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Agile PBL祭 2024 感想

2024/04/06に公開

2024年3月16日(土)に開催されたAgile PBL祭り2024に個人スポンサーとして参加してきましたので、その感想を書いていこうと思います。

Agile PBL祭りはどんなイベント?

大学生のPBL(Project Based Learning)型教育の一環で行われるアジャイルによるソフトウェア開発の中で、自分たちの気づきや改善したことを発表するイベントです。(成果物の発表とは別)
また、卒業生も社会に出てPBL型教育の学びから応用出来た事例などが紹介されます。
あとは学生同士やアジャイル開発に関わる社会人との交流の場となることも目的となっているようです。

参加のきっかけ

2021年のAgile Tech Expo Mini #3に実行員を務める大学の先生と実習に参加していた学生さんの発表があり、 「今の大学生ってこんなにすごいの!?」 と興味を持ったのがきっかけです。
以来、若者を応援したく個人スポンサーとして参加を続けています。

感想

「大学生の課題とナメてるとやられるぞ」 が率直な感想。
なにがって、 大人のエンジニアのメンタルが です。

なんてたって、製品開発顔負けのマネジメントや技術を使って短い期間でアプリやサービスを開発しているのです。
プロモーション用としか思えないサービス紹介のビデオを見たとき、クラファンのプレゼンじゃないかと思ったくらいの衝撃。
大学生の全員がこのレベルというわけではないですが、少なくともAgilePBL祭りに参加していた学生達は即戦力級と言えます。

だから、受入れる側の会社のレベルが低いと大人の先輩が喰われるか、失意をもって新天地へ旅立つ(転職する)かしてしまうかもと心配にもなります。。。
正直に言って、会社役員の身としては自社にこのレベルの新人が欲しいけど引き込める・引き止める程の魅力を与えられる自信がないです。(悔しい)
参加されていた大人の方と少し会話しましたが、最先端の技術要素を駆使している姿に驚きと戦慄を覚えられていた様子でした。

そんなわけで、下手すると 大人のメンタルがやられそう になるイベントでした。

最後、QAやソフトウェアテストを生業にしている者から見た感想です。
作られたソフトウェアはファーストリリースとしてはどれも十分なレベルにあると思いました。
が、例えばこのソフトウェアでスタートアップとして起業してサービスインとなったとき、もう一歩踏み込んで仕上げてく必要性は感じられました。
時間的制約があるのそこまでやりきれなかっただろうし、本人たちもその自覚はあるだろうと思います。

ただ、社会に出て製品開発に関われば確実にそういったモノが求められてくるので、来年「ソフトウェア開発のその先の話」としてQAや品質についてプロポーサルの応募をしてみようかと考え中です。
品質をとりまく情勢や 「品質を作りこむのは開発者のお仕事です」 を伝えたいです。

以上です。

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