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Yt-dlpで2時間以上のYoutube動画を保存できない問題の解決
FFmpegを使う
yt-dlpを使ってYouTubeの動画をダウンロードする際に、2時間以上の動画を保存したいのに、後方の2時間分しか保存されないという問題が発生することがあります。これはFFmpegによって解決できます。
1. FFmpegのインストールする
ますはじめに、FFmpegがインストールされているか確認してください。FFmpegは、動画の結合や変換などを行うためのツールです。もしまだインストールされていない場合は、以下の手順に従ってインストールを行ってください。
FFmpegのインストール方法 (Ubuntuの場合)
私はWindows10のWSL2にUbuntu20.04を入れて利用しているため、そのときの方法を書きます。
- ターミナルを開きます。
- まず、リポジトリを更新して最新のパッケージ情報を取得します。次のコマンドを実行してください。
sudo apt update
- FFmpegをインストールするには、以下のコマンドを実行します。
sudo apt install ffmpeg
他のOSの場合は、FFmpeg公式ウェブサイトからダウンロードし、インストールしてください。
2. yt-dlpで動画の結合を強制
YouTubeでは、1つの動画が分割されて配信されることがあります。その場合、yt-dlpがダウンロードした動画の複数の部分を自動で結合してくれればいいのですが、それが機能しないと動画の途中までしか保存されません。
そこで、以下のコマンドを使用して、yt-dlpがFFmpegを使用して動画を結合するように強制することができます。
yt-dlp -o '[任意のファイル名.mp4]' --merge-output-format mp4 -f mp4 [動画URL]
--merge-output-format
オプションは、ダウンロードした動画と音声を指定したフォーマット(この例ではmp4)で結合します。-f mp4 オプションは、ダウンロードした繋げる前のファイルの形式を指定しています。
最後に
通常の方法では保存できないので、もしかすると 2023/03/18
の時点ではyoutube側の仕様に対応できていないのかも知れません。動画をダウンロードする際は、著作権法を順守してくださいね。
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