エンジニア的に転職をハックする
転職回数はそれほど多くないのだが、面接のたびに「あー、もっとアレについて調べておけばよかった」とか「面接でソレを確認しておけばよかった」と思うことが多かったので、備忘録的に自分が転職時に使っているハックをまとめておく。
下調べ編
会社を探す
自分がやりたいことをやらせてくれるような会社を探す。
基本的にはエンジニア職の多いGreen、Forkwell Jobs、Wantedly、転職ドラフト、indeedあたりに加えて、エージェントを使う感じになると思う。
会社を調べる
クチコミ情報は転職会議、OpenWork(旧Vokers)、カイシャの評判あたり。
(他のクチコミ系の某一社に登録したらやたら高圧的な営業電話がかかってきて困った)
会社のページにニュースやIR情報が載っていたら読んでおく。
外部でPR Timesなどでニュースリリースを流している場合もあるのでGoogleニュース検索などで抑えておく。
社風を調べる
転職ドラフトの「文化」欄がかなり優秀なので参加している場合にはそれを参考にする。
例:メルカリ https://job-draft.jp/companies/710
気になる部分は面談のときに深く突っ込んでおくと良いと思う。
(転職ドラフトに参加していなかったら全部含めて面談で聞く)
プロダクトを調べる
B2Cであれば、まずは一通りプロダクトを使ってみる。
技術スタックはWantedlyなどで公開している場合もあるが、ウェブサイトのURLから情報を調べるウェブサービスなどで自力で調査もしたほうが良い。
WebであればHTMLがvalidに書かれているか、スマホ対応がどうなっているか、文字コードやIE用の分岐コードのようなことを調べると良い。
アプリはiOS版はたいてい良く作られているので、Android版がどうなっているのかを必ず調べたほうが良い。(Android版がそもそも無い…みたいなこともあるが)
チームを調べる
WantedlyやQiita Organizationのアカウントや技術ブログがある場合、それぞれの活動をチェックしてみる。
面接編
課題を確かめる
自分が入社した場合にどういう課題を解決することになるのかを聞いておく。
またプロダクト全体についても抱えている課題、最近解決した大きな課題を確認しておいて損はない。
働き方を確かめる
一部のベンチャーでは従業員数を盛っているので、今日出勤した人がどれくらいいるのか確かめる。
求人サイトの記載と乖離している場合は疑ってかかる。
フワッとした回答しか得られなかった場合は厚生年金保険・健康保険適用事業所情報で事業者名を検索すると、社会保険の加入者数がわかるので参考になる。
小さなチームであれば、今日メンバーがどういう仕事をしたかを簡単に聞いてみても良いかもしれない。
業務委託などのメンバーを含めた最近1〜2年間での離職率(離職数)も聞いておくと吉。
技術を確かめる
技術スタックについて簡単に教えてもらう。
可能であればプロダクトコードを見せてもらえないか頼んでみる。
だめならパッケージマネージャーのファイルだけでも… と頼んでみると結構見せてもらえる。(気がする)
それらの会話からある程度突っ込んだテーマをチョイスして面接官に投げてみる。
(「○○は☓☓という手段もあると思うのですがなぜ○○を採用したのですか?」など)
最近読んだ技術書や、面白かった技術記事あたりの話を振ってみてみても良い。
文化を確かめる
転職ドラフトなどで気になった文化の項目について確認してみる。
(ちなみに転職ドラフトの「文化」の全項目はマイページのレジュメの好む文化にリストアップされている」
コミニュケーションの頻度、飲みニュケーションの頻度などを確認する。
業務フローを確かめる
例えばプロダクトに新規機能が一つ追加される場合、そもそもその要望がどこから降ってきてどういうフローで仕事が進むのかを確認する。
スケジュールは誰が切っているのか、現場の連携はどのように行っているのかなど。
See Also
この記事は以下の小関悠さんの三部作の記事に影響されて「エンジニア向けに特化して」書かれた。
内容が重複している部分もある。
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