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AMD Ryzen 5 7600 やら GeForce RTX 4070 を組み合わせて PC を作り Windows 11 の起動 USB を macOS で用意する

@1000ch@1000ch

購入したパーツ

GPU は GeForce RTX 4070 という最新ではないモデルだし、CPU も AMD Ryzen 5 7060 というほどほどのスペックだが、自作 PC 初挑戦ということで物理的にも性能的にもコンパクトな構成を目指した。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0CHVP7QGC?tag=1000ch-22

https://www.amazon.co.jp/dp/B0CF63WT3J?tag=1000ch-22&th=2

マザーボードは規格に ATX・MicroATX・mini-ITX がある中で小さめの MicroATX を狙いつつ、メモリとの互換性を気を付ける必要があったので、現時点で最新の DDR5 に対応したものを購入。SSD はとりあえずの 1TB を選んだ。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0CTSQ7734?th=1&tag=1000ch-22

https://www.amazon.co.jp/dp/B0B62WL8MK?th=2&tag=1000ch-22

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BRQTMX1N?tag=1000ch-22

公式ルールなのか暗黙ルールなのか不明だが、製品名に RGB が含まれていると、虹色に発色可能という命名規則が伺える。

電源ユニットには ATX・SFX という規格があるが、出力規模に合わせて自ずと ATX を選択。あとは GPU や CPU の最大消費電力値の倍程度の W 数が妥当らしい。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0CL68QG6F?th=1&tag=1000ch-22

ケースにもフルタワー・ミドルタワー・ミニタワーのようにいくつか規格があり、これらのパーツが収まるケースを選ぶ必要がある。マザーボード (ATX・microATX・mini-ITX) と電源ユニット (ATX・SFX) の互換性を考慮してミドルタワーを購入した。Fractal Design にはお洒落な好みデザインが多かった。追加パーツで USB type-C に対応させる追加パーツも購入している。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0B55YKH4W?tag=1000ch-22

https://www.amazon.co.jp/dp/B0B55YX87H?th=1&tag=1000ch-22

大きい方が汎用性が高い一方で場所も占めるため小さいものを狙ったが、まだミニタワーの PC ケースと mini-ITX のマザーボードのラインナップが豊富ではなく価格も高めで選びづらい。対して GPU は、ユニットそのものが小さくなっても発熱問題を踏まえるとパーツ全体としては抜本的なサイズダウンが将来的に見込めないと予想している。ミドルタワーであれば、GPU を上位グレードに交換したい時にも対応してくれるはず。

あとは Bootable USB に必要な USB メモリを購入した。最近の Mac 製品は USB type-C しか対応しておらず、自作 PC では USB type-C への対応が過渡期なので、USB と USB type-C の両方に対応しているモデルを購入した。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0CLNZF3SM?tag=1000ch-22&th=1

@1000ch@1000ch

パーツの組み立て

組み立てに関してはテキストで説明するより、識者の解説動画を見て、試行錯誤しながら身体で覚えるのが近道のように思える。

https://youtu.be/ogUvpFw6lb4

超大まかには

  1. マザーボードに CPU・メモリ・SSD を組み合わせる
  2. マザーボードを PC ケースに収め、PC ケースのファンや外部ポートの端子を接続する
  3. 電源ユニットをマザーボードと GPU をケーブルで接続し、PC ケースに収める

の様な流れで、何と何が接続されるかは最低限把握しておくべきかもしれない。

各パーツの説明書を見れば、何をどう接続するかは書かれているし、マザーボードにも端子の名前が小さく示されている。PC ケースの構造を踏まえた組み立て順序を一言で示すことは個別具体性が高く困難である。実際、付けたり外したりを繰り返しながら「壊さなければ何度でもやり直せる」くらいの心積もりで配置を最適化した。

@1000ch@1000ch

BIOS のアップデートと起動

各パーツを正しく接続できていると、BIOS を起動できる。HDMI ケーブルで GPU の HDMI とディスプレイを接続し、PC ケースのスイッチを入れる。電源ユニットは 0 と 1 をイメージすると「○が off」と覚えやすい。

購入した B650M GAMING PLUS WIFI のファームウェア を最新版へ更新する。

  1. ファームウェアの ZIP ファイルをダウンロードして解凍し USB メモリにコピーする
  2. 組み立てた PC に USB メモリを接続し BIOS を起動する
  3. M-FLASH > Select one file to update BIOS and ME を選択し USB メモリの BIOS ファイルを選択する

https://www.youtube.com/watch?v=LRyFMf0D9Lc

@1000ch@1000ch

Bootable USB の作成と Windows 11 の起動

CPU アーキテクチャに合った Windows 11 の ISO ファイルをダウンロードし、USB メモリに Windows 11 を焼いて起動可能な USB ドライブを作成する。私の場合は AMD Ryzen の CPU を使うので x64 用の ISO ファイルをダウンロードした。

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11

Windows では Rufas というアプリケーションがあるが、macOS には安定して動作するアプリケーションが見当たらなかったため、コマンドラインで作成した。

まずは USB メモリを FAT32 でフォーマットする。macOS のディスクユーティリティでもフォーマットできるが、ここではコマンドラインでの実行方法を示す。

# マウントされている USB メモリをリストする
diskutil list

# USB メモリを MS-DOS でフォーマットする
# /dev/diskX をリストされた USB ドライブのパスに変更する
diskutil eraseDisk MS-DOS "WINDOWS11" GPT /dev/diskX

USB メモリをフォーマットしたあとは、Windows 11 の ISO ファイルをコピーするが、FAT32 では 4GB を超えるファイルを扱えないため、wimlib を使って WIM アーカイブを分割する必要がある。

まずはダウンロードした Windows 11 の ISO ファイルを Finder 上でダブルクリックし、マウントしておく。ここではマウントされたボリュームを CCCOMA_X64FRE_JA-JP_DV9 と仮定する。

# USB メモリに sources/install.wim 以外をコピーする
rsync -avh --progress --exclude=sources/install.wim /Volumes/CCCOMA_X64FRE_JA-JP_DV9/ /Volumes/WINDOWS11/

# wimlib をインストールする
brew install wimlib

# winlib で USB メモリに sources/install.wim を分割してコピーする
wimlib-imagex split /Volumes/CCCOMA_X64FRE_JA-JP_DV9/sources/install.wim /Volumes/WINDOWS11/sources/install.swm 3800

# コピーできたら USB メモリを取り出す
diskutil eject /dev/diskX

これで Windows 11 の Bootable USB を作成できたので、自作した PC に USB メモリを挿して再起動すると、Windows 11 が立ち上がる。Windows 11 の利用にはライセンスが必要なので、必要に応じて購入する。