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GoogleCloud(GCP)でWEBサイトを作る その1

2024/03/16に公開

WEBサイトを作るにあたりGCPの無料利用枠(できるだけ)を使ってWEBサイトを作った時の手順をまとめました。
その1ではVMマシンでWEBサーバを建てて、インターネットからHTTPでアクセスするところまでを記載します。

使用したGoogleCloudサービス

  • Compute Engine
  • Cloud DNS
  • Cloud Domains
    その他
  • AWS Route53

Compute EngineでVMマシンの作成

ComputeEngineの無料利用枠の範囲内でVMマシンを作成します。

  • 名称:任意
  • リージョン:us-west1
  • ゾーン:任意
    無料利用枠の場合、リージョンは「us-west1、us-central1、 us-east1」から選択する必要があります。
    日本国内からの利用を想定しているため、地理的に最も近い「us-west1」を利用しました。
  • インスタンスタイプ:e2-micro
  • ディスクタイプ:標準永続ディスク 30GB
  • イメージ:Ubuntu 22.04 LTS x86/64
    イメージは慣れていたUbuntuを選択しました。
  • ファイアウォール:HTTP/HTTPS/ヘルスチェックを許可
    WEBサーバとしての利用を想定しているため、HTTPとHTTPSとトラフィックを許可します。

作成してステータスが問題ないことを確認します。

GC無料利用枠の参照:
https://cloud.google.com/free/docs/free-cloud-features?hl=ja#compute

VMマシンに静的IPアドレスをアタッチ

VMマシンに割り当てられたパブリックIPアドレスは、VMマシンを再起動するたびにIPアドレスが変動するため、IPアドレスを固定化(静的IPアドレス)する必要があります。

IPアドレスの設定画面から、先ほど起動したVMマシンの外部接続用として設定されているIPアドレスを「静的IPアドレスに昇格」します。(名前や説明は任意です。)

VMマシンにapacheをインストール

VMマシンのSSHを選択して、SSH接続します。

VMマシンが起動されたら、Updateとapacheのインストールを実行します。

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install apache2

apacheはインストール後に自動で起動されているので、動作確認します。

sudo systemctl status apache2

デフォルトだとVMマシンを再起動するとapacheが起動されていない状態になるので、VMマシンを起動するたびにapacheを自動起動するように設定しておきます。

sudo systemctl enable apache2

インターネットからWEBサーバにアクセス

ブラウザからVMマシンの外部IPアドレス(静的IPアドレスに昇格させたもの)にアクセスし、apacheの画面が表示されるか確認します。
この時点ではSSL証明書を発行していないため、httpsではアクセスできません。

http://{VMマシンの外部IPアドレス}

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