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スイッチとルータの共通点と相違点

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スイッチとルータの共通点
・両方ともデータの中継器にあたること。
→「中継器」なので、複数のインターフェースを持ち、複数の機器をつなぐことが出来る。

スイッチとルータの相違点
①判断に使う情報の違い
・ルータ:OSI参照モデルのネットワーク層(L3)
※ネットワーク層(L3)で使用する機器の識別情報はIPアドレス
→ルータは、データ転送時にIPアドレスを参照してどこに送るかを判断している。

・スイッチ:OSI参照モデルのデータリンク層(L2)の機器と分類される。
※データリンク層(L2)で使用する機器の識別情報はMACアドレス
→通信相手のMACアドレスをもとに、どのポートに中継すべきかを決める

→つまり、ルータはIPアドレス、スイッチはMACアドレスで中継先を判断している!

また、それぞれ宛先を判断して中継する処理を早くするために管理表(テーブル)を持っており、それを用いることで中継処理を高速化している。
※スイッチはMACアドレステーブル⇔Ehernetヘッダ、ルータはルーティングテーブル⇔IPヘッダ

➁設置される場所の違い
IPアドレスは異なるネットワーク同士で通信をするためのプロトコルで使用される識別情報
→ルータは異なるネットワーク同士の通信を中継するためにネットワークの境界に設置。

MACアドレスは隣接する同じネットワーク内の機器同士で通信をするためのプロトコルで使用される識別情報
→スイッチは隣接する同じネットワーク内の機器同士の通信を中継するために、ネットワーク内に設置。

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