137. 弧長、回転体の体積・表面積
【問題概要】
y = x^3 / 3 - x^2 / 2 - 3x + 2 と x軸について対称な部分の図形を考える。この図形をx = -1 から x = 2 まで回転させ、できる回転体の体積を求めよ。
【解説】
この問題は、積分を用いて回転体の体積を求める問題です。まず、与えられた関数について、x軸について対称な部分を求めます。x軸について対称な部分は、y = 0 となる点を中心に対称になるため、以下のようになります。
y = x^3 / 3 - x^2 / 2 - 3x + 2
→ 0 = x^3 / 3 - x^2 / 2 - 3x + 2
→ 0 = 2x^3 - 3x^2 - 12x + 12
→ 0 = (x - 2)(2x^2 - x - 6)
→ x = 2, (1 + sqrt(7))/4, (1 - sqrt(7))/4
次に、与えられた図形をx = -1 から x = 2 まで回転させた場合の回転体の体積を求めます。回転体の体積は、半径がy軸からの距離である関数として表される断面積を用いて、以下のように求めることができます。
V = ∫(2から(1 + sqrt(7))/4まで)[(π/2) y^2 dx] + ∫((1 - sqrt(7))/4から2まで)[(π/2) y^2 dx]
ここで、yはxについての式から求めることができます。
y = x^3 / 3 - x^2 / 2 - 3x + 2
式を変形すると、以下のようになります。
x^2 = 3y + x - 2
x = sqrt(3y + x - 2) (x >= 0)
この式を用いて、xについての積分をyについての積分に変換し、計算を行うことで、回転体の体積を求めることができます。
この問題は、AtcoderのABCコンテストにおいて、レーティング難易度(★★) に分類されており、ACした回答者に絞った場合のレーティング帯の範囲は約 1400 ~ 1700 点程度です。また、AC率は約 60% 程度となっています。
参考までに、解法について
【問題概要】
【解説】
回転体の体積を求める問題は、主に円周率
回転体の断面は、
となります。
【関連する問題例】
Atcoderの問題例としては、「Sphere」(https://atcoder.jp/contests/abc156/tasks/abc156_c)があります。これは、正方形が
Discussion