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bitnami版のmattermostのアップデート方法で迷いそうな部分を補足する
はじめに
mattermostとはslackのようなOSSのコミュニケーションツールです。
mattermostをバージョンアップする際に利用している
bitnami公式の手順で迷いそうな部分があったのでまとめます。
公式手順
手順追記版
0.前提
全ての作業は以下の手順の通りsudoで実行するか、
もしくはrootユーザにスイッチしてから実行しましょう。
sudo su - root
1.サーバーを停止します。
sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh stop mattermost
2.Mattermost インストール ディレクトリに移動します。
cd /opt/bitnami/mattermost
3.現在の構成ファイルをバックアップします。
mkdir ~/backup
cp config/config.json ~/backup/
4.MySQL ページの説明に従ってデータベースをバックアップします。
以下の公式手順に従って実施します。
バージョンアップがうまくいけばそのままMySQLのデータは引き継がれるので万が一のためのバックアップです。
やらなくてもバージョンアップは可能です。
5.Mattermost データ ファイルをバックアップします。
cp -r data ~/backup/
6.Mattermost の最新バージョンをダウンロードします。
cd ..
wget https://releases.mattermost.com/X.X.X/mattermost-team-X.X.X-linux-amd64.tar.gz
最新版は以下等で確認しましょう。
7.以前の Mattermost ファイルを削除します
前の手順ですでに必要なバックアップは実施済です。
rm -rf mattermost/*
8.新しいバージョンを解凍します。
tar xzf mattermost-team-X.X.X-linux-amd64.tar.gz -C mattermost --strip-components=1
9.以前の構成ファイルを復元します。
cd -
cp ~/backup/config.json config/config.json
9-1.config.jsonの権限を変更
config.jsonの権限が不足すると最後の起動でmattermostが起動しないため権限を変更します。
sudo chmod 755 config/config.json
9-2.dataディレクトリを復元
画像や絵文字のデータが入っているdataディレクトリを復元します。
これを実施しないと今までmattermostに添付したファイルや作成した絵文字が引き継がれなくなります。
(ファイルストレージをS3に設定している場合は中身は入っていないかもですが、ディレクトリだけでも復元しましょう)
cp -r ~/backup/data .
10.ファイルのアクセス許可を次のように調整します。
chown -R bitnami:mattermost .
sudo chown -R mattermost:mattermost logs client data
dataディレクトリを復元していないと、ここでdataがないよとエラーが出ます。
11.サーバーを再起動します。
sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart mattermost
「システム コンソール」を開き、変更を保存します。これを行うと、追加された新しい設定のデフォルト値を使用して、 config.jsonスキーマが最新バージョンにアップグレードされます。
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