VimのようにKubernetesを操作できるK9sを使ってみた
はじめに
sweeep株式会社エンジニアの関田です。
普段Kubernetesを使っている方は、エイリアスでショートカットを作ったり、
CLIツールをインストールして使いやすいようにしていると思います。
今回紹介するK9sも同じようにKubernetesを操作するのに便利なツールなのですが、
Vimに似た操作感で扱うことができるという特徴を持ったツールになります。
K9s使ってみた
インストール
今回はHomebrewを使ってインストールしていきます
$ brew install k9s
起動
基本的な起動コマンドは以下になります
$ k9s
ネームスペースを指定して起動する場合
$ k9s -n hoge
コンテキストを指定して起動する場合
$ k9s --context hoge
readonlyで起動する場合
$ k9s --readonly
起動後の画面は以下のような感じです。
操作方法
リソースの操作
基本的な操作方法は :
に続いて各種コマンドを入力していきます。
例えばdeploymentsを確認したければ : deployments
と入力することで以下のように一覧が表示されます。
また j
、k
または ↓
、↑
でカーソルの移動ができ、
Enter
でそのリソースに紐づくリソースが閲覧できます。
podを確認したければEnter
で、
deployments -> replicasets -> podの順で辿り着けます、
または : pod
と入力することで一覧が表示されます。
またdeploymentsを選択している状態で d
を押すと kubectl describe
の結果が表示されます。
ログの確認
ログの取得はEnter
で、
pod -> container -> logの順で見ることができます。
またはコンテナなどを選択して l
を押しても同様に行えます。
また、/
の後に文字列を入力することで検索も行えます。
シェルの実行
シェルの実行はコンテナを選択している状態で s
を押すと行えます。
依存関係の確認
リソースの依存関係の確認は : xray リソース
で確認することができます。
以下はdeploymentsの依存関係を表示したものになります。
終了方法
: quit
または Ctrl + c
で終了します。
おわりに
少し使ってみた感想ですが、コンテキスト選択からログの確認までがかなり早く行えるようになった感じがしました。
Vimをそこまで使い倒している訳ではない私でも直感的にリソースの確認などができて、とても便利に感じました。
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