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ManjaroでFailed to Start Light Display Managerが起きた時のトラブルシューティング

2022/02/27に公開

Manjaro Linuxを起動すると、Failed to Start Light Display Managerが発生してXが立ち上がらなくなりました。

このメッセージで検索すると、lightdm関連のパッケージが壊れているといったものから、X関連のパッケージやGPUのドライバが適切にインストールされていない場合にも発生するなど様々な情報が出てきます。

今回はGPUのドライバが適切にあたっていないのが原因でしたが
Xが立ち上がらないのは結構消耗するので、また同じ問題を踏んでしまった時に役立つよう備忘録を残しておきます。

実行ログの確認

  1. lightdmをデバッグモードで起動してログを見る
    sudo lightdm --test-mode --debug
    
    ※ログは/var/log/lightdm/lightdm.logにも記録されますが、前回起動時も含まれてごちゃごちゃするので、デバッグモードの起動がオススメです。
  2. 関連するものとして/var/log/Xorg.0.logも見るといいでしょう。startxを実行して出力を確認するのもオススメです。
    →今回はno screens found(EE)と出ていました。

プロプライエタリドライバのインストールで conflicts with config(s): video-hybrid-intel-nvidia-primeが出る

video-hybrid-intel-nvidia-primeがインストールされている場合、一度手動でアンインストールする必要がありました。

sudo mhwd -r pci video-hybrid-intel-nvidia-prime
sudo mhwd -a pci nonfree 0300

startxするとversion 'GLIBC_x.xx' not foundが発生する

プロプライエタリドライバのインストールに成功し、no screens found(EE)は解消しましたが
今度はstartxの実行時にversion 'GLIBC_x.xx' not foundが発生するようになりました。

ドライバの入れ替えをしたりlightdmの再インストールをしていた関係でX関連のパッケージの整合性が取れなくなった可能性もありますが、ひとまず下記で依存関係を再インストールしたところ無事lightdmが起動しました。

sudo pacman -Syyu

あわやManjaroの再インストールも覚悟していたので、事なきを得てホッとしていますが
ドライバ絡みをいじる時は気をつけたほうがいいですね。

参考にしたページ

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