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工事担任者総合通信に合格してみた
いまいち知名度が低い国家資格「工事担任者」。
電気通信の伝送路設備に端末設備等を接続するための工事においては、有資格者が自ら工事又は実地で監督することが義務付けられています。
学習前ステータス
- ネットワーク工事の経験はゼロ
- 「基礎」科目は第一級陸上無線技術士の免許で免除
- 「技術」科目は高度情報処理技術者試験の「午前I」で出題される範囲のネットワークの知識はあるつもり
- 「法規」科目は電気通信事業法と省令の一部だけを知っていたレベル
学習法
試験対策本(不要)
法規科目については出題傾向がコンパクトにまとまっているので効率的に勉強できた。
教科書(ほぼこれ頼み)
法規科目についてもカバー範囲は申し分ない。
問題集(未使用だが有用)
買わなかったが内容は確認した。もし資格取得だけが目的なのであれば上記の教科書は使わずに、この問題集をひたすらやれば合格できそうな内容。
過去問(必須)
データ通信協会のウェブページで公式に直近4回分の過去問と解答が公開されているが、「独学ステーション」というサイトが一問一答形式でスキマ時間にも解きやすい。
法規対策(注意)
基本的には上記のテキストと過去問でよいのだが、法令は改正されるため要注意。デ協のウェブページをチェックしておくべし。
以下のお知らせに記載されている改正は手元のテキストには反映されていないが、さっそく出題された。
勉強量
試験の約6週間前から、平日休日を問わず1日1時間程度は教科書を閲覧。
試験前の7日間は過去問を6回分解き、間違えた問題だけは周回した。
試験当日は独学ステーションの過去問を2回分、すでにやったことのある問題のためささっとやった。
結果
無事に合格。
蛇足
上述の教科書の内容で正しくは「ケーブルグリップ」であるところ、図のキャプションが「ケーブルクリップ」となっていた(本文中は正しい)ため、一応出版社に連絡しておいた。
資格者証の受領まで(追記 2025-06-28)
関東総合通信局の案内では「資格者証の交付には、申請を受け付けてから概ね1ヶ月程度かかります。」とのことですが、実際は10日で受け取れました。
- 6/16 (月) 合格発表日・申請書類を特定記録で郵送
- 6/17 (火) 午前中に申請書類が先方に到着
- 6/27 (金) 午前中に資格者証が特定記録で到着・交付年月日は6/26付
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