Windows開発キット2023をゲットしました
散財は人生や、キョです。
先日、Windows開発キット2023(AKA.Volterra!こっちかっこよくないですか)を購入しましたので、
購入理由と僕普段使っているソフトが使えるか等を共有したいと思います。
Windows開発キット2023(AKA.Volterra)は何?
簡単に説明すると、ARM(アーム)アーキテクチャを採用したCPUが搭載されたMacMiniライクな、
小型PCです。
価格は10万円で、Win11ProのOS、32GBメモリ、512GBのSSDになりますので、
価格に比べて、結構いいスペックの開発マシンだと思います。
詳細な技術仕様は公式サイトを参照してください。
Windows開発キット2023購入理由
- 開発用PCがほしかった(ゲーム用PCをもっている)
- ARMが気になる(AppleのM1チップから)
- 価格に比べて結構いいスペックだったので
- Windowsがなれているので、できればWindowsがほしい
散財は人生や
普段の利用マシンとしておすすめできるか?
個人的な感想は、なんの開発をするかにもよりますが、
他の娯楽用PCをもっている場合、開発マシンとしてはおすすめできると思います。
他のPC持っていない方には、直接このマシンを購入するのはあまりおすすめできません。
そして、正直開発環境がほしい場合、クラウド上に持つことも検討したほうがいいかと思います。
環境設定
PC起動したら、最初に遭遇する問題
ブラウザを開いて、WEBサイトにアクセスすると「時計が遅れています」エラー出ます。
時刻と言語から「今すぐ同期」すれば解決できました。
- Windowsキー+Iで設定を起動
- 時刻と言語を選択
- 日付と時刻を選択
- 時刻を同期するの「今すぐ同期」ボタンを押す
Windows用ソフトについて
僕普段利用するソフトを以下のように整理してみました。
ソフト名 | WindowsのARM64版あるか | 使えるか | 備考 |
---|---|---|---|
Windowsにデフォルトで入っているソフト群 | 〇 | 〇 | 昔のWindowsNTでは一部しかARM64になっていない話があったが、最新のWindows11Armは基本全部ARM64対応されている |
Powershell | 〇 | 〇 | |
WSL | 〇 | 〇 | |
Visual Studio Code | 〇 | 〇 | |
Visual Studio 2022 | 〇 | 〇 | GitHub Copilot拡張機能がインストールできない。。。残念 |
PowerToys | 〇 | 〇 | |
Git | △ | 〇 | WindowsのARM版はなかったが、LinuxのARM版はある。 |
LinqPad | 〇 | 〇 | |
7Zip | 〇 | 〇 | |
Vlc Medica Player | 〇 | △ | ARM版があり、起動もできるが、重い。 |
Everything | 〇 | 〇 | |
Edge | 〇 | 〇 | |
Chrome | × | × | 起動できるが、ネットアクセスが非常に遅い。 |
brave | × | × | Chromeと同じ。結構使いやすかったので残念。 LinuxのARM版はあるらしいが、WSLにGUIインストールしたくないので割愛 |
kindle | × | 〇 | 特に問題ない |
楽天kobo | × | 〇 | 特に問題ない |
DeepL | × | × | 起動できるが、非常に重い。 |
Docker Desktop | × | × | Windowsの場合は、ずっと起動失敗になる。 なので、Docker使う場合はWSLにインストールして利用する必要がある |
※ARM64バージョンなくても、普通に他のバージョンインストールして、起動は可能です。
基本公式サイトからインストーラをダウンロードしてインストールできますが、
Wingetでもインストールできるので、私利用したコマンドを残します。
# Powershellインストール、下のURLはPowershellをカスタムする手順
# https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/terminal/tutorials/custom-prompt-setup
winget install --id Microsoft.Powershell --source winget
# VSCodeインストール
winget install Code
# Gitインストール
winget install Git.git
# WSLデフォルトインストール(Ubuntu)
wsl --install
開発環境について
WindowsでDockerDesktopが使えなかったので、
今回はWSLをメイン開発環境にするようにしました。
WSLはUbuntuをインストールしています。
環境構築はUbuntuの開発環境構築と特に違いがないので、ここでは割愛します。
※WindowsのARM版がないものも、Ubuntu上には普通にありましたので、おすすめです。
※WSLのDockerについて
WSLにDockerをインストールした後、
もし、Docker起動できなかったら、以下の手順通り設定すれば起動できるようになると思います。
- WSLで「/etc/wsl.conf」というファイルを作成する。
- 以下の内容をファイルに追記して保存
[boot]
systemd=true
- WSLを再起動
- PowerShellで「wsl --shutdown」を入力
何日使って感じたこと
よかったところ
- WSLをメイン開発環境にすれば、基本問題なく開発できた
- スペックがよかったので、開発だけする場合、サクサク動ける
- 静か
ちょっと困ったところ
- 他のモニターでテストはしていないですが、私のモニターの場合、システム起動した後、一度マウスかキーボードを操作しないと、映像が出力されない
- ネットでHDR機能がついているモニターの場合、こんな現象があるの情報があった
- 私だけの問題かもしれないですが、Youtube、Netflix等で動画を見るとき、たまに、動画がロードできなくなる場合がある、再起動すれば解消できる
私はDevバージョンのEdgeを利用していて、このバージョンのEdgeの問題か、ネットワークモジュールの問題かよくわからない。- 2023/05/28追記 HDR機能と関係ありそうです。
- 2023/06/02追記 HDR機能と関係あることを確認できました。WindowsのHDR機能をOFFにしたら今まで一度も発生しませんでした。
終わり
私は全体的によい買い物だと思いました。
でも、最初にも記載しましたが、
他のPC持っていない方には、直接このマシンを購入するのはあまりおすすめできません。
ご参考になりましたら幸いです。
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