って数を表現する |
16 | 0xff | 0~9までの数字とA~F(小文字でも可)を使って数を表現する |
浮動小数点リテラル
小数(10進数)、指数(e、またはE)を表現することが可能。
文字リテラル
1文字、Unicode、エスケープシーケンス(特殊文字)を表現することが可能。
文字を表現する際、必ずイングルクォートで囲む。(でなければコンパイルエラー)
文字列リテラル
複数の文字を表現することが可能。
文字列を表現する際、必ずダブルクォートで囲む。(でなければコンパイルエラー)
論理値リテラル
true, falseを表現することが可能。
nullリテラル
「何も参照していない」ということを表現することが可能。(領域がない)
参照型でのみ用いられる。
空文字("")は、メモリ領域が確保されるのでnullではない。
数値リテラルと_(アンダースコア)
_を用いることで、カンマを表現することができる。
No. | _を用いる際の文法ルール |
---|---|
1 | 先頭、末尾には使用できない |
2 | 小数点の前後には使用できない |
3 | floatのF(f)、およびlongのL(l)の前後には使用できない |
4 | 2進数、16進数で用いる0b、0xの前後で使用できない |
5 | 上記のルールを守っていれば_を何回も使用しても問題ない(例:int num = 2___1。これは21と出力される) |