変数とは

• 変数：データを入れる箱
• 変数には、1つしかデータを入れることができない

※配列は、変数とは異なり複数のデータを格納することができる

用語

• 変数の宣言：変数を作成（定義）すること
• 代入：変数にデータを入れる（格納する）こと
• 参照：変数に格納されたデータを取得すること
• データ型：データの種類のこと（文字列や数値など）

変数の宣言・代入・参照

javaは静的型付け言語なので、変数宣言の際に格納するデータの型（種類）を指定する必要がある。
つまり、事前に扱うデータの型を指定しなければいけない。

• test/Number.javaを作成
• int var;：int型で変数を宣言（intは数値データ）
• var = 100;：=でデータを代入
• System.out.println(var);：println()メソッドを使ってvar変数に格納されたデータを出力

class Number {
    public  static void main(String[] args){
        int var; //変数の宣言

        var = 100; //変数の代入

        System.out.println(var); //変数の参照と出力
    }
}
//出力結果：100

※変数を複数宣言することも可：int num1, num2;

変数の宣言と代入を同時に行う（一般的）

変数の宣言と代入を同時に行うことで、コードがスッキリする。

class Number {
    public  static void main(String[] args){
        int var = 100; //変数の宣言と代入

        System.out.println(var); //変数の参照と出力
    }
}
//出力結果：100

※おそらく変数を複数初期化することも可：int num1, num2 = 1, 2;

変数名のルール

• 変数名の大文字と小文字は区別される（つまり、appleとAPPLEは別の変数として扱われる）
• 変数名に使用できるもの、できないものがある。

使用できる変数名

• test/Training.javaを作成
• 以下をコピペして、正常に実行されることを確認

class Training {
    public static void main(String[] args){
        int var = 1;
        int var111 = 2;
        int var_ = 3;
        int var$ = 4;

        System.out.println(var);
        System.out.println(var111);
        System.out.println(var_);
        System.out.println(var$);
    }
}
//出力結果：
//1
//2
//3
//4

使用できない変数名

• test/Training.javaに上書き
• 以下をコピペして、エラーが出力されることを確認

class Training {
    public static void main(String[] args){
        int 1var = 1;
        int var-111 = 2;
	int for = 3;

        System.out.println(1var);
        System.out.println(var-111);
	System.out.println(for);
    }
}
//出力結果：エラー

定数

変数との違いは、宣言方法と値の再代入ができないこと。（再代入した場合はコンパイルエラー）

//一部省略
final int num = 123;
num = 567; //再代入不可

varによる変数宣言

• varを変数に指定することでデータ型を省略できる。（変数初期化時に代入するデータからデータ型を推測するもの）
• ローカル変数の初期化時のみに使用できる。
• varは予約語ではないため、識別子として使用できる。

var num = 10;
※varによって、代入する値10からint型を推測。

• ローカル変数：if文やfor文、あるブロックの中で宣言している変数やメソッドの引数リスト。引数はローカル変数ではない。
• メンバ変数：クラス定義直下で宣言する変数。