初めての Google 資格試験で大慌てした話
先日、初めて Google Cloud 認定資格(Associate Cloud Engineer)を受験しました。
テストセンターなんて都会的なものは近所にはなかったので、迷わずリモート受験を選択しました。
田舎に住んでいても家にいながら資格受験できる、いい時代になったものですね。
結果的には合格できました。よかったよかった。
それはそれとして、初のリモート受験で勝手がわからず受験前から大慌てしてしまったので、今回はやらかしたミスを挙げていきます。
(念の為、すべて自業自得です)
受験用ブラウザ開かない問題 その 1
受験開始の 10 分前になると、受験にあたっての注意事項的なページに入れるようになります。
少し早めに入室し、用意された動画を最後まで視聴し、すぐに試験が始まるものだと思っていたので息を整えて「受験開始」的なボタンを押すと...
押すと...
何も起きずにトップページに遷移しました...
何回やっても同じでした。受講開始を押すと、トップページに飛ぶ。
(これ正常動作...?ここからどうすればいいの...?サポートに連絡する?間に合う?間に合わなかったらどうなるの?返金?できる?)
受験開始時刻が刻々と迫り焦ります。
結論、ブラウザの問題でした。
相性なのか、設定の問題なのか、拡張機能か今となっては分かりませんが、メインで使っていた Firefox から個人開発の動作確認用にインストールしていた素 Chrome に変えたところ、無事受験用ブラウザが起動しました。
リモート受験にはできるだけ素 Chrome を使ったほうが良さそうです。(それはそう)
受験用ブラウザ開かない問題 その 2
受験用ブラウザの問題はまだ続きます。
受験用ブラウザを開くと、バックグラウンドで通信してそうなアプリ(ブラウザとか、Discord とか)の停止を求めるダイアログが出てきます。
大抵はダイアログのボタンから閉じられるのですが、なぜか 1 つだけダイアログから停止できないものがありました。
それが 「Virtual Desktop Streamer」
念の為(超ざっくり)説明しておくと、VR 機器と PC を接続して PCVR ゲームを遊んだりするためのアプリです。
これを停止しろと。しかしながらタスクトレイから常駐アプリを停止してもダメ。
タスクマネージャーから確認しても、それっぽいプロセスはない。
迫る時間。
結局、Virtual Desktop Streamer をアンイストールして無事起動できました。
この時点で試験開始時刻 1 分前。生きた心地がしなかった...
マイク認識されない問題
ブラウザを開くと、スマホで QR コードを読み込んだり部屋の撮影をしたりなど、画面の指示に従っていろいろやったあとに担当者とのチャットが始まります。
最初は英語でチャットが送られてきて動揺しましたが、「日本語でお願いします」と送ると機械翻訳っぽい日本語で返信してくれました。
チャットに従って身分証明書を Web カメラに映したり部屋を撮影したりしていると、
「音声が聞こえていないようです。マイクが接続されているか確認してください」とメッセージ。
見ると、画面右に「Input Audio」セレクトボックスがあり、使っているマイクではないデバイスが選択されていました。(VR関係のやつ)
ここで使ってるマイクを選択するんだろうなと思ったら、選択肢がこれ1つしかありません。
どゆこと?と思いつつチャットでその旨を聞いてみると、伝わってないのか、日本語が通じていないのか
「音声が聞こえていないようです。マイクが接続されているか確認してください」と再び同じメッセージが...
なんとかマイクが接続されているが認識されていないことを伝え、一度テストを中断する許可を貰い、PCの再起動やらサウンド周りの見直しに奔走するハメになりました。
結論として(自分の理解では)、例の受験用ブラウザは「現在有効になっている入力デバイス1つ」だけが認識されるようで、ブラウザを起動してから入力デバイスを変更することはできないようでした。
(ならなぜUIがセレクトボックスに...?)
一度試験を中断して、Windowsのサウンド設定から入力デバイスを目的のデバイスに切り替えて、再度受験開始するといつも使っているマイクが有効になりました。
カメラ雑魚すぎ問題
自分は普段Webカメラを使わないので、2000円くらいの激安有線Webカメラを予め購入しておいたのですが、これが失敗でした。
まず前述の身分証明書の写真撮影で、全然ピントが合わない。
最終手段として身分証明書をスマホで撮影し、それを拡大してWebカメラに写すという手段を取りましたが、それでも読み取りにくく、5分くらいスマホを掲げたり下げたりするハメになりました。
次に部屋の撮影。カメラを持って部屋をぐるっと撮影してと言われるのですが、Webカメラのケーブルが1mくらいしかないのでかなりやりずらかったです。
ケーブルを限界まで張り、自分の腹が写りそうになるたびに伏せ、なんとか撮影しました。
さらに机の前も撮影するのですが、どうしてもケーブルの配線上机を映せず、重たいデスクトップPCの筐体ごと出したり引いたりして調整してました。
必死だったので画面すら見てませんでしたが、汗だくでホコリまみれになりながらケーブルを引っ張るおっさんの姿、もし映っていたらとんだグロ動画だったことでしょう。
部屋汚すぎ問題
前述の通り机の上を撮影するのですが、もし机の上に何かが置いてあると受験開始前に片付けるように指示されます。
引っ越してからというもの、年末ですら放置していた机。物を一掃するのはかなりきつい。
汗だくになりながら片付け(というか床に落として)ると、さらに部屋の映っている範囲も片付けるように言われます。
これはもちろん全てを片付ける必要はないのですが、物が多すぎて担当者がどれを指しているのか分かりませんでした。
「あの黒いものはなんですか?」と言われても、映っている範囲にはゲーム機、壁掛けの部屋のリモコン、スマホの充電器などがあり、いちいち画面上に掲げて説明するのも大変です。
(最初からしまっとけという話ですが、個人的感覚では片付いてたほうなんです...)
接続切れ怖い問題
チャット中に10分くらい返信がないことがありました。
初めてのリモート受験だったのでこういうときどうしていいか分からず、待つべきか、一度ブラウザを閉じて再入室べきかとソワソワしていました。
サポートに連絡する的なボタンはありましたが、特に反応なし。
結果的には10分くらい待っていると返信がきたので一安心でした。
よっぽどの時間が経たない限りは、返信が途絶えても待っていたほうが良さそうです。
俺みたいになるな
普段遊びで使っている私用のPCで受験しようとする場合、ブラウザやサウンド周りは気をつけないと本番慌てることになりそうです。
最も快適なリモート受験環境を得たいなら
- 比較的ハードウェアがまともなノート PC(Macbook、Surface など)
- 素に近い Chrome
- 物が少ない、普段使ってない部屋
で臨むのがいいんじゃないかなーと思いました。
(というか可能ならテストセンターで受験するのが一番楽そう...)
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