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Manjaro LinuxでIPv6を無効にする方法

2023/12/25に公開

Manjaro LinuxでIPv6を無効にする方法

IPv6は、新しいインターネットプロトコルとして登場して久しく
今や皆さんのシステムでもデフォルトで有効になっていると思います。
しかし、互換性の問題や特定のネットワーク環境においてはIPv4のまま運用したい場合があります。
ここでは、Manjaro LinuxでIPv6を無効にする手順を紹介します。

1. IPv6を無効にする設定を加える

まずは以下のコマンドを使って設定ファイルを開きます。

sudo vim /etc/sysctl.d/99-custom.conf

次に、下記の行をファイルに追加して保存します。

net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1
net.ipv6.conf.default.disable_ipv6 = 1
net.ipv6.conf.lo.disable_ipv6 = 1

これにより、システム全体でIPv6が無効になります。

2. 設定を再読込

変更を適用するため、以下のコマンドで設定をリロードします。

sudo sysctl -p /etc/sysctl.d/99-custom.conf

設定が有効になったかを確認するため、以下のコマンドを実行してみましょう。

sysctl net.ipv6.conf.all.disable_ipv6
sysctl net.ipv6.conf.default.disable_ipv6
sysctl net.ipv6.conf.lo.disable_ipv6

3. ネットワークサービスを再起動して確認

ネットワークの設定変更を有効にするために、ネットワークマネージャーを再起動します。

sudo systemctl restart NetworkManager

再起動後、ip addressコマンドを実行し、以下のようなコマンドの出力でIPv6アドレスが無くなっていることを確認します。

ip address | grep inet6

inet6と表示されている行がなければ、IPv6は無効化されています。

注意点

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