無料主義 ver2
図表で説明
無料主義について
資本主義を代替する上位互換の経済の仕組みとして「無料主義」という仕組みを考えました。
資本主義ではなく無料主義の社会になる可能性があると考えています。
無料主義の基本的な仕組み
無料主義の基本となる仕組みについて解説します。
下記のような経済の仕組みを「無料主義」と呼びます。
STEP1〜超基本的な流れ〜
- 人の集まりを作る or 既存の集まりに参加する。
- その集まり内の目標を設定する。
- その集まり内で、目標の達成に貢献した人にはポイントを与える。
- その集まり内で、他の人が提供している商品やサービスで、欲しいものがあって、他の人と被った場合には、ポイントが多い人から優先的に得られるようにする。
- 優先的に得た人は、一定のポイントを管理する団体に預ける。
- 預けたポイントは、一定期間後に同じポイント額だけ戻ってくる。
※チームを作る or 参加後は、3〜6の繰り返し
一旦詳細や成立する条件は考えず、読み進めて欲しいです。
STEP2〜例〜
-
人の集まりを作るor参加する。
- 人の集まりは、「学校の友達5人の集まり」「自分が入っているLINEグループの人たち」などで集まりの種類はなんでも良いし、新しく作っても良い。
-
その集まり内の目標を設定する。
- その集まり内で設定する目標は「健康的に過ごす」「生活必需品を融通し合う」などなんでも良い。
-
その集まり内で、目標の達成に貢献した人にはポイントを与える。
- 目標に貢献した人がいればポイントを与える時の、貢献度の計算方法などは後述。
- その集まり内で、他の人が提供している商品やサービスで、欲しいものがあって、他の人と被った場合には、ポイントが多い人から優先的に得られるようにする。
-
優先的に得た人は、一定のポイントを管理する団体に預ける。
- ポイントの管理する団体は、集まりの第三者委員会でも良いし、他の方法もあるけど、とりあえず自分の手から離れる。
- 預ける理由は、一定期間減らさないと、無限にポイントを持っている人が優先的に得られるようになってしまうから。
-
預けたポイントは、一定期間後に同じポイント額だけ戻ってくる。
- 自分の元に帰ってくる。
※チームを作るor参加後は、3〜6の繰り返し
STEP3〜例〜
※細かい仕組みは一旦考えず読み進めて欲しいです。
-
Aさんが、仕事仲間を誘って集まりを作りました。その集まりの名前を「jobT」と名付けました。
- (人の集まりを作るor参加する。)
-
名付けた後、「jobT」の目標は、「転職に活かせる資格の取得」「一緒に勉強してモチベーションを保つ」と設定しました。
- (その集まり内の目標を設定する。)
-
その後、「jobT」では、勉強時間にLINEでリマインドしたり、転職に活かせる資格の情報を共有し合い、「jobT」の目標に貢献する活動をみんなが行なっていました。
定期的な飲み会でみんなで話し合い、よく情報共有したりスケジュール管理してくれるBさんにポイントを付与することにしました。
- (その集まり内で、目標の達成に貢献した人にはポイントを与える。)
-
ある日、BさんとCさんが「分からない部分があるので教えてほしい」とAさんにお願いしました。
でも、Aさんは「最近忙しくて明日は一人しか教えられないよ」と困っていたので、ポイントが高い人から優先的に教えることにしました。
ポイントを多く持っていたのはBさんだったので、Bさんから優先的に教えることになりました。
- (その集まり内で、他の人が提供している商品やサービスで、欲しいものがあって、他の人と被った場合には、ポイントが多い人から優先的に得られるようにする。)
-
優先的に教えてもらうBさんが持っているポイントの一定額を、ポイントを管理する団体に預けました。
- (優先的に得た人は、一定のポイントを管理する団体に預ける。)
-
一定期間後、先日預けたポイントが、Bさんの元に戻ってきました。
- (預けたポイントは、一定期間後に同じポイント額だけ戻ってくる。)
上記のような集まりの規模が大きくなれば、1万人単位や国くらいの規模にできるかもしれない。
これまでの文章でも資本主義を代替できるとは考えずらいと思っている方も、読み進めていただけますと幸いです。
より詳しい仕組みについても、解説していきます。
STEP4〜少し詳しい流れ〜
詳細1
無料主義関連の管理や便利機能を提供するサービスのことを、「無料主義プラットフォーム(無プ)」と呼びます。
機能としては、グループの作成、メンバーの招待や既存グループへの参加、集まりの目標設定、自分のポイントの管理、自分のポイントを預ける(使用不可にする)機能、貢献度の算出を行う第三者の登録&Kaggle的な機能、等
今までは「ポイントを管理する団体」と呼んでいた。
詳細2
今までは、ポイントが多い人から優先的に提供すると伝えましたが、実際はオークション形式で、ポイントを入札していき、入札した額が多い人から優先的に落札し、落札した場合は、ギリギリ落札できなかった人の入札額に一単位を足した額を、無料主義プラットフォームに預ける流れになります。
詳細3
目標は「生活水準の向上」「幸福度の向上」などにすると必要な商品やサービスが提供され経済が回るかも。
詳細4
無料主義におけるポイントは、需要側が優先的に得るためのみに使用します。
需要側がポイントを使用しようが、設定した目標に貢献しなければ供給側は報酬は得られません。
詳細5
無料主義におけるポイントは、その集まり内の特例以外は、減る・消費されることはありません。
貢献度ポイントは、いくら商品やサービスを得たとしても減らず、貯まっていく。
商品を得るために一時的に預けたとしても、その後ポイントは手元に戻ってくる。
-
**(集まりを作る)**人の集まりを作るために、LINEグループを作る感じでグループを作成し、無料主義プラットフォームに集まりの人たちを招待 or 既存の集まりに参加します。
-
**(集まりの目標を設定する)**その集まりの目標として、下記のような目標を設定します。
- 「生活水準の向上(生活必需品を得るために必要な労働時間や貢献度ポイントの減少)」「人間的手段で長期の効果がある幸福度の向上」「人権規範を守る」など
- ※出来れば定量的に測れる目標であると良い。
-
**(供給側の仕組み)**その集まり内で、目標に貢献するために何か商品やサービスを提供する場合は、無料主義プラットフォームに登録します。
-
**(需要側の仕組み)**無料主義プラットフォームに登録された商品やサービスのリスト表示された中から欲しいものが見つかった場合は、「欲しいボタン」を押して、自分が預けても良いと思えるポイント額を入力して入札します。
-
**(需要側の仕組み)**その一定時間後、下記のような流れになります。
- もし、他に入札している人がいない場合は、預けるポイント額は0で得られます。
- もし、入札したけど、入札額が0ポイントで「欲しいボタン」を押した他の人にも提供できる数がある場合は、1ポイント以上で入札した場合にも、預けるポイント額は0ポイントで得られます。
- もし、上記以外のパターンで落札できた場合は、ギリギリ落札できなかった人の入札額に一単位を足した額を、無料主義プラットフォームに預けて(一定期間使用不可にする)、商品やサービスが得られます。
- ※他の人の入札額を見れるようにするか等の詳細は後述
- ※預けると言うのは銀行みたいに保管するのではなく、一定期間何もできない「使用不可状態」にすると言う意味。
-
**(供給側の仕組み)**その集まり内で、自分が提供する商品やサービスを登録したものを落札した人がいた場合は、その落札者の情報を無料主義プラットフォームから受け取り、落札者に対して無料で提供してもらいます。
-
**(貢献度合いの計算)**上記の流れの供給によって行われた目標に対しての貢献度合いは、参加者内で議論して決めたり、目標を定量化した指標と商品供給の相関性や因果関係から貢献度を決めるなど、様々な貢献度合いの計算方法で決めると良い。
- その議論の場や計算ツール、どの供給者に対してどれだけのポイントを付与するかどうか決定後、その数値を無料主義プラットフォーム内に代表者やシステムで自動で入力し、ポイント付与を行います。
-
**(供給側の報酬の仕組み)**上記で決めたポイント額が供給者に対して付与されます。
-
そのポイントのことを、「貢献度ポイント」を呼びます。
-
※目標である「生活水準の向上」に貢献するため、提供したことによって生活水準が上がりやすい人に対して提供したいなどの理由から、供給側が、提供する消費者を選定する場面も発生すると思います。
その方法として入札可能な人の条件づけをできるようにしたり、その他の対応で行います。
-
-
(需要側の仕組み)(使用不可状態の)預けていたポイントがある場合は、一定期間後、無料主義プラットフォームから戻ってきます。
- ※その”一定期間”の期間の決定方法は後述。
- ※ポイントを預ける必要がある理由は、一定期間減らさないと、無限にポイントを持っている人が優先的に得られるようになってしまうため。この仕組みがないと無料主義自体が成り立たない。
※チームを作るor参加後は、3〜9の繰り返し
STEP4〜図〜
※無料主義では、落札した人に商品を提供しないと、自分が提供した商品によって落札した人が「どんな変化が起こったか」が分からないから、貢献度を判断できないと言う関係になる。
ポイントを預け後に、商品の提供を強制的にする仕組みがあれば良いかも。
STEP5〜用語解説〜
無料主義を構成するそれぞれの仕組みについて基本を解説します。
※それぞれの単語の詳しい内容は「無料主義を成立させる仕組み」
預ける
- 無料主義プラットフォームに貢献度ポイントを渡して、一定期間、使用不可にすること
限定品
- 欲しい人全員が得られない商品やサービスのこと
マイナス影響
- 最終目標に貢献せず、逆に最終目標の達成から遠ざける行為のこと
マイナス評価
- マイナス影響になる行為を行った時の評価結果のこと
貢献度ポイント
- 貢献したときに与えられ、限定品を優先的に獲得するために必要なポイントのこと
- 今までで言う「ポイント」のこと
占める
- 「貢献度ポイントを預ける」と同義
配布
- 貢献度ポイントを与えること
無料主義プラットフォーム
- 無料主義プラットフォームとは、無料主義に必要な機能を提供するプラットフォーム(サービス)のこと
- 無料主義プラットフォームにも、集まりと同じような目標(最終目標)がある。
- 機能例)貢献度のルールの作成、メンバーの招待や既存グループへの参加、最終目標の設定、自分の貢献度ポイントの管理、自分の貢献度ポイントを預ける(使用不可にする)機能、貢献度の算出を行う第三者の登録&Kaggle的な機能、入札などのオークション機能、API連携、それぞれの貢献度のルールが決めている表示・非表示リストの管理、その他
完全な無料
- 1ポイントも無料主義プラットフォームに預けないで得られる商品やサービスのこと
プロジェクト
- 現在の株式会社の代わりの仕組みのこと
- それぞれの位置関係
- 無料主義では、「無料主義プラットホーム」「貢献度のルール」「プロジェクト」に細分化されていく。
- 無料主義プラットホームが国を束ねる仕組みの役割、貢献度のルールが国の役割、プロジェクトが企業の役割。
最終目標
- 最終目標とは、今までで言う「集まり内の目標」のこと
- 最終目標の例
- 生活水準の向上
- 人権規範・幸福度の一定基準内で、生産性(商品やサービスを得るために必要な労働時間)の向上
- 人権規範の一定基準内で、幸福度の上昇
- 人権規範・幸福度の一定基準内で、健康度合い
- 人権規範・幸福度の一定基準内で、犯罪発生率
- 人権規範を守る
- 無料主義には、「無料主義プラットフォームの最終目標」「貢献度のルールの最終目標」「プロジェクトの最終目標」「個人の最終目標」を設定しておき、その最終目標の達成にどれだけ貢献したかによって貢献度を算出する。
貢献度のルール
- 貢献度のルールとは、無料主義の社会で生活していく上での、法律のこと。または、その法律がある国のこと。
- 今までの説明で言う「集まり」「グループ」のこと
- 今後は単に「国」と呼ぶ場合もある。
- 国が複数存在するように貢献度のルール(集まり)も複数作成できるし、複数所属できるし、いろいろな規模がある(仕事仲間の5人、国家規模の2000万人)
- 貢献度のルールは、誰でも簡単に作成できる。
- それぞれの貢献度のルールは、最終目標を持つ。
- 貢献度のルールの種類の例
- 科学技術を促進する貢献度のルール
- 基礎研究を支援したり、科学技術を促進するためのルール設計を行う
- 自然の保護の貢献度のルール
- それぞれの趣味嗜好に特化した貢献度のルール
- 科学技術を促進する貢献度のルール
貢献度の計算方法
- 最終目標に貢献した度合いを算出する方法のこと。
- これからは一旦「最終目標への貢献度合い」と「市場原理」と「貢献度のルールごとに異なる重み付け・ルール」を組み合わせて貢献度ポイントを算出する前提で進めます。
- 「最終目標への貢献度合い」に市場原理が内包する場合もある。
- 最終目標で、多くの人数だけ提供すれば、それだけ貢献するから、市場原理の仕組みのメリットの部分を最終目標に内包できる可能性もある。
- 「最終目標への貢献度合い」に市場原理が内包する場合もある。
- 「最終目標への貢献度合い」は、重回帰分析やその他のデータ分析の手法、ピアレビュー、DAOのタスクベースの貢献を可視化する方法で、を算出していけば良いと思う。
非干渉の権利
- 別の貢献度のルールに所属する人からの思想性のある考えや最終目標の押し付けを受けない権利のこと
-
貢献度のルール間のルールを定めるために、無料主義プラットフォームが管理する貢献度のルールに対して求めているルールがある。
そのルールは基本的には下記2つになる
- ①(非干渉)別の貢献度のルールには干渉しない。
- ②(脱退可能)この無プを使用している全ての貢献度のルールは、その貢献度のルールに所属している人たちが、抜けたいと言えば確実に抜けられる権利の保障。
-
価格
- 無料主義では、貢献度ポイントの使用量が価格になる。
枠
- 「枠」と言う仕組みは、ポイントの平方根や変数をかけた数が入札額になる仕組み。
- 格差の調節を事後的に瞬時に行えたり、その他のメリットがある。
提示する
- 無料主義プラットフォームで、欲しい商品に対して入札するのと同じ意味。
参考にしたか検知する仕組み
- Aさんが貢献した時に、BさんもAさんの貢献に関連していた場合、Bさんに対しても、Aさんが得た貢献度ポイントの一部が得られる仕組みのこと
- または、関連していることを検知する仕組みのこと
- 関連している例)一緒に作業する、自分の研究結果が参考にされる、アレンジする、他社の作成した部品を使用して作成し販売する、などなど
- 具体例)二次創作、ソースコード、設計図、他社が製造した部品を利用した製品、ノウハウ
汎用的な法律
- 「最終目標への貢献度合いがマイナスorマイナス度合いが大きいと違法になる」などの最終目標への貢献度合いのみで法律が決まる社会や仕組みのこと
- どんな行為が違法かどうかは、最終目標の貢献度合いがマイナスかどうかのみで決まる。
- 例)窃盗でさえ誰にも悪い影響を与えなければ犯罪ではなくなる。でも窃盗による売上が下がって、売上が下がる要因として窃盗が挙げられれば窃盗が違法になる。
貢献度ポイントを預ける期間
- 無料主義プラットフォームに、貢献度ポイントを預ける期間のこと
- 貢献度のルールによって違うだろうけど、一旦は落札額✖︎入札参加者数に比例して、預ける必要がある期間が延びるようにする。
(無料主義)落札率・(無料主義)当選率
- 入札に参加した人の中で、実際に落札する人の割合
STEP6〜流れ〜
「STEP4〜少し詳しい流れ〜」より具体的に書いてみます。
- **(アプリ設定)**無料主義のあらゆる機能を管理する無料主義プラットフォームのアプリをダウンロードまたはブラウザから登録・ログインする。
- **(アプリ設定)**無料主義プラットフォームに、自分の情報を入力 & 提供しても良いデータや補足しても良い内容の許諾を行う。
- 貢献度のルールによっては、参加のために許諾必須のデータもあるかも。
- **(貢献した証明&提供のため設定)**貢献した時に自分が行ったことを証明するために、自分が提供する商品や仕事などの諸々の登録や連携を行う。
- ①自分が行う仕事を登録
- ②無料主義プラットフォームのアカウントと使用するサービスの連携をする。
- 無料主義プラットフォームのアカウントとサービスを連携することで、何かが行われた時に、誰が行ったかどうかを許可した範囲内で勝手に捕捉できるようにしたい。
- ECサイトやクラウドソーシングなどの何らかのサービスを使用して自分の商品を提供する場合は、無料主義プラットフォームのアカウントと連携して提供する
- 仕事単位で貢献していると言われるかもだし、街中の人助けの認証のために必要かもしれない。
- **(貢献度のルールを選ぶ)**無料主義プラットフォームで、新しく貢献度のルールを作成する or 自分が所属したい貢献度のルールを一覧から選ぶ。
- **(最終目標の設定)**貢献度のルールが新規作成の場合は、最終目標を設定する。
- **(最終目標の設定)**貢献度のルールが新規作成の場合は、最終目標を定量的に測定する指標を決める。
- 「生活水準の向上」の場合は下記のような指標が良い?
- 生活水準参加者全体の80%が必要だと言っている商品やサービスを得るために必要な労働時間の中央値
- 先月に「欲しいボタン」を押した商品内で、実際に落札できた割合の中央値
- 「生活水準の向上」の場合は下記のような指標が良い?
- **(表示内容の設定)**自分が選んだ貢献度のルールに則った、端末やアプリやアプリ内の表示・非表示の反映を行う。
- 選んだ貢献度のルールによっては、「〇〇のコンテンツは表示しても良いけど〇〇は禁止」などのルールがあるので、それを自分の利用アカウントや端末に反映する。
- **(サービス側の設定)**サービスと無料主義プラットフォームをAPI連携する。
- ①ECの場合、出店者側は、ECと無プとのアカウント連携
- ②ECの場合、購入者側は、無プのAPIから貢献度ポイント残高を取得して、そのECサイトから入札したり、落札情報を取得して表示したりする。
- **(何か欲しい時)**無プに登録された商品やサービスのリスト表示された中から欲しいものが見つかった場合は、「欲しいボタン」を押して、自分が預けても良いと思えるポイント額を入力して入札する。それにより、その販売プラットフォームのその時間に購入したい人のオークションの市場が立ち上がる。
- **(入札後の流れ)**その一定時間後、下記のような流れになります。
- もし、他に入札している人がいない場合は、預けるポイント額は0で得られます。
- もし、入札したけど、入札額が0ポイントで「欲しいボタン」を押した他の人にも提供できる数がある場合は、1ポイント以上で入札した場合にも、預けるポイント額は0ポイントで得られます。
- もし、上記以外のパターンで落札できた場合は、ギリギリ落札できなかった人の入札額に一単位を足した額を、無料主義プラットフォームに預けて(一定期間使用不可にする)、商品やサービスが得られます。
- ※他の人の入札額を見れるようにするか等の詳細は後述
- ※預けると言うのは銀行みたいに保管するのではなく、一定期間何もできない「使用不可状態」にすると言う意味。
- **(落札後の供給側の流れ)**落札者の情報を無プのAPIから受け取り、落札者に対して無料で提供してもらいます。
- **(データ提供)**定期的または逐一「提供を許可した範囲のデータ」を無料主義プラットフォームに提供します。
- 最終目標ごとの提供する内容の例
- 「生活水準の向上」の場合は、「自分の月の労働時間」「自分の欲しいボタンを押した中で落札できた割合」など
- 「人間的な手段による幸福度の向上」の場合は、「今日の現在の主観的な気分を10段階で回答」「筆記開示の内容」「Twitterの呟き」「今日のスケジュール」などをアンケートで回答してもらう。とか
- 最終目標ごとの提供する内容の例
- **(貢献度合いの計算)**上記の流れの供給によって行われた目標に対しての貢献度合いを計算するために、データ提供後、無プに登録している第三者に、無料主義プラットフォームに集まったデータをもとに「提供を許可した範囲の商品提供による影響データ」と「最終目標の達成」との相関性・因果関係をデータ分析などで分析してもらいます。
- その労働に対しての報酬として、データ分析をした人にも貢献度ポイントを付与する。
- その分析結果の正確性や正当性を持たせる仕組みは後述。
- **(供給側の報酬の仕組み)**上記のデータ分析結果をもとに、貢献した人に対して、自分が所属している貢献度のルールの貢献度ポイントが与えられます。
-
(需要側の仕組み)(使用不可状態の)預けていたポイントがある場合は、一定期間後、無料主義プラットフォームから戻ってきます。
- ※ポイントを預ける必要がある理由は、一定期間減らさないと、無限にポイントを持っている人が優先的に得られるようになってしまうため。この仕組みがないと無料主義自体が成り立たない。
資本主義と何が違うの?
※「無料主義のメリットは?」「無料主義のデメリットは?」「無料主義を成立させる仕組み」に記載の内容と重複する部分があります。
- 報酬を得られる条件
- 違い
- 資本主義では、需要に応えれば報酬が得られる。
- 一対一で、世界でたった一人でも欲しい人がいれば報酬が得られる。
- 無料主義では、設定した目標に貢献すれば報酬が得られる。
- 全体が合意した目標に貢献しないと報酬は得られない。
- 資本主義では、需要に応えれば報酬が得られる。
- 報酬が得られる方法が違う場合の無料主義のメリット
- 変わることは、資本主義では相手が報酬を支払えるお金を持っていないといけないのに対して、無料主義では相手が報酬を支払う能力がなくても設定した目標に貢献したら報酬が得られること
- OSSの開発支援。全てがOSSにしても報酬が得られる。
- 無料主義では、最終目標ベースの報酬になるので、みんなが欲しいけど、その人のためにならない商品提供を止められる、ある種の制約を設定できる。
- 変わることは、資本主義では相手が報酬を支払えるお金を持っていないといけないのに対して、無料主義では相手が報酬を支払う能力がなくても設定した目標に貢献したら報酬が得られること
- 違い
無料主義のメリットは何?
無料主義のメリットをご説明します。
無料主義の直接的なメリットは、「それぞれの人が行いたいことを今以上に実現できる」ことです。
それ以外は、このメリットを実現する手段が増えるというメリット(間接的なメリット)として記載していきます。
そして、それらのメリットを実現するための仕組みが「無料主義を構成する仕組み」に記載の内容です。
あるメリットを活かして、他のメリットを実現する場合もあります。
構造としては、
①まず「無料主義を構成する仕組み」があります。
②「無料主義を構成する仕組み」を利用して「メリット」が得られます。
③あるメリットを活かして、他のメリットが得られます。
④「間接的なメリット」を利用して、「直接的なメリット」が得られます。
「無料主義を構成する仕組み」を利用して、「間接的なメリット」が実現し、
「間接的なメリット」を利用して、「直接的なメリット」が実現します。
「無料主義を構成する仕組み」→「間接的なメリット」→「直接的なメリット」
無料主義を構成する仕組み一覧
- 参考にしたか検知する仕組み
- 最終目標の仕組み
- 貢献度のルールの仕組み
- 無料主義プラットフォームの仕組み
- 貢献度の算出方法
- 無料主義プラットフォームの最終目標の仕組み
- 無料主義プラットフォームの規約・ルール
- 「別の貢献度のルールに干渉しない権利」
- 無料主義プラットフォームや貢献度のルールの、干渉しない・できない・しても不利になる仕組み
- 貢献度ポイントのオークション形式
- 枠の仕組み
- 代理購入の仕組み
- 共同購入の仕組み
メリットのまとめ
無料主義のメリットは、主にこれからご説明するようなメリットがあります。(他にもメリットがありますが、記載内容が多くなるため省略します。)
詳細については、次の段落で詳しく説明していきます。
「公開&共有」関連のメリット(公開と共有による改善系メリット)
- 情報、ノウハウ、データ、顧客などが公開&共有する社会になる
- 相互運用性が高まる
- 参考にされただけで報酬が得られる
- 学習データなどのサービスの質向上のためのデータ量の増加
- 「どれだけ差別化できるか」から「どれだけ共有できるか」を競争する社会になる
- ネットワーク外部性が働きにくく、サービス利用者の流動性が高くなる
- 透明性が高まる
- サービスや国やそれぞれのレイヤーで、依存せず制裁耐性を持てる
- 新しい相関関係・価値のある行動を発見できる
- 独占されることが少なくなる
- 企業同士の無駄な独占競争がなくなり、他国同士の争いも発生しにくくなる。
- 車輪の再開発が無くなる
- 想像すらしていなかった使い方を様々な人が使えるような社会になる。
- 競合という関係が少なくなり、AとBの関係は、協力関係7割、共有する競合関係3割とかの関係が増える。
- IT分野のセーフティーネットを作れる
- 人事評価で成果主義を採用すると、個々人がノウハウを共有しようとしないデメリットを解決できる
- 相互運用性が高まることでネットワーク外部性による独占が少なくなる
- サービスの利便性UP
- 市場開拓や統一規格を作ったのに、収益を上げているのは他の企業にだった問題を解決できる
- 参入障壁を下げることが報酬を得られる行為になる
- 無料主義で使用する技術関連の研究が進みそう
- 競争が激しくなる
- 今まではお金が介在しない部分でも対価が得られるようになる
- 「正の外部性に対価」「負の外部性に費用」を与える(外部性の内部化)
- アイデアを出すだけでも評価されるようになる。
- 失敗しても対価を与えることができる
- 「競争のある独占市場」を作れる
- 独占をするメリットはない
「削減」関連のメリット(時間・労力・費用を削減できる系メリット)
- 値段が安くなる
- 税金が不要で、税金のメリットを活かせる
- 合理的な意思決定がされやすくなる
- 立法の労力・費用・時間などのコスト削減
- 問題発生から法律を施行するまでのタイムラグの削減。
- 税設計による経済損失の削減
- 年金や医療などの公共サービスの財源が不要になる。
- 無料主義では、付加価値をつけず販売&人件費することにより、低コストで得られるようになる。
- 年金・社会保障の予算問題がなくなる
- 物価が安くなる循環ができる
- 費用負担なしで、供給者に対価を支払える
- 外交が必要な機会が減って、あらゆる労力・費用・時間の削減になる。
- 効率化できるサービスの利用率が高まり、よりあらゆる部分を効率化できる
- 国同士の取引でも、中抜きが無くなることで今以上に低価格で提供できる。
- 企業との交渉が不要になり、労力・費用・時間の削減できる
- 詐欺の被害を軽減できる
- 国の手続きを効率化する
- 特許や著作権関連で値段が高い商品も安くなる
「社会の仕組み改善」関連のメリット(社会の仕組みを改善できる系メリット)
- 納得できない法律が減る
- 汎用的な法律を作れる
- 行政・国間の競争促進
- 法律の細かい定義が不要で、今よりも柔軟に、幅広く、どれだけニッチな問題にも対応できる場面が増える。
- 法律をハック・悪用されることが少なくなる。
- 国(貢献度のルール)の立ち上げが簡単になる
- 既得権益を減らす
- 「良いことだけど無報酬なこと」「悪いことだけど罰がないこと」に対処可能になる。
- どんな行為が悪い行為かどうかの倫理・道徳でさえ、最終目標の貢献度合いに悪い影響を与える行動のみ悪い行動だと定める場面が出てくるかも。
- 法律が分かりやすくなる
- 広告収益モデルで、広告に頼らず稼げる
- 対価を支払えない人に対してサービスを提供することが可能になる
- 「移動による投票」が行われやすくなります。
- 貧困層にどれだけ分配するのかの意見の不一致が起こりにくい
- 死荷重がなくなります。
- 税金の機能を、別の仕組みで実現でき、トレードオフが無くなります。
- 公共サービスの財源や賃金アップ
- 無料主義が、人間よりも賢い汎用的AIが実現するまでの中継ぎの経済の仕組みとして使えるかも。
- ダンピングでも全体の利益になる仕組みになる。
- 無料主義では、ぼったくりは存在しない
- 対価を払う必要がないので、貧困層も先進国と同じような顧客になる。
- 報酬の上限や下限は無い
- 価格の値下げの過当競争が少なくなる
- 高齢者に優しい社会になる
- 無料だったら需要があるサービスを成立させられる
- 他社の抜け駆けで、努力がビジネス的に無意味になる事態を防げる
- 利益を上げるための値上げが不要になる。
- 会社をフォークできる。
- 解雇規制を廃止できる
- 最適化したい目標とインセンティブ設計が簡単になる
- 技術を幸福度を高めるために使える
- ストライキをする必要はない
- 不要になる
- 供給側が値段設定する必要がない
- 現在の経済をリセットできる
- 物理的に搾取できない仕組み
- 賃金を簡単に上げられる
- 分配が不要
- 争いが生まれる議論が不要になる
- 許可が不要になる社会
- 無料主義では、資本主義よりも生産性は高くなる。
- 会社側は、労働者の給料を決められない。
- 公共サービスが充実する&公共サービスの財源問題を解決できる。
- NPOの活動が株式会社と同じように運営できるようになる
- 社内教育が活性化できる
- 報酬は全て成果報酬になる。
- 対価を求めるだけでSDGsの目標を達成できる仕組みを作れる
- 申請主義の廃止
- 〇〇 to earnの仕組みを作れる
- 上司の優位性がなくなる
- カルテルが行われない
- パチンコやその他の賭け事も不要になる
- 下請けの搾取がなくなる
- 無料主義では、競争がなくても改善するインセンティブを作れる
- 無料主義になれば、無意識に顔が良い人を選んでしまうようなことでも罰を受けたり報酬が下がる社会になる
- 全体の利益になる行為が、自分が一番稼げる行為になる
- 同調圧力のように倫理的な行動を半強制的に行わせる必要がなくなる
- 「無料主義落札率」で報酬が決まることのメリット
- 市場原理で対価を払える
- 政府が給料を決めなくなる
- あらゆる海賊版がなくなる
- 生成AIの学習データ問題の解決
- 供給側が協力するインセンティブがある
- 無料主義でも、供給側が価格決定を行うことは可能だけど「ダンピング」や「ボッタクリ」も可能だけど行うメリットがない
- 供給側と需要側の対立を解消できる
- 市場の失敗を解決できるかも
- 報酬が与えられる具体例
- 中立な報道機関
- 汎用的な法律により事件を発見できる
- 法律の抜け道を無くせる
- フォークをして柔軟なルール設定ができる
- ブルシットジョブがなくなる社会
- 広告がなくなるかも
- DXが進む
- 搾取は少なくなる
- あらゆる指標で評価できる
- 誘導できる
- 長期的な投資を行うための目の前のキャッシュエンジンを作る必要性が少なくなる
「感情&思想」関連のメリット(感情的に嬉しい&考えに近い生活ができる系メリット)
- 幸福度や人生の満足度が上がるかも
- サービスの利便性が高まる
- 干渉されない社会になる
- 特定の既得権益の意見を重視した政治が行われにくくなり、生活の質が高まります。
- 思想ごとに分かれて生活できる
- 「他人が何をしようが関係ないが、自分には干渉しないで欲しい。」の考えを今よりは実現できる
- 左翼や極端な思想の人や対立している思想の人とも関わる必要はなくなる
- コンテンツを削除せずに安全を守る
- 関わりたくない人と関わる必要がなくなる
- サービスの利便性が高まります
- 今後、高度なスキルを持たない人が貧困に陥ったときに、社会的な混乱が発生しにくい社会になる
- 無料主義が技術的失業が発生する時代に対応できる
- 企業の内部情報リークが増えて、労働環境も良くなる
- 時代が進むごとに思想が多様化する流れに対応できる
- 多様性が生まれる
- 規制があることで出来ないこともできるようになる。
- 不毛な罵り合いは無くなる
- 大きな思想の分断がなくなる
- 貢献度のルールで思想ごとに分かれるため、大きく意見が分かれる議論は不要になる
- 誹謗中傷の非表示・反対意見の非表示
- 無料のサービスに対して責任感と提供する側のストレスを緩和する
- 最低限の権利のみを保障し、それ以外は干渉しない社会
- 最初に分断して始めることで、争いがない社会
- 差別を少なくできる
- 加工する社会を作れる
- 対立が無くなる
- 規制緩和の形が変わる
「その他」関連のメリット
- 無料主義の仕組みを活かせる
- 新しい商品やイノベーションが生まれやすくなる
Discussion