ソケット通信するC言語プログラムのwindows用実行ファイルを作成するときのeclipse設定

背景
ソケット通信を試すため、C言語で簡単なコードをビルドして、Windows用の実行ファイルを作ろうとしたとき、参考にしようとしたサンプルコードがLinux環境用の情報ばかりで苦労しました。
例えば、プログラム中でライブラリーのリンクを試みるも失敗...
#pragma comment(lib, "Ws2_32.lib")
eclipse環境下で、ライブラリーをリンクさせたり、プリプロセッサーを定義する設定をまとめました。
winsock2.hをインクルードするとエラーになるとき
ビルドしたいプロジェクトフォルダーを右クリックして、「プロパティー」を選択します。
「C/C++ビルド」を展開し、「設定」をクリックします。
「ツール設定」タブの「MinGW C Linker」を展開し、「ライブラリー」を選択します。「ライブラリー (-l)」に追加アイコンをクリックして、「ダイアログの編集」ウィンドウに”ws2_32”を入力して「OK」を押します。最後に「適用して閉じる」を押します。
inet_ntop関数 (ws2tcpip.h)をコンパイルするとエラーになるとき
ビルドしたいプロジェクトフォルダーを右クリックして「プロパティー」を選択します。
「C/C++ビルド」を展開し、「設定」をクリックします。
「ツール設定」タブの「GCC C Compiler」を展開し、「プリプロセッサー」を選択します。
「定義済みシンボル(-D)」に、追加アイコンをクリックして、「値を入力してください」ウィンドウに”_WIN32_WINNT=0x0A00”を入力して「OK」を押します。最後に「適用して閉じる」を押します。
実行ファイルを立ち上げたときコマンドプロンプトの日本語が文字化けするとき
最初eclipseでビルドした実行ファイルを起動させたとき、日本語が文字化けしていました。
これを直すのも苦労しました。コードエリアの右下にエンコードが表示されていますが、これを右クリックします。
「文字セットの変換UTF-8」を展開して、「MS932」を選択します。
コマンドプロンプトに表示される日本語の文字化けがなくなります。