あえてネガティブな名前をつけてるだろうなと思ったソフトウェアたち

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たまにネガティブな名前がつけられたソフトウェアがあるけれども、あれはあえてネガティブな名前をつけているんだろうか。
僕は個人的にネガティブな命名が好きなので、みんなあえてネガティブな名前をつけているんだろうと思っているけれども、きっとネガティブな名前をつけるような人は、由来を聞かれてストレートに「私はシニカルな性格なのであえてネガティブな名前をつけました」なんて答えないので、公式情報がなく全ては真偽不明である。

そんな公式見解がないながらも「あえてネガティブな名前をつけてるだろうな」と思ったソフトウェアやプロダクトをいくつか紹介したい。

ちなみに子供にあえてネガティブな名前をつける文化はモンゴルセネガル(PDF)、名前ではないがネガティブな呼び方をするのはアイヌトルコなどにあるらしい。
セネガルのページによれば

赤ん坊にあまり華々しい名前をつけると悪魔や悪い聖霊に連れ去られ、早死にしてしまうという考えから、わざと嫌な意味合いの名前を付けるという習慣は世界各地に見られ、セネガルも例外ではない。

Discord

日本語だと不和、不一致、不協和音などの意味。
最初に見たときはボイスコミュニケーションアプリの名前にしては縁起悪すぎない?と思った。
redditでも議論されているが、特に由来は明言されていないらしい。

Slack

日本語だと緩い、弛んだといったような意味。
こちらもビジネスコミュニケーションツールとしてはなかなかに異色な名前である。
公式にはSearchable Log of All Conversation and Knowledgeの略らしいが、後から略語にした感が拭えない。

Chrome

ブラウザなのに金属の名前をつけるなんて重そうで嫌じゃない?と感じた。(が、あまり英語でコンピューターの動作が重いのをWeight的なHeavyとは表現しないらしい)
公式な由来としてはthe project borrowed its moniker from the term used to describe the frame, toolbars, and menus bordering a browser window: chrome.ということらしい。
しかしその後に The mantra became "Content, not chrome," となったようなので、結果的にネガティブな名前になったようである。

またWikipedia(en)のGUIの方のchromeの記述からたどると1990年頃から存在しているらしいThe Jargon Fileが見つかるが、 Often used as a term of contempt. なので、重いイメージかはともかく、ネガティブなコンテキストで使われることが多かった単語らしい。

blinkとmarqueeといえばレガシーなHTMLの象徴なのに、なぜレンダリングエンジンの名前にそんな名前を… という感じである。
Googlerは皮肉屋だからこういう名前をつけたがるんだなと思った個人的ブレークポイント。

Pixel

ソフトウェアではないが、Pixel(初登場はChromebook Pixel)シリーズも「なんでそんな名前にしたんだ」と世界中でツッコまれているが、個人的には「だからこそあえてのPixelじゃん」と思っている。

https://twitter.com/thatdamnqa/status/304680221586628609

https://twitter.com/otolithe/status/312293104105435136

https://twitter.com/KaitlynAWright/status/478893371977510912

まとめ

と、思いつくままにネガティブな名前だと思ったソフトウェアたちについて書いてみたが、いかがだっただろうか。
もちろん、これらの名前がネガティブな意味を持っていると感じたのはあくまで個人的な感想であり、ネガティブな意味をもって名付けられたのが公式見解ではないことをご理解いただきたい。

また、ソフトウェア名が意図せず差別的な単語とコンフリクトした事例については本記事の意図と異なるため割愛した。