Open2
自社サービスに Remix を採用して約 2 年が過ぎた
前提
- 開発と運用は担当していない
- 技術選定のみ担当している
- 細かい技術の話はしない
- 2022 年 12 月にリリースしたサービスに Remix を採用した
- 開発は 2022 年 2 月からスタートして、2022 年 10 月から 1 から作り直した
- 顧客向けと社内向けのダッシュボードで採用した
利用技術の詳細
選定時のお気持ち
- プラットフォーマーが提供する Next.js は避けたい
- Cloudflare Workers をフレームワークが公式でサポートしていてほしい
- 最終的に Remix は Cloudflare Pages/Workers しか公式でサポートしなくなった
- Cloudflare Workers 有料プラン (最小 $5/月) を利用しコストを下げたい
- Cloudflare LB でバックエンドと通信する前提
- BFF (Backends For Frontends) 前提
- バックエンドは Go + sqlc
- データベースを Remix 側で引くことはない
- React のエコシステムに乗っかりたい
- 楽をしたい
- 調べたら出てきてほしい
- ソース追いかけたくない
- ある程度開発が活発であってほしい
- React プラスアルファくらいで良い
- 性能を頑張るとか難しいことをやることはない
- action と loader がわかりやすかった
- ほぼこれと言っていい
これらを踏まえて 2022 年前半で Remix を採用することにした。
Svelte や SolidJS も見ていたが、React エコシステムに乗っかった方が良いと判断した。自社では性能が必要となるWebアプリケーションを開発することはないというのもある。
2 年経過したお気持ち
実際に開発を担当してるわけではないので、本当にお気持ち。
- Remix 最初の頃は方向性がよくわからず、かなり不安になった
- Shopify に買収されてからはとても流れとしてわかりやすい
- v2 も良い方向に見える
- Vite 採用はとてもよい
- SPA の提供はかなりよく、現在 Next.js SSG を採用している製品を Remix SPA Mode に置き換えたい
- Vite + React に置き換えるか悩んでいたが Remix で良くなった
- React エコシステムは偉大だった
- Biome への切り替えもさくっといった
- Cloudflare Workers への公式対応が継続されててよい
- むしろそれ以外は対応していない
選定結果に大変満足している。