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WSL2でRの環境をサクッと作る
はじめに
半年に1回くらいRを使うライトユーザーです。
今まではWindowsやMacにRStudioをインストールして利用していました。ただ半年も開くと毎回記憶がリセットされていて前回の作業が微妙に残っているのが気持ち悪いので、Dockerで使い捨ての環境を作れないかなと思って調べてやってみたことのまとめです。
前提
以下の環境を構築済み。
- WSL2
- Ubuntu 20.04 LTS
- Docker Engine
- Ubuntu 20.04 LTS
コマンド
~$ mkdir rocker
~$ sudo docker pull rocker/tidyverse
~$ sudo docker run -p 8787:8787 -e DISABLE_AUTH=true -v /home/{ユーザー}/rocker:/home/rstudio rocker/tidyverse
コマンド詳細
~$ mkdir rocker
ユーザーフォルダの下にrocker用のフォルダを作っておきます。
~$ sudo docker pull rocker/tidyverse
rocker/tidyverse のイメージを取得します。
~$ sudo docker run -p 8787:8787 -e DISABLE_AUTH=true -v /home/{ユーザー}/rocker:/home/rstudio rocker/tidyverse
コンテナを起動します。
-
-e DISABLE_AUTH=true
- ログイン時の認証は行わない
- 自分のPCで使い捨て的に利用するだけなのでログイン画面は出さないようにします
- Rocker Project > RStudio without authentication
- ログイン時の認証は行わない
-
-v /home/{ユーザー名}/rocker:/home/rstudio
- wsl側のフォルダとコンテナ側のフォルダを紐づけます
- これによりWindowsのエクスプローラーで
U:\home\{ユーザー}\rocker
フォルダに格納したCSVファイルを、RStudio Serverで読み込むといったこともできるようになります
- これによりWindowsのエクスプローラーで
- wsl側のフォルダとコンテナ側のフォルダを紐づけます
今回知ったこと
-
RStudio Server というものがある
- 今まで使っていたのはRStudio Desktop
- RStudio ServerはWebサーバーとして動作する
- RStudio Serverを起動するとブラウザでRStudioを利用できるようになる
-
rockerというものがある
- Rを利用するためのDockerコンテナが提供されている
- 提供されているコンテナはいくつかある
- tidyverseを使うなら
rocker/tidyverse
が良さそう
- tidyverseを使うなら
参考記事
-
RStudio Serverのインストール
- こちらでは日本語対応の方法も紹介されています
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