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イーサリアム技術解説 イーサリアムとは?
まとめ
- イーサリアムはワールドコンピュータ
- イーサリアムは論理的ではあるが制約のない状態マシン
- イーサリアムはスマートコントラクトを実行する、グローバルに非中央集権化されたオープンソースの演算の基盤
- イーサリアムの目的はデジタル通貨ではない
- 2013年12月にヴィタリックがイーサリアムのホワイトペーパーを公開
- これがイエローペーパー
詳細解説
ブロックチェーンの構成要素
- P2Pネットワーク
- トランザクション形式のメッセージ
- コンセンサスルール
- トランザクションを処理する状態マシン
- 暗号化された一連のブロック
- コンセンサスアルゴリズム
- インセンティブスキーム
- 上記の全てを備えたOSSがクライアントになる
イーサリアムの誕生
- ビットコインの有効性が広く知られるようになった
- 暗号通貨アプリケーションをもっと進化させたい
- ビットコイン上でつくる? or 他のブロックチェーンを始める?
- ビットコインは制約が多い、、、
- 新しいブロックチェーンを始めよう
- ヴィタリックがイーサリアムのホワイトペーパーを公開 (2013年12月)
- 初期ドラフトを見た人たちが、いろいろフィードバックを送る
- 提案が発達
- 最初のイーサリアムのブロックがマイニングされる (2015年7月30日)
- イーサリアム誕生
- 自由度と柔軟性を手に入れる
イーサリアムの4つの開発段階
- コードネーム
- フロンティア => ホームステッド => メトロポリス => セレニティ
イーサリアムブロックチェーン
- イーサリアムは分散型状態マシン
- 汎用データストア(キー・バリューのタプルで表されるデータ。RAMのデータモデルと同じ役割を果たす。)の状態遷移も追跡する
- ブロックが数個マイニングされた後は、すべてのクライアントがシステム共通の状態になる
- 汎用コンピュータとの違いは、コンセンサスルールによって管理されていることと、状態が世界中に分散されていること
イーサリアムの構成要素
- P2Pネットワーク (TCPポート番号30303)
- コンセンサスルール (詳しく知りたい場合はイエローペーパーを見た方が良い)
- トランザクション (送信者、受信者, 値, データペイロード等)
- 状態マシン (EVM。EVMはバイトコードを実行)
- データ構造 (ハッシュデータ構造であるマークルパトリシアツリーで保管される)
- コンセンサスアルゴリズム (PoS)
- 経済的な安定 (PoSからPoSに移行した)
- クライアント (クライアントソフトウェアは複数ある。Go-EthereumとParityが有名)
チューリング完全
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イーサリアムはチューリング完全
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チューリング完全の意味はとりあえず難しい (いろいろ記事を読んで理解した方が良い)
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UKの数学者であるアラン・チューリングの名に由来する
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彼はチューリングマシンをシミュレートする為に使うことができるシステムをチューリング完全と定義した
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チューリングマシン? なにそれ美味しいの? チューリングマシンとは↓
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チューリング完全であれば、どれだけ複雑なプログラムも計算できることを意味する。しかし、停止性問題(プログラムが最終的に停止するか判定する問題)は解けない
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これを解決したい
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ガスの導入
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ガスを使い切ればEVMは計算を終了する
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解決
Discussion