npm install humor
マズイこと言ってもごまかせるようにユーモアを身に着けたい。
ユーモアとは何か、どうやってみにつけるのかを調べる。
ChatGPTに聞いてみた
Q. ユーモアとはなんですか?どうやったら身につけられますか?
A. ユーモアとは、人々が楽しく笑うための、あるいは特定のシチュエーションを楽しくするための、面白い冗談やコメディーなどのことです。身につけるには、他人のジョークを聞いて、それを受け入れることから始めるのがいいでしょう。また、自分が面白いジョークを考える練習をすることも大切です。
What is humor? How do I learn it?
A. Humor is the ability to find amusement or laughter in situations or conversations. It is often used to lighten the mood or add a bit of levity to a situation. Learning humor is a matter of practice, observation, and trial and error. It is important to pay attention to the reactions of those around you and to be aware of the context of the conversation. Additionally, watching and reading comedy can be helpful in developing an understanding of what makes something funny.
辞書
人間生活ににじみ出る、おかしみ。上品なしゃれ。人生の矛盾・滑稽(こっけい)等を、人間共通の弱点として寛大な態度でながめ楽しむ気持。
人を和ませるような《おかしみ》のこと
大辞泉の定義らしい
「イギリスを中心に発達したものが(世界的に見て)特に知られている」らしい
「ユーモアの特徴は、不完全な人間を、そのまま肯定するような態度である」「ユーモアの特徴は、出発点に人間への愛情がある、ということであり、(人間というのは皆、不完全なわけだが)不完全な人間というものを人間への愛を込めて描くものである」らしい
「ユーモアは風刺とは異なる。風刺は批判の心が根底にある。愛情を欠いている。」らしい。これ大事そう。
「元々ユーモアとは体液を意味する「フモール」という言葉だった。ヒポクラテスが、人間の健康は四つの体液から構成され、どれか一つの量が基準値を逸脱すると不調になるという『四体液説』を指摘するようになると、次第にユーモアの示すものは体液から人の体調へと変わり、さらに、調子の変わった人物を指す意味へと変化した。」
おもろい
「概説でも解説したように、ユーモアには「センス」が必要であり、ユーモアのセンスというのは、聞き手と自分を対等に扱う、という心の姿勢であり、また、受け取り手にとっては自分が使おうとしている表現が一体どう感じられるかということを相手の身になって想像すること、「思いやり」である。」
ユーモアの具体例としてアンサイクロペディアが紹介されていた。
トップで目についたものを抜粋してみる。
ホリエモン
ポケモンの一種。威力の大きいゴールデンパワーはシンダモンだけ覚えない。LV.31でニンキモン、LV.57でウラマレモン、LV.72でシンダモンに進化するらしいが、一年に1LVしか進化しないため、予想である。。LV.57以上になるとどんどん不憫になる変わったポケモンかもしれない。かつて、ゼンカモン(少数派の予想の一つ。)の前か後にドザエモン(同上。)になるのではと危惧する声が一部にあったが、どうやら杞憂だったようである。
ホリエモンが見たら舌打ちする。
メテオフォール型開発とは、ウォーターフォール・モデルの従順性とアジャイルソフトウェア開発の迅速性を兼ね備えたソフトウェア開発手法である。
中身を覗いたら「ソフトウェアの開発内容と開発スケジュールは全て「神」と呼ばれる絶対権力を有する特定人物によって定められる。ベンチャー企業の社長が神を務めるケースが多いが、妙に発言力が大きい有力者が務めるケースもあり、また神と同等の権限を持つ有力者が複数いる(神が複数いる)ケースもある。」とあり、ユーモアと言うよりアイロニーに近いと思った。
ちなみにアンサイクロペディアで「ユーモア」を調べたら、「この病原体は、腹筋や横隔膜および顔面の筋肉(表情筋)の激しい痙攣に象徴される様々な突発的諸症状(発作)を引き起こし、この痙攣性の発作は断続的に発生すると共に、強い伝染性を有するため、予後は芳しく無いケースもある。」とのこと。これは嫌いじゃないかも。
検索時にTopに出てきた記事。
ユーモアがある人ってどんな人?
- 頭が柔らかく、柔軟に対応できる人
- ささいなことも楽しく幸せと感じられる人
- 頭の引き出しが多い人
ユーモアの育て方
- 固定観念を失くそう
- 常識と思っていることを疑問視してみる
- 1つの問題に対する意見を、いろんな人に聞いてみる
- 良い面・悪い面を両方見る癖をつける
- 海外旅行へ行く
- 観察力を磨こう
- 電車や人混みで人を観察する
- 何か対象を決めて探す
- 毎日写真を撮る
- 観察ノートを作る
- 目にみえるもの・自分の感情に「なぜだろう?」と疑問をもつ
- 頭の引き出しを増やそう
- 新聞をすみずみまで読む
- メモを取る癖をつける
- 新しいことに挑戦してみる
- 引き出しが多いと感じる人を真似する
- 頭の引き出しの”しまい方”を覚える
- ユーモアがある人になるための会話術
- 常に笑顔を心がける
- 失敗談を笑いに変える
- 自分のエピソードを話す
- 比喩表現をする
- 質問には質問で返す
さすがSEO1位、とっても勉強になりますね(精一杯のユーモア)
いい感じのキーワードに出会えないと、「ユーモアとは」で検索してもさっきの記事みたいなのばかり出てくるので、Amazonで本を探してみる。
外山滋比古先生の本。思考の整理学好きなのでよさそう
しゃれて気の利いたユーモアは、その場かぎりのものでなく、聞く者の記憶に長くとどまる。気まずい場の雰囲気をたちまち明るくし、ときに、厳しい追及をさらりと受け流すのにも役立つ。だが、ユーモアを発揮する側はもとより、それを感じとる側にも、洗練されたことばの感覚が必要である。本書は、思わず頬がゆるんでしまうエピソードをまじえながら、その効用に光を当てる。
▼著者プロフィール
草刈マーサ
ユーモアコミュニケーショントレーナー。
米国ユーモア応用治療協会(AATH)公認ユーモアプロフェッショナル。
シニア英会話講師。
あーもう正解がありましたね。
【ユーモア体質になれば、人生は変わり出す! 】
ユーモアセンスとは、面白いことを言う能力ではなく、
面白いことを見つける能力です。
人気のユーモアコミュニケーショントレーナーが、
ユーモアセンスを磨く心得とエクササイズを伝授します。
カヤックの「面白い人ではなく、面白がる人になれ」に似てるな
今の日本企業に欠けている、
創造性や生産性、レジリエンス、心理的安全性……
すべては「ユーモア」が解決する!
エリック・シュミット(Google元CEO)、
ティム・ブラウン(IDEO会長)絶賛!
『フィナンシャル・タイムズ』推薦ビジネス書、全米ベストセラー!
ビジネス書
【目次情報】
序文――ユーモアが私たちを人間らしくする
はじめに――真面目さと陽気さ
第1章 ユーモアの4つのタイプ
第2章 ユーモアの脳科学
第3章 プロのコメディアンのテクニック
第4章 ユーモアを仕事に活かす
第5章 ユーモアとリーダーシップ
第6章 職場で陽気な文化をつくる
第7章 ユーモアのグレーゾーンを切り抜ける
第7.5章 ユーモアは人生の秘密兵器
あとがき――マイケル・ルイスとの会話
脳科学の章読みたいなー
会話術の本。これはモロ npm install humorって感じするけど、こういうのやってる限りは面白くないんじゃねえかって思っちゃった。
そういえばユーモアの具体例を紹介しているTwitterアカウントあったな
好きなやつを引用していく
当意即妙という感じがして好き
ストレートにすき
Wiki定義の「他人への思いやり」が含まれている
子どもに言いたい感じがする
ユーモアを「自分の子どもに共有したくなるようなおかしみ」と定義してみてはどうか
コツ:大げさに表現して次元を飛ばす
場を和ませてる感じがして好き
これもそうだな
コントのワンシーンみたい
なんとなく優しい感じがする
一緒にいて楽しいタイプの人だ
やさしい
なにか悪いことが起きたときに「ちょうど今やろうとしてたところだから」と言うのは使えそう
〇〇に誰を選ぶかでセンス出そう
こういう小ボケみたいなのを付け足すことができるようになりたいな
高田純次を思い出すな...
てなわけで高田純次を見る
ツッコミがあってのボケな感じがしたな。あくまでもユーモアは場とか関係性に属するって感じかな。
千葉雅也『勉強の哲学』にアイロニー・ユーモアについての記述があったので追いかけていく。
その場のノリ(言語コード)から浮く技法としてのアイロニー・ユーモア
アイロニーについて
アイロニーとはツッコミ(自覚的な)であり、会話のコードを疑い、批判するものです。正確には、アイロニーの攻撃は、コードの「根拠」に向けられます。みんながなんとなくそれでOKと思っていることの根拠をうるさく問題にし、結果的に場をしらけさせることになる。
たとえば何人かでケーキ・バイキングに来ている状況を考えてみましょう。
「クリームが滑らかだね」とか「メロンがいい香り」とか、無難に感想を行っていて、それで「そっちのはおいしい?」と声をかけられた。で、わざとアイロニーで答えてみる。
「美味しいって答え以外、許されてるの?(笑)」とか、どうでしょう。
感じが悪い。意図的に場から浮こうとしている。
歴史的なことを挟むと、古来、メタに根拠付の問いを発することこそが、知性の証だとされてきました。哲学の祖であるソクラテスは、相手の言うことの根拠をしぶとく疑って、不合理を明らかにし、相手がもともと持っていた信念(コード)がいかにいい加減化を暴く、という実践をしていた。このソクラテスの技法が、古代ギリシア語で「エイロネイア」と呼ばれるのです。これがアイロニーの語源。哲学とは、根本的にツッコミの技術なのです。
プラトン『ソクラテスの弁明』(光文社)の注釈には、エイロネイアとは「知っているのに知らないふりをする態度」と書いてある。
アイロニーは根拠を疑うこと。
「美味しいって言う以外許されてるの?」
「美味しいの定義って何?」
「私達が食べてるものは本当に同じ味がするの?私達は同じ味の感じ方をするの?」...
これは無限に深まって、突き詰めるとナンセンスとなる。
対してユーモアは、アイロニカルなものの見方を適当なところで切り上げて、単純に見方を変えることでコードを拡張していく。
たとえば、友達の恋愛についてう噂話をしている。
AがBにひどいことを言って、それで別れそうになったけど、結局よりを戻し、でもまたトラブルが合って、どうのこうの....。「Aってそういうとこやばいよね」、「最悪だわ」、「Bは我慢してたらマズイよ」などと、Aを避難し、Bを心配する流れになっている。
ここでは、二人の関係を、「恋愛において人はこうあるべき」という、道徳的と言えるようなコードによって解釈しているわけです。
そこで、こんな発言が出るとする......「うーん、それってさ、音楽なんじゃない?」
これ外れていると言うか、「滑って浮いている」感じがすると思うんですが、まずこれをユーモアの例とします。これは、自覚的な発言であると想定します。
こういうタイプの発言は、場のコードをアイロニカルに壊そうとするものではありません。「で、その心は?」という反応を引き起こすでしょう。
他のみんなは、ずれたキーワード=「音楽」を、これまでの流れに合わせて、なんとか解釈するように強いられる。ズレを回収しなければならなくなる。
恋愛について道徳的に語るという、「こういう話をするもんだ」=コードが、無理矢理に音楽のうんちくの方にまで「拡張」されてしまう。
「音楽なんじゃない?」という発言の「心」は、たとえば、次のように解釈できると思います...「みんなが言うように、Aは悪いしBが心配だ、それはそうだとして、恋愛のそういうもつれは、音と音がぶつかりあったり、はたまた、きれいな和音になったりもする音楽と似ているんじゃない?」
こんなふうにズレを回収することになる。
元のコードは、「音楽として捉える」という別のコードに、いわば「コード変換」される。
元のコードは壊されていません。「Aが悪い」、「Bが心配だ」というのは、それはそうなのです。
ユーモア=ボケは、場をしらけさせることなく、メタ的にコードを捉えてわざとそこからはずれようとすることで、その場のコードを変換してしまう。
例えばTwitterのこれ
試着室から「どう?似合うかな?」と言いながら着てきた服のまま登場するとウケます
「試着室は商品を試着する場所で、試着室に入ったということは次出てくるときは商品を試着した姿を店に出てくるのだ」という暗黙的なその場のノリ(コード)を理解しながら、それをメタに眺めて、わざとそこからずれている。それはある程度は「試着室は試着をする場所だ」というコードにアイロニーを仕向けているのであるが、それを深めてナンセンスに帰着する前に、適当に角度をずらして笑いを生んでいる。
もろもろ総合すると、ユーモアとは
- 場を和ませようとする「思いやり」に端を発する、
- その場の言語コードをメタ的に眺めてズラす(拡張する)試みで、
- 人生の矛盾・滑稽などもろもろのマズイことを「あえてズラした見方」でながめ楽しむ寛大な態度として人の目に映る言葉の技法
であって、その場のコードを無下にしてしらけさせるようなアイロニーとは異なる。
友人たちにFBをもらったのであらためて感想まとめ
「ユーモアを言うことと皮肉を言うことは、思いやりがあるかどうかっていう観点で違うな...」という1日目の発見が、「ユーモアとアイロニーではやってることが原理的に違う」「そしてその挙動も、アイロニー(エイロネイア)がコードの意味の無さをただ暴くだけなのに対して、ユーモアはそこを理解した上でコードを拡張して次の展開をもたらす」っていう2日目の発見と輪郭レベルで一致してる感じがして、満足したなあ。