Wakate.rbを立ち上げた
はじめに
こんにちは、yuhiです。
「若手のRubyist同士がつながり、Rubyを盛り上げる」ことを目的とした、若手中心のRubyコミュニティ Wakate.rb を立ち上げました。そして、第一回目の開催をラクスル株式会社様と開催させていただきました。
本ブログでは立ち上げの経緯や第一回目の様子について紹介します。
立ち上げ経緯
24th Dev
元々、私は24卒向けのコミュニティ「24th Dev」の運営をしていました。24th Devの立ち上げの経緯については下記の記事にまとめています。
24th Devのイベントでは技術領域を絞っているわけではないので様々な分野のエンジニアが参加しています。幅広い分野について話が聞けるのはメリットですが、一方で、特定の技術に絞ってLTなどで深掘りすることは難しい側面もありました。
24th Devの目的として、「繋がりを作り・継続する」というものがあります。人間、自分の興味のある話題に共感してもらえると嬉しいものですが、それと同様に自分の興味ある技術領域について深く話せるイベントがあれば、より繋がりを継続させることができるのではないかという仮説がありました。
RubyKaigi 2025
私自身、初めてRubyKaigiに参加したのですが、本当に楽しかったです。1,500人規模のカンファレンスですが、文化祭のような雰囲気がありつつ、夜通し飲み会が続く、ある種“狂気的”なイベントです(もちろん褒めています)。Rubyコミッターとの距離も近く、Rubyコミュニティならではの雰囲気を感じることができました。
また、軽い気持ちで24卒のランチ会を開催してみましたが、予想以上の参加者が集まりました。このあたりから、Wakate.rb の立ち上げへの機運が高まっていきました。
若手のRubyistを増やしたい
第一回の24th Devのイベントでお世話になった、かわまたさん(@r_kawamata)の投稿を見て、若手のRubyistを増やしたいというモチベーションが高まりました。こんなにもRubyは楽しい言語なのに、学生さんたちに選択されなくなっているのは寂しいです。
若手Rubyist同士の繋がりを作り・継続させながら、この暖かいRubyコミュニティへ何か少しでも貢献したいと思い、Wakate.rbを立ち上げることにしました。
第一回の様子
会場
第一回目の開催はラクスル株式会社様のご協力で開催させていただきました。今年の2月に麻布台ヒルズ 森JPタワーへオフィス移転されたばかりとのことで、とても素敵なオフィスで開催させていただきました。ラクスル株式会社様ありがとうございました!
あいさつ
昨今のRubyの状況についてとWakate.rbの目的についてLTをしました。
最近の学びシェア
2つのテーブルに分かれて、Rubyについての最近の学びをシェアしました。特にSorbetやRBSをプロジェクトに導入したなど型についての話題が多く耳に入ってきました。若手が中心ということもあり、「自分の意見を話しやすかった」という声もあり、嬉しく感じました。
LT
私を含めて4名のRubyistがLTをしました。これも若手中心ということもあり、登壇が初めてのRubyistでも挑戦しやすい、温かい雰囲気のLT会になったと思います。
yuporonさん
Kaiさん
まなべさん
yuhi
タイトル「階層構造を表現するデータ構造とリファクタリング 〜1年で10倍成長したプロダクトの課題〜」
Kaigi on Rails 2025にプロポーザルを提出したのですが、その内容についてLTをしました(なお、Wakate.rb の開催後に無事プロポーザルが採択されました!)
まとめと今後の展望
Wakate.rbの立ち上げ経緯と第一回目の様子について紹介しました。
「若手のRubyist同士が繋がり、Rubyを盛り上げる」という目的を達成するために今後もイベントを開催したいと考えています。この場で知り合ったRubyist同士がRubyKaigiなどの場でも自然と交流できるような世界線を作っていきたいなと思います。
今後は若手だけでなく、「先輩枠」としてベテランのRubyistの方にもご参加いただくことで、より活気ある会にできるのではと考えています。
もし、Wakate.rb にご興味を持たれた方がいらっしゃれば、connpassのWakate.rbのグループメンバーになっていただければ幸いです。
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