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今でも便利なUnity Assetについて

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Unity Asset Store には今も使える優秀なAssetが多く存在しています。本記事では、ADVパートやWebView連携などで活用されている、実用的なAssetを紹介します。


1. 宴 - Utage -

概要


これだけでADVパートの実装が可能。

  • キャラクター画像
  • Excelの台本
  • UIの調整

だけでそれなりのものが作れます。既存プロジェクトの会話パートを置き換えることも可能です。

特徴(台本部分)


  • エンジニアから見れば直感的でわかりやすい構成(ファイル設定、内部変数、シート管理など)
  • 好感度による会話分岐、表情変更も簡単
  • コマンドベースで多彩な演出が可能(背景・BGM・ボイス・アニメ・ムービー等)

コマンド一覧: https://madnesslabo.net/utage/?page_id=252

逆転裁判風や脱出ゲームなどもこれ1つで実装可能です。

特徴(その他)

  • 頻繁にアップデートされている
  • コミュニティサポートあり(Googleグループ、Facebookなど)
  • バグ対応も早く、パッチも適宜配布されています
  • 内部実装も参考になるポイントが多いです

2. UniWebView 5

概要

Unity内でWebページを表示したり、双方向連携が可能なAsset。

特徴

表示・連携

var webView = gameObject.AddComponent<UniWebView>();
webView.Frame = new Rect(0, 0, Screen.width, Screen.height);
webView.Load("https://uniwebview.com");
webView.Show();

Unity→Web(JavaScript実行)

webView.EvaluateJavaScript("startGame();", (payload) => {
    if (payload.resultCode == "0") {
        Debug.Log("Game Started!");
    }
});

Web→Unity(メッセージ受信)

webView.OnMessageReceived += (view, message) => {
    if (message.Path.Equals("game-over")) {
        var score = message.Args["score"];
        Debug.Log("Your final score is: " + score);
    }
};

JavaScript追加と実行

webView.AddJavaScript("function add(a, b) { return a + b; }", (payload) => {
    if (payload.resultCode == "0") {
        webView.EvaluateJavaScript("add(1, 2);", (payload) => {
            if (payload.resultCode == "0") {
                print("1 + 2 = " + payload.data);
            }
        });
    }
});

HTMLローカル表示

var url = UniWebViewHelper.StreamingAssetURLForPath("local_www/index.html");
webView.Load(url);

3. PlayerPrefs 操作系

Asset例

  • PlayerPrefs Editor

  • Advanced PlayerPrefs Window

概要

4. Playmaker


概要

  • ビジュアルスクリプトプログラミングが可能
  • 状態遷移ベースのフロー設計
  • ノーコーディングでゲームロジックが組める
  • 実行中の状態が視覚的に確認可能
  • 独自のデバッグ機能あり
  • 他のAssetとの連携性も高い

モック作成やアイデア検証の初期段階に特に向いています。

おわりに

Unity Asset Storeには、現在でも活用可能な便利なAssetが多く存在しています。特にADVパートやWebView連携、データ管理、ビジュアルスクリプトといった分野では、今なお現役で活躍するものばかりです。

この記事が、Unityでの開発におけるAsset選定の参考になれば幸いです。

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