Flywheel Localを使って、WordPressサイトを構築する
最近はWordPressを使ったサイト構築が主流になってきています。
一度は触れたことがある方も多いと思います。
Localは、サーバー構築をしなくてもWordPress作成ができる、WordPressに特化した、ローカル環境システムです。
これを入れるだけでWordPressの開発環境が完結します。
まずはインストールしましょう。
Localのインストール
まずは、Localのサイトにアクセスしましょう。
右上のDOWNLOADボタンから、本体をダウンロードします。
必要な項目を入力してGETします。
ダウンロードが終わったらインストールしてください。
インストールを終えて、Localを立ち上げるとこういった画面が表示されると思います。
左上の3本バーをクリックし、Add new siteを選択します。
新規でサイトを作成するので、Create a new site を選択しContinueします。(デフォルトのまま)
上のテキストボックスに作成したいサイトの名称を入れます。
下のボックスには、サイトドメインなどがあらかじめ入力されています。
このまま、Continueします。
サイトのサーバー等を選択可能です。
この場合、Preferredで、「PHP8.1.9」、「Nginx」、「MySQL8.0.6」が選択されています。
変えたいときは、Customを選ぶと、PHP(5.6UP)・Server(Apache/Nginx)・Database(MariaDB/MySQL)をそれぞれ細かく設定できます。
本番環境に合わせた設定を選ぶのをおすすめします。
ここで最後です。
ログインする管理者の名前(アルファベット)、パスワード、メールアドレスを入力します。
下のセレクトボックスは、マルチサイトにするかどうかの設問です。
モールみたいなサイトを作りたい人はYesにしますが、今回はNoで。
Add Site をクリックします。
これだけの入力で、データベースもできて、インストールが完成しています。
Localの操作方法
One-click adminをONにしておくと、ログインスルーで管理画面に入れます。
右上の WP Admin ボタンで、管理画面表示、Open Site でサイトのトップが表示されます。
このLocalを閉じたいときは、 右上のStop Siteを押して、サーバーを終了させてから閉じます。
逆に、開発を始めるときは、LocalをPCで立ち上げて、左のメニューからサイト名を選び、右上のStart Siteをクリックすることで開始します。
データベースの中が見たいときは、OverViewをDatabaseタブに変えます。
Connectで OpenAdminerをクリックします。
新しくブラウザが立ち上がり、データベースのテーブル表示画面になります。
使い方はMysqlAdminとほぼ同じです。今回は割愛します。
サイト表示
簡単にインストールが完了し、表示もできました。
WordPressの場所
LocalにWordPressがインストールされたわけですが、これを管理画面だけでなく、エディタ等で編集したいこともあると思います。
WordPressがインストールされた場所は、次の方法で表示できます。
見出しのOriginalTestと書かれた下にある「Go to site folder」をクリック。
フォルダのパスは、通常下記になります。
C:\\ユーザー\ユーザー名\Local Sites\作成したサイト名\app\public
VSCode等で編集するときは上記パスのappもしくはpublicを指定すると良いです。
Shellも使える
見出しのOriginalTestと書かれた下にある「Go to site folder」の横の「Open site Shell」をクリック。
Shell画面が立ち上がります。
Composerも使えます。便利!
Add-onsで拡張も可能
Local管理画面の左アイコン・パズル型をクリックするとアドオン画面になります。
アドオンを追加することで、色んな連携が可能になります。
例えばXdebug+VScodeを入れると、Vscodeを使ってのデバックが可能になったりします。
おすすめはImageOptimizer、Local専用のアドオンで、画像をより効率的に圧縮し、不要なデータを削除することで、サイト上の画像を最適化するのに役立ちます。
管理画面でプラグインを入れる
Localは日本語対応していないので、インストールするWordPressも日本語版ではありません。
プラグインで日本語対応にする必要があります。
まず、設定(Settings)で表示を日本語にしましょう。
下記の通りに選択してSave Changesボタンをクリックしてください。
これで表示が日本語になりました。
ここから、プラグインのインストールを始めます。
左メニューのプラグインをクリックし、上にある新規追加ボタンを押します。
左のキーワードに「multibyte」と入力してください。
WP Multibyte Patch が一番左上に表示されるので、「今すぐインストール」をクリックします。
日本語化でバグらないためのプラグインです。
インストールが終わると「有効化」と出るので、クリックします。
画面が切り替わりますので、プラグイン一覧画面になったら、右端の「自動更新を有効化」をクリックしておきます。そうするとアップデートがあると自動で更新してくれます。
プラグインが不要になったときは、このプラグイン一覧で、無効化をクリックして、その後の状況の応じて削除します。
上記と同じようにして、以下のプラグインもインストールします。
- Query Monitor
- 表示されているページの情報を細かく教えてくれるツール
- Theme Check
- 作成するテーマファイルがルール通りに作成されているかチェックしてくれる
今回は最低限の作成なので、これ以外のプラグインは必要に応じてどうぞ。
Localは、WordPress作成に特化しているので使いやすさも格段です。
WordPress、ちょっと気になるなって人はまずLocalをインストールして、開発してみてください。
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