Jest24.0.0~の設定変更: setupTestFrameworkScriptFileからsetupFilesAfterEnvへ
まとめ
Jest 24.0.0 から setupTestFrameworkScriptFile
から setupFilesAfterEnv
への変更はが推奨されました。
より柔軟なテストセットアップを可能にするための改善です。
Jest 24.0.0 以降のバージョンを使用する際は、この変更点に注意してください。
setupTestFrameworkScriptFile
とは
以前の Jest バージョンでは、テストの前処理や後処理を行うための設定として setupTestFrameworkScriptFile
が使われていました。この設定では、指定したファイルがテストフレームワークのセットアップ時に実行されていました。
{
"jest": {
"setupTestFrameworkScriptFile": "<path/to/setup/file>"
}
}
例えば共通でimportしたいライブラリを記載してみたりして使用します。
import 'jest-enzyme'
setupFilesAfterEnv
への変更
しかし、Jest の新しいバージョンでは、setupTestFrameworkScriptFile
が非推奨となり、代わりに setupFilesAfterEnv
を使用するようになりました。setupFilesAfterEnv
は、テスト環境のセットアップ後に実行されるファイルを指定します。
{
"jest": {
"setupFilesAfterEnv": ["<path/to/setup/file>"]
}
}
変更されたバージョン
この変更は、Jest の 24.0.0 バージョンから導入され、setupTestFrameworkScriptFile
から setupFilesAfterEnv
への移行が推奨されるようになりました。Jest 24.0.0 以降のバージョンを使用する場合は、setupFilesAfterEnv
を使用することが望ましいです。
Jest 24.1.0 以降のバージョンでは廃止されました。
変更の理由
この変更は、Jest の内部動作の改善と、より柔軟な設定オプションを提供するために行われました。setupFilesAfterEnv
は配列を受け取るため、複数のセットアップファイルを指定することができます。これにより、テストの前処理や後処理を細かく制御できるようになりました。
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