Engineer Career Lounge #1「エンジニアの成長戦略を考える」
エンジニアの成長戦略、キャリア
キャリアを積む上での成長戦略は?
potato4dさん:
現場で叩き上げられてきたタイプ。高校卒業してから今の業界。
今できることの範囲を広げていかないといけない。
自分が出せる影響の範囲を考えている。→どれだけの成長をできるかにもつながる
Q. フロントエンドの方向へ持っていたことは?
戦略的な部分があるし、ない部分もある。
戦略的ではない部分:UIに近い部分に興味があった。
戦略的な部分:若い業界なので、プレゼンスを出して行けそうだと思った
ゆずたそさん:
- 初心者からいかに脱するか
2年間でWebについて学ぶぞと意識していた。役員にも言っていた。
激務の部署にアサインしてもらった。働きつつ応用情報を受けたりした。
夜の時間を使って、個人開発をしたりした。 - 基礎力がついた後に武器を作る
データエンジニアリングの部分を1本立てようと思った。
経済学部だったからこそ、繋がった部分もある。
インタビューとかもしつつ、成功事例を見つけて、社内で求められているものを見つけて、アウトプットしていく - 武器を売り込んでいく
10回くらいLTをしていく。カンファレンスを3つ出して、受賞するのを目指して行った。
そうすると、相談が来る→調べる→アウトプットするのループを作っていった。
Q. モチベーションはどこからきたのか?
負けず嫌いな部分がある。いけてる学生エンジニアが頑張っている横で、負けたくないと思った。
やる気は誰にも負けない重い
iwashiさん:
学生時代はネットワークが好きだった。当時は、システムインテグレーションみたいなことをしていた。
今持っているスキルだけで、数十年生きていけるかを考えた。転職、NTTグループ内の移動も考えた。
新卒5年目の時に考えるようになった。社内勉強会とかで、アウトプットをするようにした。
大企業を変えるのは情報発信力も関係あることに気づきはじめた。
NTTグループが変わったら、日本が変わるなと思いはじめた。
HRの中から変えて行けないかなと思った。
Q. ソフトウェアエンジニアからHRに移って後ろ髪引かれる思いはなかったか?
今でも思っている部分はある。自分のレバレッジを効かせられるところを模索している。
振り返ってみて、過去の行動は今にどう生きていると思うか?
potato4dさん:
自分が組織に属するかどうか。
フリーランスをやっていた時期が長く、開発者として組織に入っていた経験がある。
当時は専門性を磨ける部分があると思った。OSS活動は、フリーランスが有利だと思っていた。
その時に、技術のアウトプットに集中している部分があった。
組織に属していたら、雑務もしないといけない。
組織にいなかったので、スキルを磨くことができた。
LINE に所属できているのがよかった。
フリーランスだと、ソフトウェア・組織には本質的に参加することができなかった。
言語化 + アウトプットは得意で、ある程度の影響力は出るようになった。
技術的な課題の外にある、ソフトウェア・組織の課題に対しては解決できないので、マネジメントをやらせてもらえるのはよかった。
走りながら、自分が重視しているところを変えられたのがよかった。
ゆずたそさん:
いろんな取り組みの中で至ったところがあるので、上げるのは難しい。
しいてあげるなら、個人開発だと思う。
画面デザインの部分。インフラをどうするか。継続的にはどうするか。
宣伝をどうするか。カスタマーサポートをどうするか。
その時の経験が生きている。
個人開発の経験から、カスタマーサクセスはどうするみたいなのは大体わかる。
その点を考慮した上での、設計とかもできるところは強み。
iwashiさん:
社内で勉強会とかをしていると、一番詳しくなるとかはある。
ただ社外を見たときに、どう成長していくかが難しい。
0→60は簡単。60→80は難しい。
コンフォートゾーンを抜けていくことは大切。
常時筋肉痛みたいなのが良い。
ゾーンを変えつつ進むのがよかった。
Q. 一歩踏み出すのは勇気がいるが、どうやって新しい取り組みにTRYしたか
potato4dさん:
自分は何もしなくても、周りは動いている。相対的にみると劣化していることを意識する。
成長の勢いが落ちている = 周りに追い抜かれている。
iwashiさん:
ラーニングアビリティ・ラーニングアジリティ?新しいことにチャレンジする習慣を身につける。
チャレンジしない方がやばい。
現代の背景の中でキャリア・スキルアップを目指すならどうするのか?
potato4dさん:
レジュメを書くところから始める。
特定の技術に精通しているかより、汎用的な知識を持っているかの方が大切。
技術面を羅列しているレジュメより、どのタスクに向き合って、どのように行動したのかを考えるのが大切。
前だととりあえず勉強会に行くでもよかったが、今だと難しくなりつつある。
ゆずたそさん:
追いかけるだけでは、マイナスをゼロにするだけなので、難しい。
掛け算ですることがいいと思う。エンターテイメント x Android, エンターテイメント x 法人とかすると専門的な人が少ないと思う。
iwashiさん:
時間があると仮定すると、低レイヤーの一つする。
OS・コンパイラ・RDSとかをチャレンジして作ってみる。
成長戦略を実行する環境の見極め方
これまで、新しい環境を求める場合に何を重視してきたか
potato4dさん:
エンジニアリングマネージャーをなぜしているか?について
独特の強みを持ちつつ、競合が少ない環境を積極的に選んでいた。
エンジニアリングマネージャーをやりたい人は少ない。現場にいたいと思う人が多い。
希少価値がある状態で、自分の活躍・挑戦を求められている環境。
マネージャーは、全体の調節が求められている。
パワフルなチームを作りたい時にうまくコントロールすることができる。
希少価値 + 自分にしかできない部分を開拓していく。
個人の会社だったり、リスクヘッジしてからチャレンジするようにしている。
ゆずたそさん:
will / can / must を考えている。相手にどんなことができるか。
成果を出すことが大切。
無形資産→知識をつけることを学ぼうとする。
同じことをするのではなく、サポートする。サポートすることで、新しい視点で関わることができる。
iwashiさん:
軸を増やすことが大切。エンジニアリング・人事の軸。大企業・スタートアップ・アカデミックの軸。
複数の軸を持たせることができるようになった。いろんな軸の中で経験をすることが大切。
両方できるようになることがいい。
Q. 複数の軸を持つことは大切
potato4d:
軸を伸ばそうと焦る必要はなくて、一つのことに集中することも大切。
ただ、広げてるキャリアもある。
成長過程のエンジニアにひとつだけ伝えるなら
potato4dさん:
外を見ることを大切にする。
今いる組織の状況を前提に考えてしまう。オプションに無意識に条件がついてしまう。
現職での経験・キャリアを見ることしかできない。
他社の話とかも聴いてみて、自分のキャリアを考えることが大切。
プライベートや年齢の変化に従ってキャリアを考える上で、何を考えるか
iwashi さん:
家庭が全て!!奥さんが辛そうになったら、全振りする。
負債が貯まると、どうしようもなくなる。
プライベートの暇時間で仕事するくらいでいい
ゆずたそさん:
- 自分ロードマップを作っている
10年後,3年後,1年後にこうなりたいを考えている。1ヶ月ごとに見返している。
ビジョンを考えたりしている。ビジョンのためにどの技術を使うかみたいなのを考えている - 家庭スクラムを考えている
振り返り→改善をしている。夜に勉強会あるのが辛い。
potato4dさん:
まだ結婚していなくて、未確定なライフイベントが多い。
3年後,5年後のビジョンは持ちながら、オプションをたくさん持っている。
未来は簡単に変わるし、惹かれるものが多い。
今ある仕事がなくなるかもしれないし、将来形を変えるかもしれない。
想定外の事態に対応をできるようにしつつ考えている。
他の選択肢もあるようにしている。
長く働く上で意識していること / 今の仕事をどう幸せに感じているか
iwashiさん:
自分の中でMission/Vision/Valueがある。
GAFAに影響されていて、日本発祥のプロダクトを作りたいと思っている。
Mission/Visionを達成するためにHowがある。
Q. 思うようになったタイミングは?
自分が発表したことを他社に導入したって話を聞いたときに意識するようになった。
ゆずたそさん:
成長し続けるのは大変なので、しないといけないって思い続けなくても良い。
常に勉強し続けるのは辛い部分はある。諦める部分・楽して勉強することもできる。
そもそも成長する必要があるのか?労力をかけずに成長することはないのか?
お金を払って、他の人から教わることで、労力をかけずに勉強することもできる。
壁打ち相手を見つけることも大切。
Q. 最終的に目指していること / 幸せに思っていること
人間最後は死ぬので、最終地点を考えても難しい。
直近でやりたいこと、100社のデータを活用したい。
小さい頃から憧れていた会社のデータを活用できたりする。
巡り巡っていろんなところの役に立ったり、人生に影響できるんじゃないか。
potato4dさん:
やる気ない時・モチベない時の話。
これからのキャリアを考えたときに、積極的に行動する必要がある。
信頼貯金を貯める必要がある。行動を始めれば、自分の中で折れそうな部分があっても、鼓舞してくれたりとか、この人の前では元気でいたいって場合がある。
波があってもセルフマネジメントできなくても、周りの影響があってうまく回すことができるようになっていく。
自分のモチベーションを高くすることで、モチベーションの高い仲間と出会うきっかけになる。
ゆずたそさん:
モチベーション低くても、習慣をで改善していく。
毎日コツコツ仕事をしていくことで、改善できるようになる。
弱者には弱者の戦略もある。