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ソフトウェアの重力が我々を追いかけ続ける
制御できなくなったソフトウェアを事象の地平面に例えた文章がある。
たしかにソフトウェアには重力があり、制御不能になったソフトウェアは重力で自壊しブラックホール化する。たとえば一般論として、
- 機能が多すぎて責務の限界を超える
- セキュリティの大穴があき、対処に追われ、新規開発どころではなくなる
- デプロイするたびにまあまあのエラーを頻発し、ユーザー満足どころではなくなる
自壊を避けるには様々な方法で全力を尽くすしかない。
- そもそも巨大化しないようにする
- 重力で自壊しないよう抜本的にメンテナンスし続ける
- 細かい別天体に分ける
- ただし、適切な別天体化を行わないと、それ自体が制御不能な連星になる
他方、それには限界があるのではないか、というのもまた一つの事実としていえる。
長く続いたものが自壊する現象は分野を問わず多く見られる、同様ソフトウェア開発の自壊も必然のものではないか?
- ソフトウェアが軌道に乗るタイミングは読めない
- すると、どこかで必ずあるべきではない設計論のエンジニアや雑なコードが混じる
- そして、その程度で混じるものなのであれば、必ず混じるものなのではないか
それでもそれぞれの立場でやることをやる方がいいと考えた。
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