VMware Workstation Pro 16の最適化、高速化
VMware Workstation つかってますか?
Hyper-Vを使用したいのですが、AMD製CPUを使用しているのでちょっとだけ制約があり最近は、VMware Workstation Pro 16を小型PCにいれて使ってます。便利ですね。
Vagrant + VirtualBox でもよかったのですが、折角なので VMware を使って運用することにしてみました。若干の問題はあるも結果的に納得しつつ運用しています。
推奨スペック
SSDと多少メモリを必要とするも最近のPCであればほぼ問題ないですが、スロットに空きがあると全部埋めたい・・・漢のロマンですよね~
仮想マシン(ゲストOS)を作成するとき
デフォルトで仮想マシンを作成する再に気をつける必要があるのは、下記2点。これだけでも大分ちがってくるので初期に作成するときは留意しておいたほうがいい。
① ホストOSがインストールされているデバイスとは違うデバイスを指定する。
② ハードディスクを追加するとき 単一ファイル
にする。
特に①はトラブル時にも有用だと思う(実体験)。
②については 全ディスク容量を割り当て
の方が良いに決まっているが、SSD(M2)にしていれば、特にこだわりなくてもいいと思う(コスト高いし)。
チューニングが必要
デフォルトで作成したゲストOSの設定で一番気になる点が「仮想マシンのメモリはホストOSのファイルに確保される」これSSDにストレス与えるし良くないのでチューニングしてみる。ほかにも設定した方がよい項目もあるのでついでに設定を見直す。
① 対象のゲストOSを停止する。
② vmdk ファイルがあるディレクトリ先の vmxファイル
をコピーする。
③ vmxファイル
をメモ帳などのテキストエディタで開き下記を追加する。
パラメータ | 設定内容 |
---|---|
mainMem.useNamedFile = "FALSE" | メモリファイルの停止(物理メモリを使用) |
MemTrimRate = "0" | 物理メモリ解放の抑制(解放しない) |
sched.mem.pshare.enable = "FALSE" | ページ共有機能の無効化 |
prefvmx.useRecommendedLockedMemSize = "TRUE" | メモリ容量固定の有効化 |
MemAllowAutoScaleDown = “FALSE” | ゲストOSメモリサイズ自動調整の無効化 |
④ ゲストOSを起動する。早くなっているのがわかる。
トラブル?解決しない問題
ThinkCentre M75q Tiny Gen2
の個体独特なのか有線LANをIP固定にするとLANが見えなくなる現象に悩まされています。しかも常に発生する訳でなく不定期に襲ってくる…。とりあえずLenovoに問い合わせても??との回答だし、2台目を買ってみても同じ現象なのです。
とりあえずゲストOSの優先LANをDHCP化していれば問題は発生しないのでとりあえずそれで運用しています(前のTinyはこの現象、発生していないんですよね)。
仮想化プラットフォーム
本格的に仮想化をするなら 'Windows Server 2019' か 'VMware vSphere' あたりを導入すべきなのでしょうが、家庭内またはSOHOならフリーの Proxmox VE(以下PVE) がよさそう。最近のPVEは安定してきているのでお勧めともあるので今度遊べるPCができたら入れてみる予定。
・お家で始める仮想化環境 Proxmox VE 環境構築編
・Proxmox VE 6.1をインストールしてみた
VMware Workstation 使ってみて
VMware Workstation Pro 16 軽くていいですね。それと昔より価格が安くなっているように思えますし商用利用もできるのでいいですね。これ。あとなんだかんだ言っても普段使いのPCのほかに、ホストOS以外にもWindowsが使えるのは嬉しい(普段使いのPC、買い替えたときとか壊れたとき非常用があるっていう意味でね)。
コロナ過もあってVDI/RDP経由で作業しているので慣れましたね。前は物理マシンがあった方がいい考えだったのですが、汚れていないWindowsを簡単にパワフルに使えるのは気持ちいいですね。
参考リンク
・VMware の最適化、高速化
・VMware Player 上の仮想OSを高速化させ軽快に作動させるチューニング
・VMware Playerの仮想マシンを軽快に動作させる
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