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Windows 10 の WSL インストールで「Windows Insider 用の簡略化されたインストール」を使ってみた

2021/06/19に公開

追記: Windows 11 環境の手順はこちら。

https://zenn.dev/15/articles/ca6b199b5a8a9f


事前にプレビュービルドを入れておく必要があるが、インストール中の待ち時間や再起動を除けば一瞬で nginx の起動や Docker の連携までできるようになった。

簡略化されたインストール コマンド wsl --install を使用するには、Windows Insider Program に参加し、Windows 10 のプレビュー ビルド(OS ビルド 20262 以降) をインストールする必要がありますが、手動インストールの手順に従う必要がなくなります。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/install-win10

インストール

コマンドプロンプトを管理者権限で実行して以下のコマンドを打つと WSL2 (Ubuntu 20.04) がインストールされる。

wsl --install

途中で再起動を求められる。

再起動後にコマンドプロンプト上で「Ubuntuをインストール中」みたいな表示が出るのでエンターを押す。(放っておけば進むのかと思ったけれども入力が必要らしい)

ユーザー名やらパスワードの設定を求められるので入力して終了。

Terminal のセットアップ

Microsoft Store から Windows Terminal をインストールして起動。

GUI で設定

昔は JSON を書く必要があった気がするが、いつの間にかGUIでの設定に対応していた。
Ctrl + , かタスクバーから設定画面を出す。

Startup の設定

Default Profile が Command Prompt になっているので Ubuntu に変更する。

Ubuntu Profile の設定

設定画面の左メニューから Ubuntu を選択。

Ubuntu General でホームの変更

Ubuntu > General が表示されている状態になる。

デフォルトだと Starging Directory がWindowsの方のホームになっているので
\\wsl.localhost\Ubuntu\home\johndoe とかのUbuntu側のホームに変更する。

Ubuntu Appearance で表示設定

Ubuntu > Appearance を開く。

好みに応じて Color Scheme を Solarized Dark 、Font face を Consolas などに変える。

Terminal の再起動

上記設定を反映させるために一度 Terminal を終了して起動し直す。

nginx を動かしてみる

sudo apt update
sudo apt install nginx

で nginx をインストール。

sudo vi /var/www/html/index.html で適当なHTMLを用意して sudo nginx する。

Windows のブラウザで http://localhost/ を開けばHTMLが表示される。

今後は Ubuntu 上の nginx は必要ないので sudo apt remove nginx で削除。

Docker コマンドを Ubuntu 側で打てるようにする

Docker Desktop for Windows をインストール。
インストール時に Install required Windows Components for WSL2 にチェックが入っていることを確認してインストール。

最初のチュートリアルはそのままやってしまうと Windows のコマンドプロンプトで実行されてしまうのでスキップ。

設定

Settings > Resources > WSL INTEGRATION から Enable integration with additional distros: の Ubuntu を有効化して再起動。

Getting Started

Terminal を立ち上げて、 docker run -dp 80:80 docker/getting-started と打って http://localhost/ を開くと Getting Started が表示される。

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