Claudeのプロジェクト機能を使ってプロンプトをショートカットしたら超楽ちん

背景

• 精度の高い出力を得るにはプロンプトにしっかりと情報を伝える必要があり、そうするとプロンプトどうしても長くなってしまう
• 同じ処理をするたびにプロンプトのテンプレを引っ張ってきて中身を書き換える作業が超めんどい

概要

• プロジェクトのプロジェクトナレッジから 「プロジェクトの指示を設定」 にルールと指示内容（これがプロンプトのショートカット）と作業手順（これがプロンプトのテンプレ）を記載

プロジェクトナレッジについて

• 「プロジェクトの指示を設定」と「プロジェクトにコンテンツを追加する」（画面右上の＋ボタン）の方法がある
  

プロジェクトの指示を設定

• 編集可能
• 全部ここに突っ込んでも良さそう
  • 見通し良くしておきたいので指示のみにしてます

プロジェクトにコンテンツを追加する

• 編集不可
  • 変更するときは新規作成して前のバージョンを削除する必要あり（2025/04/08時点）
    • 不便すぎるから修正されるやろ
• あんまり変更がなさそうな記事のテンプレとかを入れてます
• ファイルとして追加してもなぜか参照してくれないので、テキストコンテンツを追加を使ってます
  • Windows+Claude Desktopの話（おま環の可能性あり）

詳細

ルールと指示内容と作業手順の3パート構成です。

ルール

• 油断したら英語で返ってくるので日本語で返すように指示
  • プロンプトのテンプレに入れたらええやんって言われそうやけど、ルールはルールとして別にしておくと見通しが良い
    • Cursorとかでもルールだけの設定ファイルあるし

指示内容（＝プロンプトのショートカット）

• 実際に指示を出すときのプロンプト
  • 下記の例だと「記事を作って」と「${日付}の記事を作って」の2種類
• この文言を経由して作業手順に書いたプロンプトのテンプレを呼び出すことになるので短文でOK
• 体裁が決まってるブログ記事の作成をしたいなら、記事のテンプレもプロジェクトナレッジに入れておけばOK

作業手順（＝プロンプトのテンプレ）

• 思った通りの出力を得るための長い長いプロンプトを記載
  • この内容が上記「指示内容」でショートカットできると考えたらめっちゃ楽でしょ
• プロンプトの巧拙はあるから試行錯誤
  • どうせプロンプトもAIが作ってくれるようになるからこのスキルを高めるよりかは思考の言語化能力を高めるべきやな
• 使ってほしいMCPサーバーを指定しておくと良いかも
  • 指定しないとたまに「ワイにはそんな能力ない」と弱音を吐く。一回弱音を吐くと、「You can do it!」って言っても「どうせワイなんて…」ってなってドツボ。

ファイル例

# ルール
- 日本語で返すこと
# 指示内容と作業手順
## noteへの記事投稿
### 指示
- 記事を作って
  - 多くの場合、前日日付の記事を作成することになるので、日付指定がない場合は前日を参照。
- ${日付}の記事を作って
### 作業手順
1. Garmin Connectのデータを
C:\Users\...(ファイルの置き場所)
からfilesystemを使って取得。
ファイル名は、activity_${数字}.csv
更新日時が指示当日のファイルが対象。
該当ファイルがなければ作業終了。後続の処理に進まないこと。
2. Runmetrixのデータを
C:\Users\...(ファイルの置き場所)
からfilesystemを使って取得。
ファイル名は、lap_form_data - ${数字}.csv
更新日時が指示当日のファイルが対象。
該当ファイルがなければ作業終了。後続の処理に進まないこと。
3. GarminのデータとRunmetrixのデータを解析
4. プロジェクトナレッジにある「noteへの投稿テンプレ（1日ずつ）」のフォーマットに従って記事の原稿を作成する
5. 作った記事原稿をplaywrightを使ったブラウザ経由でnoteに投稿する

最後に

• ChatGPTにもプロジェクト機能はあるからそのまま使えると思う
  • 知らんけど