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DjangoアプリでAzure App Serviceが立ち上がらないエラーに対処

2024/02/21に公開

久しぶりにアプリを立ち上げたら以下のエラーでApp Serviceがアプリケーションエラーを出して困った。

2024-02-21T00:07:41.773Z ERROR - Container ****** didn't respond to HTTP pings on port: 8000, failing site start. See container logs for debugging.

対処法

構成 > アプリケーション設定から環境変数を設定する。
環境変数「PORT」をエラーが出ている8000に指定して解決。

以下は原因と理由

アプリケーションがポート8000でリッスンしていないことが原因。

アプリケーションがネットワーク上の特定のポート(この場合は8000番ポート)で外部からの接続要求を待ち受けている状態にあるかを確認することを意味します。WebアプリケーションやAPIサーバーなどが外部からのHTTPリクエストに応答するためには、特定のポートでリッスン(待ち受け)状態になっている必要があります。

ポートでリッスンするとは?

アプリケーションがポートでリッスンするとは、そのアプリケーションがネットワークインターフェイスの特定のポート番号に対して接続を受け付ける準備ができている状態を指します。ポート番号は、アプリケーションが利用する通信の「入り口」のようなもので、異なるアプリケーションが同じネットワークインターフェイス上で区別される手段の一つです。

ポート8000でリッスンする設定方法

  • Djangoアプリケーションの例: Djangoで開発されたWebアプリケーションの場合、gunicorndjango development serverを使用してアプリケーションを起動する際に、ポート番号を指定できます。例えば、gunicornを使用する場合は以下のコマンドでポート8000でリッスンするよう指定できます。

    gunicorn myproject.wsgi:application --bind 0.0.0.0:8000
    
  • 環境変数の使用: 一部のアプリケーションでは、環境変数を通じてポート番号を指定できます。例えば、環境変数PORT8000を設定することで、アプリケーションがこの値を読み取り、ポート8000でリッスンするようになります。

  • 設定ファイルの編集: アプリケーションの設定ファイルでリッスンするポート番号を直接指定することもあります。設定ファイルの場所や書式は使用しているフレームワークやアプリケーションによって異なります。

確認方法

アプリケーションが指定したポートで正しくリッスンしているかを確認する方法の一つは、そのポートに対してHTTPリクエストを送信し、期待される応答が返ってくるかを確認することです。これには、ブラウザを使用したり、curlコマンドなどのツールを使ったりします。

ポート8000でリッスンしていることを確認するために、以下のようなcurlコマンドを実行してみることができます。

curl http://localhost:8000

このコマンドは、ローカルマシンの8000番ポートにHTTPリクエストを送信し、応答を表示します。アプリケーションが正しくリッスンしていれば、設定したエンドポイントの応答が返ってきます。

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