# 1年生2人でハッカソンに出て賞を取ったときにやったこと5選
はじめに
こんにちは、わかとです。
私たちは「きじょばと」という作品を制作し、技育CAMP Vol.12で努力賞を受賞することができました。
この記事では、専門学校1年生ふたりでハッカソンに挑戦し、受賞に至るまでにやったことを共有します。
ただ作って提出するだけではなく、準備・開発・プレゼンのすべてに戦略を立てることを意識しました。
その結果、限られた時間でも質の高い成果を出すことができたと感じています。
ここでは、当日までに行った準備、当日の進め方、そして工夫したポイントを5つの具体的なアクションにまとめてご紹介します。
1. アイデアを事前に固める
まず一番大事にしたのは「作るものを事前に決めておく」ことでした。
キックオフ前からお互いで話し合い、できるだけシンプルだけどインパクトがあり、実用性もあるアイデアを探しました。
「難しすぎると時間が足りないし、簡単すぎると評価されない」というバランスをかなり意識しました。
これにより、当日のアイデア出しに時間を使わず、スタートから全力で開発に集中できました。
現地で周りのチームがアイデア会議をしている間に、僕らはもうコーディングを始められていたのが強みでした。
2. 役割分担と作業時間の同期
開発では、お互いの得意分野を考えて明確に役割を決めました。
フロントエンドとバックエンドを完全に分けたり、同じファイルを同時編集しないようにするなど、作業が被らない工夫をしました。
さらに、できるだけ同じ時間に作業するように心がけ、プルリクエストからマージまでの時間を最小化しました。
レビューをリアルタイムでやることで、開発のスピードを落とさずに品質を保てたと思います。
結果として「動かないまま終わる」というハッカソンあるあるを回避できました。
3. コーディング効率化
時間が限られているハッカソンでは、実装スピードが勝負です。
そこで僕たちはGemini(生成AI)にコードを書かせ、そのコードを自分たちで理解してUIを整えるというスタイルを取りました。
完全にAI任せにするのではなく、生成されたコードを自分たちの頭で理解し、必要なら修正してから使いました。
このおかげで、複雑なバックエンドも短時間で形になり、UIの見た目や使いやすさに時間を割くことができました。
「コードをAIに任せて、自分たちはユーザー体験を作る」という意識で進めたのは正解でした。
4. 要件定義と意見交換
「どんな機能を作るか」「どんな見た目にするか」「誰に使ってほしいか」などを、お互いの意見を尊重しながら決めました。
この段階でしっかり話し合ったおかげで、方向性のズレがなくなり、後から作り直す無駄な時間が減りました。
プレゼン資料やUIデザインも、どちらかが勝手に決めるのではなく、毎回意見を出し合って作りました。
チーム開発では相手の意見を聞く姿勢、お互いが満足するようなシステムを作成するのが本当に大事だと感じました。
5. プレゼン準備とリハーサル
最後の仕上げとして、プレゼンテーションをかなり練習しました(相方が...)。
また、デモが失敗すると一気に評価が下がるので、動作確認動画を事前に録画しました。
当日はスクリーンに映すテストもして、投射トラブルを減らすよう準備しました。
このあたりの「見せ方の準備」が、プレゼン本番で安心して話せる理由になったと思います(おそらく)。
まとめ
私たちが受賞できたのは、単にコードが書けたからではなく、
事前準備・役割分担・AI活用・意見交換・プレゼン練習のすべてをちゃんとやったからだと思います。
ハッカソンは時間との勝負ですが、
「準備」「チームワーク」「見せ方」まで含めて戦略を立てると結果が大きく変わります。
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