iOSアプリ開発体験記(1) - 快適な一人暮らしに忍び寄るたった一つの恐怖
はじめに動機ありき
一人暮らしは自由気ままで楽しいです。
好きな時にご飯を食べられ、好きな時にシャワーを浴びられ、好きな時に寝て好きな時に起きます。
まぁ、仕事のために出勤する必要がある場合はそこまで自由ではありませんが、それでも一人暮らしは制約が少ないです。
そんな快適な一人暮らしですが、たった一つの憂いがあるとすれば、それは何かあった時に誰にも知られないということです。
引退した人やフリーランスの人はもちろん、たとえ出勤していても、会社の人が私の変事に気づくのは少し遅れるでしょう。今どき無断欠勤でわざわざ自宅まで訪ねる人は少ないと思います。
ただし、巷にあふれる見守りサービスはどこも高額で、他のサービスと抱合せというものが多いです。
つまり導入の敷居が高いというわけです。
だったら自分で作ってしまえと、まぁ典型的な動機により、独自の生存通知サービスを立ち上げることにしました。
システム構成について
そのサービスは指定時刻に見守り対象者にメールが飛び、メール内のURLをクリックすると、見守り主に対して見守り対象者の生存通知メールを送信するものでした。
しかし、自分で使っていくうちに、毎日メールのURLをクリックするのは億劫になってきました。
一方で、目覚まし時計は毎日使います。私はiphoneの目覚ましアプリを使っていました。
ある日「アラーム止めた時に生存通知送信すればいいのでは?」とひらめきました。
というわけで、「iOS版とAndroid版の見守り機能付き目覚ましアプリを開発する」というプロジェクトが始まりました。
ただ、ここでもたった一つの問題があります。
それは、swiftもkotlinもいまだかつて触ったことすらないという現実です。
つまり、これは「アプリ開発初心者がiOSとandroidのアプリをリリースする」というプロジェクトでもあるわけです。
当初は「WEBのプログラムはもう何十年もやってるんだから楽勝だろう。プログラムなんてただの英語じゃん」と思っていましたが、いやはやなかなか大変でした。
ですが、少なくともiOS版はリリースまでこぎつけたので、せっかく習得したswiftを忘れないためにも、ブログを書いていこうと考えました。
次回記事「iOSアプリ開発の心得(2) - iOSアプリ設計の3段階」
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