Rust ジェネリクス
とりあえずこれ読むか
ジェネリクス
Box
サンプルコード
所有権、借用、ライフタイム、内部可変性
積読してたこれ読んだ。ライフタイム完全理解!とまではいかないけどだいぶ理解できた。
Rust の 所有権、借用、ライフタイムについて初心者目線で説明と整理を試みる
以前なるほどわからんだった内部可変性も理解進んだ
Rust 入門の内部可変性の節読んで、↑の記事の内部可変性(UnsafeCell)を利用した Mutex の実装を追う流れを読んで、内部可変性が何のための仕組みで、実際に Rc, Arc, Mutex でどう使われてるか一通り理解できたと思う
雑に Claud 3 Opus に聞いてみる
Question
この部分の where の意味を教えて
fn add_message_handler<F>(&mut self, handler: F) where F: Fn(Message) + Send + Sync + 'static, { self.message_handlers.push(Box::new(handler)); }
...
pub fn add_message_handler<F>(&mut self, handler: F)
where
F: Fn(Message) + Send + Sync + 'static,
{
self.message_handlers.push(Box::new(handler));
}
...
Answer
where
キーワードは、ジェネリック型パラメータに対する制約を指定するために使用されます。この場合、add_message_handler
メソッドのジェネリック型パラメータF
に対して制約を設けています。
where F: Fn(Message) + Send + Sync + 'static
は、以下の制約を表しています。
-
Fn(Message)
:F
はMessage
型の引数を取るクロージャまたは関数でなければならないことを示します。つまり、F
はMessage
型の値を受け取り、何らかの処理を行う関数やクロージャである必要があります。 -
Send
:F
は、スレッド間で安全に送信可能でなければならないことを示します。つまり、F
が参照するデータや関数が、複数のスレッドから同時にアクセスされても問題ないことを保証します。 -
Sync
:F
は、複数のスレッドから同時にアクセス可能でなければならないことを示します。つまり、F
が参照するデータや関数が、複数のスレッドから同時に呼び出されても問題ないことを保証します。 -
'static
:F
が参照するデータや関数が、プログラムの実行期間中ずっと有効であることを示します。つまり、F
が参照するデータや関数が、プログラムの実行中に解放されたりしないことを保証します。
これらの制約により、add_message_handler
メソッドに渡されるクロージャや関数が、以下の条件を満たすことが保証されます。
-
Message
型の引数を受け取ることができる - スレッド間で安全に送信可能である
- 複数のスレッドから同時にアクセス可能である
- プログラムの実行期間中ずっと有効である
これにより、message_handlers
ベクタに格納されたクロージャや関数が、並行処理環境でも安全に実行できるようになります。
Box::new(handler)
は、クロージャや関数をBox
で囲むことで、トレイトオブジェクトとして扱えるようにしています。これにより、異なる型のクロージャや関数を同じベクタに格納することができます。