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Real-ESRGANによる画像高画質化を試した
画質の悪い画像を高画質変換するために、Real-ESRGANを使って高画質化してみました。
画像スケーリングやノイズリダクションができる類似プログラムとしてwaifu2xがありましたが、比較してみるとReal-ESRGANが高画質に出来ていたので後者を選択しました。
実際に行ったこと
環境
- MacBook Air (M1, 2020)
- メモリ8GB
- macOS Monterey 12.3.1
ファイルのダウンロード
より、Mac OS版をダウンロードし展開します。
コマンドラインより実行
$ cd realesrgan-ncnn-vulkan-20220424-macos
# 実行権限を付与する
$ chmod 700 realesrgan-ncnn-vulkan
# フォルダ内にある画像で実行する
$ ./realesrgan-ncnn-vulkan -i input.jpg -o repaired-input.jpg
# Mac OSの場合、開発元が確認できないためブロックされるので、解除する
# システム環境設定 -> セキュリティとプライバシー -> 「このまま許可」
実行結果
左がスケーリング後で右は元画像となります。見ての通りスケーリング後の方が解像度は明確になり、画質が良くなったと感じられます。
使ってみた所感
モデルを含めて約75MBというポータビリティさが良いです。この程度であれば、モバイルアプリケーションに埋め込んでもダウンロード速度によるユーザビリティを損なわないです。
Webアプリケーションでも考えられるユースケースはユーザーがアップロードしてきた画像を高画質化する(無理矢理かも)などです。Real-ESRGAN入りコンテナをたくさん立ててリクエストを受け取れれば、ユースケースは満たせます。コンテナサイズも40MB + その他レイヤーなのでスケールアウトするのに時間はかからないでしょう。
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