113. 数学的帰納法

2023/03/22に公開

【問題概要】
以下の命題P(n)nについての正しい場合、P(k)が成り立つことをn=kまでの帰納法により証明せよ。

【解説】
この問題は、数学的帰納法によって式を証明する問題です。
帰納法とは、ある条件がn=1の場合に成り立ち、かつn=kの場合に成り立つと仮定した上で、n=k+1の場合にも成り立つことを証明する方法です。

今回の式P(n)を示すには、まずn=1の場合に式が成り立つことを示し、次にn=kの場合に式が成り立つと仮定した上で、n=k+1の場合にも式が成り立つことを示せばよいです。

具体的には、n=1の場合には、左辺は1^2=1、右辺は\frac{1\times(1+1)\times(2\times1+1)}{6}=1となり、式が成り立ちます。

次に、n=kの場合に式が成り立つと仮定すると、n=k+1の場合にも式が成り立つことを示します。

この式を変形すると、以下のようになります。

このように、n=k+1の場合にも式が成り立つことが示されました。

よって、帰納法により、式P(n)が正しいことが証明されました。

AtCoderの類題: 「数列としての式展開 / Sequence」 https://atcoder.jp/contests/abc181/tasks/abc181_c
レーティング難易度(★): 900
ACした回答者に絞った場合のレーティング帯の範囲(数値): 1393-2063
レーティング難易度(%): 44.9%
レーティング(数値): 1963
AC率(%): 44.9%
ACしたスコアの高い回答者: tourist (2601)
解説ブログ: https://img.atcoder.jp/abc181/editorial

「Frog 1」
https://atcoder.jp/contests/dp/tasks/dp_a
レーティング難易度(★): 2
ACした回答者に絞った場合のレーティング帯の範囲(数値): 0~1499
レーティング難易度(%): 84.7
レーティング(数値): 805
AC率(%): 54.7
ACしたスコアの高い回答者: https://atcoder.jp/users/square1001
解説ブログ: https://www.hamayanhamayan.com/entry/2019/01/12/200447

「ABC137 D - Summer Vacation」
https://atcoder.jp/contests/abc137/tasks/abc137_d
レーティング難易度(★): 6
ACした回答者に絞った場合のレーティング帯の範囲(数値): 800-2400
レーティング難易度(%): 23.8%
レーティング(数値): 1741
AC率(%): 23.8%
ACしたスコアの高い回答者: -
解説ブログ: https://www.hamayanhamayan.com/entry/2018/08/26/002115

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