🦔

運営直伝、ハッカソンで最低限押さえておきたい7つのTips

2023/12/24に公開

はじめに

ハックツハッカソンという学生向けイベントで2年ちょっと運営をしているびきニキです。
Qiita全国学生対抗戦 Advent Calendar 2023の24日目を担当します。

本記事では、20回以上ハッカソンの運営をした筆者が感じる「参加者がよくやる失敗」などを踏まえ、最低限押さえてほしい7つのポイントをまとめます。

この記事は誰のためのものか

✔ ハッカソンで勝ちたいと思っている人
✔ どんな準備があると良いのか知っておきたい人

#1 家で環境構築をしよう

当たり前じゃんと思う方が多いと思うのですが、環境構築は事前にやっておきましょう。
特にオフラインのハッカソンでは、WIFi環境が自宅と比較して弱いことも多く、会場の弱いWIFiを使うと環境構築に丸一日かかったりします。

しかし、実際にハッカソンで技術を触ってみて「あ~これ無理かも…」となり使用技術を変えるようなこともあると思います。そのため、軽く事前開発などをやってみて”本当にこの技術でいけそうかどうか”を判断するのが大事!

環境構築できてなくて不利益を被るのは自分です。何事も準備は大切なので、早め早めに動きましょう!

#2 事前にデプロイ環境を整えておこう

これは入れるか迷ったのですが、出来たときの心の平穏が大きく違うので書いておきます。
事前にCI/CD環境を組んでおけると最高です🔥

運営をしていて、最終発表で高頻度で耳にするのが「繋ぎこみが上手くいかなくて…」という言葉。フロントエンドもバックエンドも開発メチャクチャ頑張ったとして、最後の最後でコケてしまったら不完全燃焼になりますよね!?

事前開発などでデプロイ環境をしっかり整えておいて、安心して最終発表まで開発できるようになりましょう(でも難しいよね…)

#3 電子工作をする場合は、しっかり調べた上で材料を揃えておこう

電子工作!私は全然詳しくないのですが、材料が足りなくて朝からホームセンターに買い物に行ったチームを見たことがあります。
それもただの材料じゃなくて、それがないと事故が起きるかも…くらいの大事なやつを!

その時は電子工作をするメンターさんがいたので大惨事を免れましたが、何が必要かを事前にリサーチしておきましょう。

特に、

  • 電子工作に知見のあるメンターさんが会場にいるか
  • その会場で電子工作をしても大丈夫か
  • 電源はどこから取る?使っても良い?

これらは最低限押さえておく必要があります。

会場に下見に行くことが難しいこともあるかと思いますが、その場合はスタッフなどを通じてきちんと確認しておきましょうね!

運営に迷惑が掛かってイベントが開催できなくなるかもしれませんし、事故なんて起こして怪我人が出たらもうお互いに不幸なので…。

#4 運営に隠し事をするのはやめよう

当たり前のことばかり続いていますが、運営に隠し事をするのもやめましょう。会場の物を壊した、メンバーが体調不良になった、仲間割れした…などなど。特に、イベント終了後やイベント中に体調不良になったらしっかり教えてほしいです。

インフルエンザやコロナだった場合はクラスターになっている可能性もあります。自分でどうにかしたいという気持ちも分からなくはないですが、早めに教えてね👀

さらに、ちょっと毛色は違うのですが、運営が質問したことに対して隠し事をするのもやめましょう。

過去、メンタリングの時間に使用技術を聞いたところ「最終発表まで楽しみにしていてください!」と言われ、質問内容を答えてくれないチームもありました。

気持ちはとってもわかる!!!…のですが、そこで聞いた内容をスポンサーやスタッフ内で発表前に共有しなければならない可能性もゼロではありません。

イベントの運営をするのに必要なことを聞いていることがほとんどなので、運営から聞かれたことにはしっかりと答え、隠し事はしないようにしましょう。

#5 発表中にリアルタイムでデモを行うのはやめよう

まあ完全に悪という話でもないのですが、折角なのでこの話も。

発表中にリアルタイムでデモをするチームがかなりの数います。しかし、大体そこで時間を取られてグダグダします。

発表場所に行ったらWIFiが繋がらなくなった、さっきまで出来てたのに謎に失敗する、直前でマージした機能が実装されていないなど、理由は本当に様々なのですが...。

毎回最終発表見て思うんですよ。超勿体ないなと!!!!
メンタリングとかできちんと動いているみんなのプロダクトを見ているから、余計に!!!!!

発表中、緊張によるタイピングミスを連発し、ログイン機能のあるサービスのデモの序盤でずっと転び続けるということも多いです。

どうしてもリアルタイムでやりたいチームや、そっちの方が映えるプロダクト(通話、配信サービス系)なら全然良いと思うのですが、リアルタイムである必要のないプロダクトはリアルタイムデモをやめましょう。

その代わりに、確実に動いているタイミングで画面録画などを行って、確実に動いているものを審査員に見せられるようにしましょう。

リアルタイムデモだと失敗したときにかなりテンパるけど、事前に録画しておく形式なら安心できますよね?流している間に作成物の説明もできるし。

事前録画はちょっと準備がめんどくさいですが、その分失敗したら撮り直せるし、最悪テンポ悪かったら編集できます。

ちょっとでも良いプロダクトを最終発表で見せるために、リアルタイムに拘るのはやめよう!

#6 チーム間で使うバージョンは揃えよう

バージョンちゃんと揃えましょう。そしてお互いにバージョンが同じであることをしっかり確認しましょう。

こっちのPCでは動くけど、あっちのPCだと動かないとか。割とよく聞きます!!!!
大体バージョンの違いのせい。ちゃんと数字揃えて~~~!

#7 上手くいかなかったことを話すのはやめよう

みんな真面目すぎるが故に起こっていると思うのですが、最終発表でなんでもかんでも話し過ぎです(笑)

「ここまでは上手くいったんですが、これが上手くいかなかった」「これをやろうと思ったけど時間が無くて実装出来なかった」…。

それ、言わなくても大丈夫です!

メンタリングの時間などには話した方が良いこともあるかもしれませんが、最終発表で言うのはやめましょう。最後の発表は時間が限られています。自分のチームの最高な部分をたくさん話して審査員にアピールしましょう。

自己PRをしてください、と言われて短所を話す人はいませんよね?質疑応答で突かれたら話してもよいですが、質問されてもいないなら全部話さなくてもよいです!

実装出来なかったところとか、もし気になったらそのタイミングで聞きます🙆‍♂️

おわりに

どうだったでしょうか?他のハッカソンでも活かせるものが必ずあったはずです。
当たり前のことだろ、と思った人は是非それを続けて下さいね!

記事の冒頭で触れた通り、私はハックツハッカソンというイベントの運営をしています!
もし少しでも興味があったら会いに来て👀

学生はなんと宿泊費食費無料🎫 企業スポンサー、個人スポンサーも常日頃募集中です🎤
スポンサーに興味がある人は私の Xアカウント でも覗きに来てください!

https://cup.hackz.team/

それでは、良いハッカソンライフを!

Discussion