AppSheet ✖️ Salesforce連携!ノーコードで爆速商談管理アプリを構築する方法
はじめに
今回は、ノーコードツール AppSheet と Salesforce を連携させて、Salesforce 上の商談データを活用したモバイルアプリを驚くほど簡単に作成する方法をご紹介します。
「外出先から手軽に商談情報を確認・更新したい」「特定の業務に特化したシンプルなアプリが欲しい」といったニーズに、コーディング不要で応えることができます。
前提条件
この記事を進めるにあたり、以下の条件を満たしている必要があります。
連携手順
それでは早速、連携手順を見ていきましょう。
1. AppSheetでアプリ作成を開始
まずは AppSheet のホーム画面にログインします。
画面左上のメニューから Create > App > Start with existing data
を選択します。 ここまでは、通常のアプリ作成と同じ流れですね。
2. データソースにSalesforceを追加
次に、アプリの元となるデータを選択する画面が表示されます。
ここで + New source
をクリックすると、連携可能なサービスの一覧が表示されるので、その中から Salesforce を探して選択します。
3. Salesforceとの連携を許可
Salesforce を選択すると、AppSheet へのアクセス許可を求める認証画面に遷移します。内容を確認し、許可
をクリックしてください。
4. 連携するテーブルを選択
認証が完了すると、データソース選択画面に Salesforce が追加されています。これをクリックします。
次に、Salesforce 内のどのテーブル(オブジェクト)をデータとして使用するか選択します。今回は商談情報を扱いたいので、Opportunity
を選択します。
あっという間にアプリが完成!🎉
Opportunity
を選択しただけで、商談管理アプリの雛形が自動で生成されました!
プレビュー画面を見ると、Salesforce に登録されている商談情報がきちんと一覧で表示されていることが確認できます。
Salesforce側へのデータの追加・編集・削除も可能
このアプリは、データを閲覧できるだけではありません。
右下の「+」ボタンから、新しい商談情報を追加したり、既存の情報を編集・削除したりすることも可能です。
AppSheet 上で加えた変更は、リアルタイムで Salesforce 側にも反映されます。
Salesforce の画面を確認すると、先ほどアプリから追加した商談がきちんと登録されていることがわかります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ご覧いただいたように、AppSheet と Salesforce の連携は非常に簡単で、コーディングの知識がなくても数分で強力なアプリケーションを構築できます。
この連携には、以下のメリットがあります。
- 爆速開発: Salesforce のデータを元にしたアプリをあっという間に作成可能です。
- 双方向連携: アプリからデータの追加・編集・削除ができ、Salesforce に即時反映されます。
- ライセンス活用の最適化: Salesforceに対して特定の業務を行うユーザーには、AppSheetで作成したシンプルなアプリを提供することで、より効率的に業務を行ってもらえます。これにより、Salesforceライセンスを本当に必要なユーザーに集約させ、組織全体としてITリソースの活用を最適化できる可能性があります。
AppSheet は Salesforce 以外にも様々なデータベースやクラウドサービスと連携できますので、皆さんの業務効率化にぜひ活用してみてください!
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