[Mac]ターミナルの表示変更
〜この記事について〜
所要時間:10分
内容:Macのターミナルの表示方法を変更する方法が分かります!
対象:開発初期の方にもわかるように各コマンドの説明もしています!
個人開発ではMacを使用しているのですが、標準設定ではMacのターミナルに本名が表示されると思います。
そこで、ターミナルの表示内容を変更しようと思います。
調べた限り、PS1という環境変数を更新するとよさそうです。
まずは、以下のコマンドで使用しているシェルを使用しましょう。
(Macならbashかzshだと思います。)
echo $SHELL
私の場合、bashが表示されました。
<自身のユーザ名>:~ <自身のユーザ名>$ echo $SHELL
/bin/bash
上記参考記事に以下の記載があったので、ホームディレクトリで.bashrcを編集すれば良いようです。
プロンプトを変更するには、ホームディレクトリ (~) の.bashrc
を編集します。
全ユーザの設定を変更したい場合は /etc/bashrc
を編集します。
※zshの場合は、 .bashrc
ではなく .zshrc
を編集します。
.bashrc
が存在するか以下のコマンドで確認しましょう。
以下のコマンドを実行することで、ホームディレクトリ(~)に存在する隠しファイルを含むbashがつくファイルを表示しています。
※「ls -a ~ | grep "bash"」をターミナルにコピペして実行すればOKです!
$ ls -a ~ | grep "bash"
.bash_history
.bash_profile
.bash_sessions
.bashrc
を作成していないことに気づきました。。
touch
コマンドを使用してホームディレクトリ空の.bashrc
を作成します。
※以降では、読者の方が混乱しないように明示的にディレクトリを指定しています。
※既に.bashrcが作成済みの方はtouchコマンドは実行しなくて大丈夫です。
<自身のユーザ名>:~ <自身のユーザ名>$ touch ~/.bashrc
そして、再度lsコマンドでファイルが作成されているか確認しましょう。
$ ls -a ~ | grep "bash"
.bash_history
.bash_profile
.bash_sessions
.bashrc
無事、.bashrc
が作成されていることを確認できました。
作成した.bashrc
をvi
コマンドで編集します。
$ vi ~/.bashrc
上記viコマンドを実行すると.bashrc
の内容が表示されます。
(touch実行直後なので空ファイル)
以下の内容を[command]+[V]でペースト後[:]+[w]+[q]+[Enter]の順に押下し、貼り付けた内容を上書き保存します。
※ペーストに失敗した方は[:]+[q]+[!]+[Enter]の順に押下すると、保存せずにviを抜けることができます。
export PS1='\w \$ '
.bashrcを正しく更新できているか確認するには、viewコマンドを使用すると良いです!
viコマンドはファイルの編集に使用するのですが、viewコマンドはファイルを読み込み専用モードで確認するため、誤ってファイルを更新することを防げます。
以下のコマンドで.bashrcの中身が確認できます。
[:]+[q]+[!]+[Enter]でviewモードから抜けることができます。
<自身のユーザ名>:~ <自身のユーザ名>$ view ~/.bashrc
最後に以下のsourceコマンドで変更した.bashrcの内容を変更させます。
正しく.bashrcが設定されていると、以下の二行目のように「ディレクトリ名+プロンプト($)」とシンプルな表記に変わります。
<自身のユーザ名>:~ <自身のユーザ名>$ source ~/.bashrc
~ $
注意点
上記の設定だけでは、新しいターミナルを開く度にsourceを実行する必要があります。
対策として、.bash_profile
に以下の設定を入れておきます。以下の設定を行うことで、ターミナルを開いた際に都度bashrcが読み込まれるようになり、常にユーザ名を省略する形でプロンプトが表示されるようになります!
viで以下の設定を入れて上書き保存しておきましょう。
~ $ vi ~/.bash_profile
実際に.bash_profile追加する内容は以下です。末尾に以下の内容を追記してください。
source ~/.bashrc
設定変更後、ターミナル上で[command]+[T]で新規ターミナルを開いた時に表示が「ディレクトリ名+プロンプト($)」になっていれば設定完了です!
今回はターミナルの表示方法を変更する方法をご紹介しました!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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