駆け出し学生エンジニアがインターン探しをした時の失敗
お前は誰
こんにちは、某駅伝が強い私立大学の社会情報学部というところに在籍している学部4年生です。エンジニアとして長期インターンシップをしようと最近まで面接をたくさん受けていました。なんとかインターン先が決まり、来週からフロントエンドエンジニアとしてエンタメ系の企業で働かせていただく予定です。
しかし、インターンシップの決定までとても苦労しました。落ちた企業の数でいうと10社ほど。そんな私がインターン探しで犯した失敗や、現役エンジニアとして働く先輩から聞いたよくある失敗について書きたいと思います。インターン探しと銘打っているものの就活とも近しい部分もあると思うので、来年就活する自分への備忘録も兼ねて記録したいと思います。
魔法のスプレッドシートに頼りすぎる
魔法のスプレッドシートはご存知でしょうか。魔法のスプレッドシートとはITエンジニアのインターン情報がまとめられた便利なページです。
メルカリやSansanといったメガベンチャーからバンダイナムコなどの大企業のインターン情報までまとめられていて、インターン探しにはもってこいのページです。私は当初魔法のスプレッドシートに載っている企業から興味がある企業にエントリーしてみましたが、鳴かず飛ばず。結局4社出して書類落ちが1社、面接落ちが1社、他2社に関してはエントリー後連絡すら来ませんでした。
反省
シンプルに私のスキルや志望動機にも問題があったとは思いますが、そもそも魔法のスプレッドシートに載っているような企業は人気企業ばかりです。1社1社のために時間をかけて履歴書や志望動機を書いても、面接すら受けられないことが多いかもしれません。
そこで、魔法のスプレッドシートからは志望度の高い企業数社に絞ってエントリーするのが良いと思いました。色々な企業のインターン選考を受ける・話を聞くには求人情報サイトが便利です。クリック一つで「話を聞きたい」といった意思を企業に伝えられ、面談につなげやすいWantedlyが個人的におすすめです。もちろん業界にもよると思いますが、全体的にカジュアルに話を聞いてくれる企業が多く、いちいちESを書かずとも短期間で多くの企業の方とお話できるのがとてもよかったです。
「なんでうちなの?」→「技術力を上げたいからです!」
面談・面接で必ずと言って聞かれるのが「なぜうちの会社なの?」と言う質問。
私の場合インターン探しのモチベーションが「技術力をつけたい」だったので、これをバカ正直に話してしまっていました。「御社での業務を通して技術力を上げたいからです!」という志望理由は嘘偽りない事実だし、意欲の高さをアピールできると言う面もありますが、必ずしも企業にとって良い志望理由ではありません。
反省
そもそも企業は学校ではありません。勉強したいという気持ちはあるに越したことはないでしょうが、エンジニアに、それこそいつやめるかもわからないようなインターン生に教育するのは企業にとって”コスト”です。「技術力を上げたい」はあくまで自分本位な理由で、企業側からしたら良くは聞こえない可能性があります。
そこで、「自分を採用したらこんな良いところがあるよ・こんなことがしたいよ!」とアピールを織り交ぜるとよかったです。受ける企業のHPの企業理念・VISIONといった項目をみて自分の方向性と合っていると伝えることも、先方に「一緒に働きたい」と思わせる上で重要です。ただし、これは定型文として「御社の企業理念に共感して〜…」と言って媚びを売れというわけではもちろんないです。しっかり企業理念に目を通して、受ける企業の理念が自分の方向性とあっていることが前提です。
受ける企業と自分のやりたいこと合致していれば、志望動機も取り繕ったようなものでは無くなり、比較的スラスラ話せます。何より働き始めてから「やりたことがやれない、、」というミスマッチを防ぐことができるため双方にとって良いことしかないです。特にネームバリュー重視で受ける企業を考えている方は、こういった基本的なことが疎かになっていないか確認した方が良いかもしれません。
自分が作ったもの・やってきたことの説明ができない
エンジニアとしてインターンを探すとなると、面接で技術的な質問をされることがあります。私は個人でNext.jsを使ってポートフォリオサイトを作ったり、Unityで趣味でゲーム開発をしていたりしていたのでそれを見せればなんとかなると思っていましたが、甘かったです。「Next.jsとReactの違いについて説明してください」と聞かれてしっかりと答えられずに大恥をかきました。
反省
最低限自分の作ったもの・やってきたことに関しては説明ができるようになっているべきでした。私の場合インプットばかりの学習で自分から技術的な説明ができるようになっていなかったことが良くなかったです。学習する時はチュートリアルサイトをなぞって終わりでは無く、実際に学習した技術を使って何かを作ってみると新たな発見があったりします。さらに、どういうロジックでデータを取得しているのか?といったことはリポジトリのREADMEにでも書いておけばアウトプットの練習にもなるし、採用担当者の方が見た時にわかりやすくなります。
また、これは就活向けの小技みたいになってしまうかもですが、「大変だったこと」について記録しておくことは有用かもしれません。というのも「その作品を作る上で大変だったことは何でしたか?」という質問は面接で頻出だからです。先輩エンジニアによるとこの質問の意図として、そもそもその人が開発にしっかり携わったか、その人の技術レベルがどれくらいかをおおよそ掴めるからというのがあるようです。
開発していれば詰まる所もたくさんあるでしょうから、その「苦労話」をできると自分が作ったという証明にもなります。
その他聞いた話
GitHubに何もない人
「ハッカソンでこんなことやりました!」といったキラキラした話をしているのに、GitHubにはほぼ何も上がっていないためそもそも判断ができないというパターンが結構よくあるそうです。採用担当者はあなたが嘘をついていると決めてかかってくるわけではないですが、それでも何か見られるものがないと判断しようがないと思うので、学習の軌跡をリポジトリにしておいたり見せれるポートフォリオのような制作物があると良いと思います。
まとめ
以上、私が犯した間違いでした。振り返ると当たり前のことも多く恥ずかしいですが、少しでも誰かの参考にあれば幸いです。来週からのインターン頑張ります!
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