Jira Work Management で 新しくできること いまひとつなところ

3 min read読了の目安(約3400字

個人的にすごく気になっていた Jira Work Management (以下JWM)。
Atlassian Team 2021 での発表と同時にβ版が使えるようになっていたので、ぽちぽち触ってみました。

Jira Work Management とは?

https://www.atlassian.com/software/jira/work-management

Jira Core の後継として登場した商品。
Jira Core は Jira Software の廉価版のような扱いだったが、 JWM はビジネスチームに適した形に作り直されている。

Designed for business teams like yours

Subscriptionsのほうはどうなっているか見にいったら、Jira Core がそのまま JWM になってました。

JWM subscriptions

どんなことができるの?

プロジェクトテンプレート

JWM Project Template

以前からあったものも多いが、JWM のプロジェクトテンプレートが23個ある。
今回は 個人タスク プランナー のテンプレートを使ってみました。

personal task planner

https://support.atlassian.com/jira-core-cloud/docs/see-how-teams-use-jira-core-cloud/

いくつかのテンプレート構成の説明が公式ドキュメントに載っているので、気にある方は見てみましょう。

View の切り替え

今回のイチオシ。
近年は Asana や Notion でもできていて、少し前に Trello の有償版でもできるようになった流行りの機能。

Issue の情報を以下の4つの見せ方で表示されることができます。
どの View でも Issue の作成は可能。

  • List
  • Calendar
  • Timeline
  • Boards

以前からあった Issue Explorer? も もちろんあってそちらも利用できます。

List

List View

Excelみたいにリスト項目をそのまま編集できて便利!

Issue Type はデフォルトで Task になりました。
スキーマは指定している既定の Issue Type が使用されるようです。

Calendar

Calendar View

Issue の期限がカレンダー上で表示されている。

ちょっと残念なのは、D&D で Issue を移動できない点。
せっかくのカレンダービューなのだからできてもいいと思うのだが。

Timeline

Timeline View

タスクの開始日と終了日を気軽に設定・変更が可能。
週・月・四半期で表示させる粒度を変更できる。

ちょっと残念なのは、この画面で進捗率や担当者を変更できない点。
Estimate(見積) や Time traking(時間管理) の状態も表示されないので、ガントチャートというよりもロードマップとしての利用となるかと。

Boards

Board View

いつものJiraのボード。カンバンとして気軽に使えます。

Jira Software のボードとはちょっと違うので注意。
Software にあるボート設定やグループ分けはありません。
自動化はできるのに自動化アイコンが消えてしまっている。ここはUI改善してほしい。

Form で Issue を登録

Asana にはあってすごく羨ましかった Issue 登録フォーム。

Form Editor

フォームに表示したいフィールドの設定とフィールド名の変更ができます。

Form Preview

プレビューでどのように表示されるかの確認ができます。
Jira の Issue 作成画面がごちゃごちゃしてても、このフォーム使えば必要最低限にできるので便利!

ただ、やっぱり残念な点もあります。

  • 1プロジェクトに1フォームしか作れない
  • フォームにデフォルト文言を入れられない
  • Issue Type を設定できない

この3つさえできればもっと利用の幅が広がるんだけど、今の状態だと Issue を比較的作りやすい画面というだけなので、もったいないという印象。

プロジェクトの構造

New Jira ではなく Classic Jira をベースに作られています。
SoftwareプロジェクトではなくBusinessプロジェクトとして作られているので、Classic Jiraなのでしょう。

余談ですが、最近 New Jira は team-managed project、Classic Jira は company-managed project と呼ばれるようになったようです。どちらも育てていくつもりのようで、全部 New Jira にしていく訳じゃなかったんですね。

JWM の機能がSoftwareプロジェクトにも適用されればよかったんですが、それはアップグレードを待つしなかいですかね。マイルストーンに出てくればいいんですが。

https://www.atlassian.com/roadmap/cloud

総評

パッとしなかった Jira Core の Businessプロジェクトが拡張されて、いろんなシーンに適用できるようになったのがすごくいいですね。ビジネスチームが Jira を使うときのハードルがかなり下がったと思います。

ただ Jira Software の Softwareプロジェクトをメインに使っている人にとっては、JWM に欲しい機能はあるけどもの足りないという状態になります。ここは今後のアップグレードに期待しましょう。