【Windows11】Hyper-V上でWindows11をインストール
変更履歴
2023/11/8 初回投稿
環境
- Windows11 Pro 64bit 22H2
Windows10/Windows11であればバージョンについてはあまりこだわる必要はありませんが, エディションに関してはPro, Enterprise又はEducationかつ, 64bitである必要があります.
※詳しい要件についてはこちらをご覧ください.
確認
お使いのPCの仮想化が有効になっていることを確認します.
1. 以下のいずれかの方法でタスクマネージャーを起動します.
- タスクバーを右クリックしてタスクマネージャーを選択
Ctrl + Shift + Esc
-
Ctrl + Alt + Delete
からタスクマネージャーを選択
2. タスクマネージャー左側の「パフォーマンス(グラフのようなマーク)」から「CPU」を選択.
「仮想化」 という項目が有効になっていることを確認してください.
タスクマネージャー
有効化になっていない場合, マザーボードや製造メーカーによって設定方法が異なりますので, 以下の公式サイトや各メーカーのページをご覧ください.
Hyper-Vの有効化
コントロールパネルの編集
Windows11には検索バーという便利機能があります, それを活用しましょう.
タスクバーの検索バーに Windowsの機能
と入力して, 結果の一覧から Windows の機能の有効化または無効化 を選択します.
検索結果
Windows の機能の有効化または無効化の一覧の中から, 以下の2つを探してチェックボックスにチェックを入れます.
- Hyper-V
- 仮想マシン プラットフォーム
Hyper-V
仮想マシン プラットフォーム
処理が完了したら再起動をを求められるため, 再起動をかけてください.
再起動が完了したら, コントロールパネルでの編集は終了になります.
Windows11のインストールメディアの作成
※今回使用するインストールメディアは.iso拡張子の約6.2GBのファイルです
Microsoft公式サイトからインストるメディアをダウンロードします.
「 Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする 」
からダウンロードをクリックします.
言語選択用のリストが出現するので, 任意の言語を選択して確認をクリックします.
しばらくすると, 64-bit ダウンロードというボタンが出現するので, クリックするとダウンロードが開始されます.
※後にファイルの場所を選択するので, ダウンロード先はわかりやすい場所を選択しておきましょう.
Hyper-Vで仮想マシンの作成
Miicrosoft公式サイトのシステム要件を満たすマシンを作成する必要があります.
以下の作成手順では, システム要件に注意しながらマシンを作成していくので, 確認したい場合は以下のリンクからシステム要件を確認してください.
Hyper-V
と入力してHyper-Vマネージャを起動
1. 検索バーに 2. 操作欄から新規 → 仮想マシン(M)を選択
3. 新規作成ウィザードに従って進める.
(以下, 注意点と変更点のみを解説します.)
デフォルトでの仮想マシンおよび仮想ハードディスクは以下のディレクトリに作成されます.
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Virtual Hard Disks
1. 世代の指定
3番目の項目, 世代の指定にて, 「第1世代」と「第2世代」を選択しますが, 第2世代を選択してください.
世代の指定
2. メモリの割り当て
4番目の項目, メモリの割り当てにて,
システム要件より
メモリ 4 ギガバイト (GB)。
となっているので起動メモリは4096MB以上にする必要があります.
ホストOSの割り当てメモリによって, またはゲストOS上での作業やソフトウェアのシステム要件を確認して割り当てるようにしましょう
※ ホストOSを上回るメモリ容量を指定することはできません.
メモリの割り当て
3. ネットワークの構成
5番目の項目
ネットワークの構成にて 接続(C): Default Switch となるように選択を変更します.
ネットワークの構成
4. 仮想ハードディスクの接続
6番目の項目, 仮想ハードディスクの接続にて, 仮想ハードディスクを作成します.
特にこだわりがなければ名前と場所の変更はする必要はありません.
名前程度は用途やOSなど, わかりやすいように仮想マシンと同じ名前などにしておきましょう.
システム要件より
ストレージ 64 GB 以上の記憶装置 注: 詳細は下記の「Windows 11 を最新状態に維持するために必要な空き領域についての詳細情報」をご覧ください。
となっているので, 64GB以上のストレージ容量を指定しましょう。
任意の整数値を入力することができますが, 基本的には64GB or 128GB or 256GBのいずれかを入力しておけばよいと思います.
※メモリ同様, ホストOSのストレージ容量を上回る容量を指定することはできません.
仮想ハードディスクの構成
5. インストールオプション
7番目の項目, インストールオプションから,
「ブートイメージファイルからオペレーティングシステムをインストールする」を選択して,
Windows11のインストールメディアの作成
にて作成した.isoファイルを選択します.
作成する要件を確認しましょう.
これにて仮想マシンの作成は完了となります.
4. 仮想マシンの追加設定
Hyper-Vマネージャー上にて,
右側の作成したマシン名のプルダウンから「設定」を開きます.
TPM トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0。
システム要件を満たすセキュリティ設定を変更していきます.
ハードウェア → セキュリティの項目を選択
**トラステッドプラットフォームモジュールを有効にする(P)**にチェックマークを入れ, 有効にします.
セキュリティ
次にプロセッサの項目に移動します.
プロセッサ 1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)。
というシステム要件を満たすようにプロセッサ数が2コア以上になるように任意の数に設定してください.
プロセッサ
以上でHyper-V上での設定は完了となります.
Windows11のインストール
作成した仮想マシンを起動すると, Windowsのインストールメディアが起動します.
Windows11のインストール手順については省力します.
※ 「Press any key to boot CD or DVD......」 と表示されて進まない場合
最後の.が6個表示される前に任意のキーを押す必要があります.
しかし, ..が進むのがやたら早いため, いつの間にかキー入力を受け付けなくなてしまいます.
仮想マシン自体を再起動して, 仮想マシンを接続 → 起動を押した直後からキーボード操作が仮想マシン側に送られるため, 起動を押した瞬間から任意のキー(例: スペースキー, エンターキー)を連打することで進むと思います.
追記
再起動/二回目以降の起動 をした際にログインできない現象について
二回目以降の起動において, ログイン/ログオン 画面にて操作不能になり, Windowsにログインできない現象が発生する場合があります.
この場合は, 仮想マシンをシャットダウン, 終了したのちに, Hyper-Vマネージャーの左側にあるHyper-Vマネージャー - [ホストOS名] のホストOS名上で右クリック → Hyper-Vの設定(S) を選択します.
拡張セッションモード項目から, 拡張セッションモードを使用する(U) のチェックマークを外し, 設定を適用することで解決すると思います.
参考
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