IT 読書記録「IT業界の病理学」
最近読んだ主にIT関連の本を紹介する。必ずしも全章よんでいない。
タイトル
基本情報
著者:司馬紅太郎他
発行元:技術評論社
発行年:2019年
価格:1680円+税
概要
なんちゃってアジャイル、リリース判定後のバグ報告、勉強会は業務ですか? などのあるあるっぽい問題事例と、その原因、簡単な解決策を提示。
ポイント
比較的薄い本にしては事例がおおい。その分一個一個の掘り下げは少ないかもしれない。
でも簡潔にまとまっているので読みやすく、そういう問題があるのかぁ。。そういう原因があるのかぁ。。と学びになる。
また、単に対策を開設するだけではなく、時には問題を肯定するような逆の意見を「異説」として最後に付してくれていて、視野が広がる。
たとえば「勉強会は業務ですか?」という項目では勉強のモチベーションについて述べられており、チームや部署でどうやってモチベーションを保つか、といった点が主たる論調としてかかれている。
しかし最後に異説として、「アメリカでは勉強は個人がするもので、その結果スキルを身に着けた人を会社が雇うという考え方。日本も一人当たり年間1万円ぐらいしか企業が教育コストを割いていないので、アメリカに近くなりつつあるのかもしれない」と別視点での考察もある。
印象に残った点
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「勉強会は業務ですか?」という項目が印象に残った
勉強のモチベーションについて述べられており、チームや部署でどうやってモチベーションを保つか、といった点が主たる論調としてかかれている。
しかし最後に異説として、「アメリカでは勉強は個人がするもので、その結果スキルを身に着けた人を会社が雇うという考え方。日本も一人当たり年間1万円ぐらいしか企業が教育コストを割いていないので、アメリカに近くなりつつあるのかもしれない」と別視点での考察もある。
あわてて勉強することにした。
感想
アジャイル開発の話など独特のものを除けば、IT業界以外にも発生しうる問題が多いのかなと思った。
問題解決のヒントを得るというよりは、視点を増やすために効力を発揮する本と感じまた。人間関係とか心理学とかも交じってくるととても本に収まりきらないでしょうし。
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