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【Flutter】「Initializing Gradle Language Server」のグルグルが永遠に終わらないときの対策

2025/02/13に公開

VS CodeでFlutterプロジェクトを開くと、
以下の画像のように、画面下のステータスバーで
「Initializing Gradle Language Server」
の表示が永遠に終わらない、という現象に遭遇しました。


現象を回避するまでの流れをまとめました。

「Initializing Gradle Language Server」 何が起きている?

Visual Studio Code (VS Code) でJavaの開発環境を
セットアップしているところを示しています。

具体的には、「Initializing Gradle Language Server」
(Gradleの言語サーバーを初期化中)というステータスメッセージです。

Gradleは、Javaプロジェクトのビルド自動化ツールで、
依存関係の管理やビルドプロセスの設定などを行います。

VS Codeでは、Javaプロジェクトを効率的に開発するために、
このGradle Language Serverを使用します。

Language Serverは、コード補完、シンタックスハイライト、
エラー検出などの機能を提供する重要なコンポーネントです。

この初期化プロセスは、VS Codeでプロジェクトを開いた際に
自動的に実行され、開発環境のセットアップを完了させます。

対策

JDK(Java Development Kit)のバージョンの問題でした。
具体的には、JDK(Java Development Kit)のバージョン17以上が必要でした。

以下のようなメッセージもVS Codeで出ており、こちらを解消することで、
同時に「Initializing Gradle Language Server」のグルグルも解消されました。
「"JDK 17 or higher is required. Please set a valid Java home path to 'java.jdt.ls.java.home' setting or JAVA_HOME environment variable. Or ensure a valid Java executable is in your PATH."」

(日本語訳:
JDK 17以上が必要です。'java.jdt.ls.java.home'設定またはJAVA_HOME環境変数に有効なJavaホームパスを設定してください。もしくは、有効なJava実行ファイルがPATHに含まれていることを確認してください。)

手順

  1. まず、既にインストールされているJDKを確認
/usr/libexec/java_home -V
  1. もしインストールされていない場合は、Homebrewで明示的にリンクを作成
brew install openjdk@17
sudo ln -sfn $(brew --prefix)/opt/openjdk@17/libexec/openjdk.jdk /Library/Java/JavaVirtualMachines/openjdk-17.jdk
  1. .zshrcの設定を修正
# .zshrcをエディタで開く
nano ~/.zshrc

# 以下の行を追加(既存の設定がある場合は上書き)
export JAVA_HOME=$(/usr/libexec/java_home -v 17)
export PATH="/usr/local/opt/openjdk@17/bin:$PATH"
  1. .zshrcをエディタで閉じる操作を行う
  • Control + X を押して、
  • 変更を保存するか聞かれるので、保存する場合は Y を押します
  • ファイル名を確認する画面が出るので、Enter を押して確定します
  1. 設定を反映
source ~/.zshrc
  1. インストールの確認
java --version
  1. VS Codeを再起動する

おしまいに

VS Codeの警告画面を無視していた自分が悪かったです、ごめんなさい。

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